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名人戦は、稲葉八段がキレ味するどい攻めで先勝。
佐藤名人が、封じ手のあたりで指しにくさを感じていたというのは、ちょっとレベルの高すぎる話で、僕には理解できませんでした。
観戦記や将棋世界での解説待ちですね。

早い終局はいささか残念でしたが、第2局以降の熱戦に期待しましょう。
昨年のこの時期、佐藤八段は大きな連敗中だったところから、第2局を境に羽生名人を4タテしたのは記憶に新しいところです。

 

昨日の中継局では、棋聖戦の2局がいずれも両者1分将棋の大熱戦で、見ごたえある好局でした。
こちらは決勝トーナメントなので、後日産経新聞に観戦記が掲載されるはずです。
ちなみに、今日も土曜日ながら同じく棋聖戦の中継があり、この1局で、ベスト4が出そろうようです。

ところで、どういう内容の将棋が観ていて一番面白いか?ということはよく考えます。
やはり、序盤の早い段階で戦いになり、そこから形勢がずっと揺れ動きながらも均衡が取れている、どちらが勝つか分からない、そんな展開が一番観る側にとっては面白いでしょう。
また、指している方からしても、こういう展開は一番気が抜けず、苦しみながらもどこか楽しんで指せていると思います。
昨日の郷田ー永瀬戦は矢倉、斎藤ー木村戦は横歩取りで、いずれも早い段階で前例のない戦いになり、そこから長手数のねじり合いが展開され、観戦者にとっては一番面白い展開だったように感じました。

 

リンクを3つ。
先日の電王戦の観戦記が公開されました。
佐藤慎一五段は、4年前の電王戦で、初めてponanzaに敗れた棋士です。
彼らしさのよく出た、思いの詰まった文章だと思いました。

合わせて、ponanzaの山本一成君の連載もご紹介。
AIが人智を「どうやって」「どのように」超えていくのか、は言うまでもなく、今後の人間社会の大きなテーマです。

続いてこちらのニュース。
人気ニュースアプリ「SmartNews」に将棋チャンネルが登場
これはたぶん、けっこう画期的なニュースだと思います。

と言っても、正直なところ自分もよくわかっていないので、とりあえずダウンロードしてみました。
僕もまあ、そういうレベルの人です。だから、勉強しています。
最近の将棋連盟のウェブ戦略を見ていると、まず第一にスマホ対応と、それに加えて各媒体で多く取り上げてもらう点を、重視しているように見えます。
(あくまで僕の理解なので、100%正しいかは分かりません)

たとえばヤフーニュースやヤフトピに、以前より将棋のニュースが多いなあと感じている人は多いと思います。
ひとつ一つは、小さな努力ですし、もちろん単純に話題が多いということもあるわけですが、トータルとして将棋の記事が増えることは、とても喜ばしいことです。
「将棋」というものを広報する(広く報じる)ことが、将棋の普及につながるはずだからです。

今回の連携で、またひとつ、将棋に興味のなかった層の新規参入のキッカケが増えたと、今後に期待しています。

 

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