名人戦

名人戦は2日目に入りました。
本局は超スローペース。
相居飛車の力戦としか表現しようのない、あまり前例のない戦いになったので、無理もないところでしょう。
お互いに、苦しくも楽しい長考合戦だと思います。

ところで、本局は「その他の戦型」ではなく「相掛かり」に分類されるみたいです。
しばらく前から、「本日の対局」の欄に、自動で戦型が表示されるようになったのですね。
(※仕組みはよく知りません)

10時すぎの画面です。
ユーザーからの要望があって、対応したと聞いた記憶があります。
こうやって日々、いろいろと改良に努めているのですね。

ところで、名人戦の将棋の出だしは、「矢倉模様」と言って良いでしょう。
ところが後手が飛車先交換を許す趣向に出て、受けた先手が横歩を取ったので、そういう意味では「横歩取り」かもしれないなと思いました。
でも、出てきた答えは「相掛かり」なんですよね。
5手目▲7七銀までの将棋から、相掛かりになった将棋というのは、過去には皆無なのではないでしょうか。
まったくもって、最近の将棋はわけが分からず、面白いですね。

現局面は、後手十分だと思いますが、そうだとすると横歩を取ったのがイマイチだったということになるのでしょうか。
感覚的には、それは不思議なので、つまり自分の感覚を、修正していかないといけません。
身体に染みついたものを変えていくのは、容易なことではないですが、最近は毎日こうやって観戦して、いろいろな将棋をそれこそ浴びるように摂取しているような状態なので、案外気がつかないうちに変わっていくかもしれません。
もともとこだわりは少ないほうだと自分では思っているので、うまくバランスを取りながら、やっていきたいと思っています。

昨日のマイナビ第2局は加藤女王の快勝でした。
最近の彼女の将棋を観ていると、急に調子が上がってきたように見えます。
いい波にうまく乗るのも、タイトルを多く獲得する秘訣なのでしょうね。
次局は挑戦者の巻き返しにも期待したいと思います。

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