歩頭桂

藤井四段フィーバーもひとまずは一段落と思いますので、通常営業に戻って(?)昨日のモバイル中継の話。
ただ、スクショ上げようと思ったのですがスマホを変えたために操作がうまくいかず・・近いうちにできるようにします^^;;

棋王戦の郷田ー永瀬戦、70手目の△2六桂はなかなかお目にかかれない類の妙手で、印象に残りました。
この手は
・自分の歩を相手陣に進める
といういつもの効能のほかに
・相手の飛車の利きを弱め
・歩を入手する
という一石三鳥の一着だったようです。

戦型は横歩取りと相掛かりとヒネリ飛車の中間みたいな感じで、何度も書いていますが最近はこういう分類の難しい将棋が増えました。
そこでこういう(部分的な)新しい手筋が出てくると、覚えておかなくてはと思わされます。

歩頭桂の手筋は通常だとこの記事の第4図みたいな形が多いです。
△8六桂▲同歩△同歩、と歩が進んだ形が、相手の囲いに直撃する大きな拠点になるという狙いです。
なので玉から遠いところでの歩頭桂は、かなり珍しい印象です。

昨日のもう1局の石川ー高野戦(竜王戦)でも、この手筋が登場していました。(79手目)
迫力ある攻めでしたが、本局の場合はわずかに駒が足りず、切っ先が届かなかったみたいですね。
プロの将棋は総じて紙一重です。

 

最近は将棋の勉強とブログ書きのほかに、テレビを観ている時間が増えた気がします。
言うまでもなく、棋士が多く地上波に登場しているからです。
しばらくは続きそうなので、他の棋士がどんなことを話しているか、将棋界がどんなふうに取り上げていただいているか、注目していこうと思います。

昨日の昼間は所用あり、出かけていたのですがあまりに暑い一日でまいりました。
いよいよ本格的に夏という感じです。そういえばもう今年も半分過ぎたらしいですし。
いずれにせよ、毎日だらけずにしっかり生きていこうという気持ちは変わりません。
基本的には家にいることが多いわりに、時間はいくらあっても足りなくて、ありがたいことですね。

今日の中継は竜王戦の決勝トーナメントと、朝日杯。

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