雑誌の話など

このブログでも何度も書いている通り、最近は本当に将棋界の話題が豊富で、相変わらずいろいろと幅広く取り上げていただいています。
ここ最近はダイヤモンド(経済誌)、ナンバー(スポーツ誌)、GQ(ファッション誌)、と直接には将棋と関わりのない世界の雑誌で、大型の将棋特集が続きました。
全部は追えてないとは思いますが、気づいた範囲でできるだけ目を通すようにしています。

GQの佐藤名人と山本一成君の対談は、ウェブ上に動画もアップされていました。
この対談の中で、「2017年のponanzaはそのうち人間に負けるかもしれない」というような話が出てきて、たとえ話としてバックギャモンの世界の例が出てきます。
この話は僕自身もいろいろな人と(たぶん一成君とも)話したことがあって、おそらくそうなるであろう、という未来の一つです。

数年前の電王戦で菅井五段(当時)が電王戦に出たとき、「10年後は人間のほうが強いと思う」というPVが話題になったことがありました。
似たような意味合いもあったのではないか思います。
実際、当時の習甦に彼は敗れ、その後夜を徹したリベンジマッチでも敗れたわけですが、いまやれば勝つのではないかと、最近の彼の充実ぶりを見ていると思うことがあります。

電王戦のソフトはたぶんそのまま保存されているはずで、それは再現性の確保という意味合いもあったと僕は理解しています。
つまり、いずれ人間の進歩を分かりやすく検証する機会が、訪れるかもしれません。

 

昨日の注目の一戦は、菅井七段の完勝。
本局も、うまくさばくものだと感心するしかない、見事な指し回しでした。

藤井四段、中学生タイトルホルダーになるチャンスはあと1棋戦(棋王戦)のみ。
というのが報道の中心のようで、さすがにいくらなんでもそれは難しいのではと思うのですが、世間の期待ももちろん分かります。

プロは何より将棋の内容に注目していて、この将棋も完敗と言っても大きな悪手があったわけではないので、評価が下がるようなこともないでしょう。
次の順位戦も、その次も、引き続き注目ですね。

昨日も書きましたが明日、連盟近くの「レンタルスペースさくら」にて、指導対局をします。
千駄ヶ谷ふれあい将棋ひろば(指導対局、ビギナーズセミナー、奨励会にアタック!)
ぜひ、いらしてください。

業界誌である将棋世界の話題は、また明日にでも。

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