最近の注目局など

昨日東京に帰ってきて、今朝は3日ぶりにPCを開いて最近の記事などをチェック。
旅先でも対局だけはモバイル中継で観ていますが、そのほかの話題はスマホでは見ていないことも多く、ブログもごく短い更新にしました。
今日から通常営業に戻ります。

田中さんが将棋怪童 村山聖杯(中国新聞)
彼は2度目の優勝で、決勝戦も安定した内容でした。

259名の参加は過去最高で、実は昨年の213名も過去最高だったので、今後なかなか越えるのが難しい人数でしょう。
また、全国規模でない大会としては相当な数字だと思います。
昨今の将棋ブームが、はっきりと数字に表れました。

王位戦第3局は羽生王位が一番返して1-2に。
菅井七段の指し回しはなんとも大胆だなあとずっと驚きながら見ていましたが、さすがに無理があったようですね。
とはいえ毎局あまり例のない面白い将棋を見せてくれて、楽しい限りです。

ただ羽生王位はこの白星をはさんで棋王戦と王将戦は負け、年明けのタイトル戦出場はなくなりました。
棋王戦で羽生先生を負かした及川六段はC2順位戦では不振だったり、戦国時代の様相ですね。

昨日の王将戦は、86手目で攻めの手番が回ってきたところでは、羽生先生のほうに勝ちがあるように見えたのですがどうだったか。
この直後、▲5五馬と引いてその馬を取らせている間に寄せるというのは見事な組み立てで、あそこから三浦九段が勝ちになった気がします。
さすがの終盤力で、やっぱりトップ棋士はすごいものだと改めて思いました。

王将戦では、一昨日の松尾ー阿久津戦も面白い終盤戦で、見ごたえある一局でした。
こういうときはできるだけ自分の頭でも深く考えてみようと思うのですが、面白い将棋が多くてなかなか追いつきません。
でも楽しくて良いことだなと思っています。

C2順位戦は8人が3連勝で、うち3人が初参加。
1人は注目の藤井四段で、あと2人がフリークラスからの昇級組。
藤井君への注目はもちろんとして、今泉さんと佐々木君にも、個人的にはかなり注目しています。
ちなみに佐々木大地君は怪童戦の優勝経験者で、長崎の離島からはるばる来たということでよく覚えています。

高見ー藤井戦は、矢倉の急戦形で一度は4二に引いた角が、3三~1五~2四と大活躍したのが印象的でした。
「藤井四段の将棋は角を使う手に特徴があります」と杉本七段が先日の将棋世界付録で書かれていたばかりで、本局を見てもたしかにその通りですね。
矢倉の将棋で、こうやってラインを変えながら攻めるのはかなり珍しいと思います。

今日の中継は京急将棋まつり最終日より3局。
加藤ー神谷戦、たぶん戦型は四間飛車vs棒銀になるんだろうと思いますが、盤外ではどんな戦いになるんでしょうね(笑)

 

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