深谷名人戦

昨日は日帰りで、表題の大会にお招きいただいておりました。
朝7時に家を出て、夜は帰りが9時頃でしたのでなかなかハードな一日でしたが、おかげさまで楽しく過ごさせていただきました。
お世話になった皆様、どうもありがとうございました。

地域の将棋大会なので、地元の方が中心だろうと思っていたのですが、遠路はるばる参加されている強豪の方もけっこういてびっくり。
世話役の方々のご厚意で、賞品等とても豪華な大会のようでした。
いわゆる「観る将」が増えている昨今ですが、今回は指した感じ(棋力を問わず)地元の参加者もけっこう大会慣れしている方が多い印象で、これは地域性もあるのかなと思いました。

ちなみに優勝は有名強豪の田尻隆司さんでした。
田尻さんは大学時代に広島におられたので、僕は子どもの頃に二枚落ちで教わったことがあります。
もう30年も前のことなので、以来いまだにアマ棋界の一線で活躍されているのはすごいですね。
そんな縁もあって、優勝の賞状をお渡しするのは、ちょっと感慨深いものもありました。
世代を越える、世代をつなぐのは将棋の素晴らしい点のひとつです。

 

一昨日の土曜日に叡王戦の本戦が開幕。
この将棋は終盤で大きなドラマがあったようですね。
「15時開始の持ち時間3時間」という時間設定は、勝負どころをゴールデンタイムを持ってくるという点がまずひとつ。
あとは夕食休憩を挟むことで、近年のキラーコンテンツである「将棋メシ」にもフォーカスするという意味もあるのかもしれませんね。

以前から、対局時間はできるだけ観てくれるファンのために、柔軟に考えていくべきと思っていたので、歓迎すべき変化だと思います。
ひとつひとつは地味でも、将棋界もすこしづつ変えられるところ、変えるべきところは変えていく姿勢の表れだと思っています。
ただ指すほうにとっては慣れないことではあるので、コンディションの調整はそれだけ大事になりそうですね。

昨日、日曜日は倉敷藤花戦の第2局があり、里見さんの防衛。
相変わらず強いですね。

彼女が三段リーグと並行してタイトル戦を指すことも、残り少なくなってきました。
いま、どんな気持ちで将棋に向かっているのか、それは本人にしか分からない世界です。
だから何、ということは僕には言えないんですが、ただ事実として、ふと書き留めておきたくなりました。

今日はこれから練習将棋を指しに出かけてきます。

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