再び昨日のこととか

昨日ちらっと書いた件、さっそく連盟HPに上がってました。
木村草太氏に三段免状を授与
僕の撮った写真が掲載されたのはたぶん初めてで、今後もまずないでしょう(笑)

前にどこで書いたか話したか忘れましたが、以前草太先生が囲碁将棋chのお好み対局に出演されるときに、二枚落の定跡形からコンピュータを相手に対局して、勝ち切れるように練習した。という話を聞いてびっくりしたことがありました。
この勉強法は、たしかに間違いなく強くなります。
なんせコンピュータはただ強いだけでなく、下手のミスを見逃さないし、突然思いもつかない手をやってくる。
いわば「忖度」のない相手ですので。
ただ、強い精神力を要する特訓だと思いますので、これを読んで真似してみようと思った方は、どうか自己責任で・・・。

先生にはこれからも憲法界だけでなく、将棋界と、あとソウタ界(?)のためにも、今後もご活躍いただければと願っています。

 

朝日杯の名古屋対局を横目に観ながら、久々に中継の話題を。

昨日の久保ー稲葉戦はすごい将棋でした。2人ともとにかく粘り強いので、序盤を見て長そうだなとは思いましたが、200手超えとは。
また一昨日の羽生ー佐藤戦も大熱戦。
2局とも穴熊側が敗れたというところが共通でしたね。

A級順位戦はこの2局で、いっそう混戦になりました。
豊島八段がこの先ひとつでも敗れると、挑戦ラインが3敗まで下がることになります。
もしかしたら4敗でのプレーオフということも、あるかもしれませんね。

竜王戦の中田ー藤井戦、△5五歩はけっこう衝撃的な新手でした。
おそらく周到な準備があったのでしょう。
相手に合わせた研究もしているということが、この1局で示された。ということになるのではないかと思います。

あと昨日は竜王戦の阿久津ー豊島戦はかなり短手数での決着。
いっぽう王位戦の松尾ー郷田戦は200手超えの大熱戦で、こちらのほうが終局はだいぶ遅かったみたいです。
一見対照的な2局ですが僕には大きな共通点があるように感じていて、それは「定跡形ぽい出だし、からの不定形」であるという点。
これがここ数年のトレンドになるのではないかと、最近よく思っています。
そんな視点で、序盤の戦型選択の変遷を見てみるのも、面白いのではないでしょうか。

では今日はこのあたりで。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です