将棋世界寄稿余話など

何度か書きましたがいま発売中の将棋世界、カロリーナの勝局を取り上げていますのでお買い求めいただけると嬉しいです。
そして読むだけでなくぜひ棋譜を並べていただけたらと願っています。

なんでもない予選の1局が大きく取り上げられることは異例ですし、これだけニュースの多い中で4ページも割いていただいて、本当にありがたいことと感謝しています。

清水女流六段との対局が行われたのが1月19日で、直後に編集長とメッセージのやり取りがあり、実際に書いたのが2月7日頃のことでした。
直後にカロリーナはこの次の女流名人戦で相川さんに負けてしまったのですが、内容自体は変更せずそのまま載せてもらうことにしました。

中学生が名人に勝つのも驚いたけど、それと同じぐらいのインパクト・・のくだりはちょっとオーバーだったかなと反省していたら、そのまま藤井君が優勝してしまったのでまた驚きました。
ちょっとどころかだいぶオーバーだったなあと反省していますが、今後より大きな活躍をしてそれだけのインパクトを世間にもたらしてくれたらいいなと思っています。

あと清水女流六段が近年タイトルから遠ざかっていることはそのまま女流棋界レベルアップの象徴のように感じていて、内容を見てもらえると清水さんが出来が悪かったとかそういうことでないというのは分かってもらえると思います。
おりしも昨日は女流王位リーグの最終日で、清水さんは白組全勝通過を決めていますし、相変わらずトップを目指す女流棋士たちの壁になっているように見えます。
紅組のほうは渡部さんが同じく全勝通過で、初の挑決進出になりました。

 

あといくつか記事中の補足と訂正。
・20歳だった。と書きましたが正確には19歳と10か月ぐらいでした。これは気づいてたんですがあえてそのままにしました。彼女はなぜか年を聞くと「almost ○○」とひとつ上の歳を答えるのが常だったので。
・食事に連れていくとgood(おいしい)strange(変)ともうひとつ「interesting」(興味深い)の3通りでした。何か抜けていることは気づいてたんですが思い出せませんでした。
当時は食事に対する興味があんまりなかったようですがその後は徐々に変わっていきました。
・同じ問題をさっと解いてみせる、という課題の与え方がその程度一般的なのか。少なくとも彼女にとっては良い勉強法だったようなので、プロを目指すぐらい強くなりたい子が近くにいる場合は有力かもしれません。

彼女について書きたいことや紹介したいことは山ほどありますが、今後も機会はあるでしょうし本人も取材を受けたりする機会がたくさんあると思うので、今日のところはこれぐらいで。
本文中にも書きましたがこの将棋が全世界のSHOGIファンの励みになってくれたらと願っています。

春からは大学(院)を卒業していよいよ本格的にプロとしての生活が始まります。
これからもカロリーナの応援をどうぞよろしくお願い致します。

2件のコメント

  1.  日本人だと若くサバ読むのに、カロリーナさんは上にサバ読むんですか、不思議ですねぇ。
     欧米で当たり前なのか、文化の違いを感じて興味深いです。

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