世代考

昨日も書きましたが現在は自分の一回り下ぐらいの世代の層が非常に厚く、将棋界を盛り上げてくれています。

この一連のインタビューはすごかったですね。(リンク先は高見叡王)
将棋界・20代の逆襲(ライブドアニュース)

当たり前ですが同じ世代のライバル関係にある棋士同士でも、モノの考え方や将棋への取り組みは一人ひとり違って、将棋界はそのそれぞれの個性によって支えられている世界と言えます。
そして共通して思うことは、みんな自分について語らせれば本当はとても雄弁で、語るべきこと、語る言葉をたくさん持っているということ。
豊かな思考の発露を非常に興味深く読みました。
とても長いですが数行に1回ぐらいは刮目すべきワードが出てきて息もつかせぬ迫力がありますよ。

自分たちの世代の10年ぐらい前を思い返してみると、こんなにも世間から「棋士」という存在が注目を集めることはなかったですし、将棋界の中に限ってみても、こんなふうに取り上げてもらえることは少なかったように思います。
だから語る言葉を持っていても、語る機会は少なかった。
少なくとも、同世代の棋士の声をこういう形で読む機会は、あまりなかったように思います。

だから現在の状況はただ羨ましくもありますが、20代が活躍するのは当たり前の世界なので、後輩たちの活躍を横目に見つつ、自分に良い刺激になるよう心がけていきたいなというのが、30代半ばになった自分がいま、思うことですね。

「好き」に囲まれた棋士人生から伝えられること|プロ棋士から君へ
同世代の遠山六段の寄稿。

良くも悪くも20代のときと30代では棋士という職業に対する捉え方も変わってきて、こういう文章はそれなりにキャリアを重ねないと書けないのではないかなと思います。良記事でした。

彼とはもう10年来、お互いブログ仲間でウェブ上でもよく知った間柄なだけに、こういう改まった文章を読むのはなんだか新鮮な気もします。
最近は千葉さんが竜王戦で優勝したり、後輩世代ほどではないにしても同世代がそれぞれに活躍(健闘?)しています。
後輩の活躍が刺激になるのとはまた違った意味で、同世代の活躍は励みになります。
自分も見習って頑張っていきたいと思います。

棋士生活はまだまだ長い(つもり)です。
40代になった自分はまだまったく想像がつきませんが、20代の頃があって、いまがあって、その先があると思うので、気を抜くことなく、息の長い活躍ができるようにというのが最近よく思うことです。

そういえば今月は後輩との対局が続きます。
勢いに押されないように、30代の逆襲を目指しますよ。

2件のコメント

  1. 私は判官贔屓なのか、30代の発奮を一番楽しみにしています。
    もちろん片上先生も応援しています。頑張ってください!

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