旅行記

今日はこないだの四国旅行の話を。
明日かあさって、と書いたはいいけど他にもいろいろあって数日が過ぎてしまいました。

日曜日の朝、高知空港に飛んでそこから高速をまっすぐ北へ。
四国の高速は本当にずーーっと山の中なんですね。さすが森林面積割合第１位の県だけのことはある。
どこを見ても緑。分け入っても分け入っても青い山。

１時間半ぐらいで新居浜に着きました。
おじさんになったのはもちろん初めてですが、そういえば弟の家に行くというのも人生で初めてのことでした。
甥っ子が真ん中に座って、ホテルの個室で食事。これもまた人生初。
お昼すぎに家族と別れて、今度はまっすぐ西へ。

走ってたら松山将棋センターのそばを通ってびっくり。
看板を撮っておけばよかったのですがうっかりしていたので代わりにリンクを。
ちなみに席主の児島先生とは子供の頃に一度対戦したことがあるという間柄です。
明日は教え子の引っ越しのお手伝い、と言っておられました。師匠は大変です。

夜は道後温泉泊。
来たことはあったはずですがたぶん３０年ぶりなので、普通に定番の観光を楽しむなど。

翌朝はひたすら南へ。自分にとってはここから未踏の地です。
松山と宇和島って隣町の印象だったんですが１００km近く離れてるんですね。
子どもの頃から地図を眺めるのが好きな自分にとってこれはけっこう意外なことでした。

宇和島といえば闘牛ですが、開催されるのは年に５回だけとのこと。
歓迎してもらったものの普段は閑散としている様子でした。

このあと土俵に上がることもできました。
最近はスマホの性能が良いので僕もホイホイ写真を撮るようになったんですが自分の写真はあまり好きでないのでありません。

それと宇和島といえば鯛めし、で普通に美味でしたが、それ以上に太刀魚が超絶品でした。
「ほづみ亭」という店なんですがこれを食べるためだけに行く価値はありますね。
ただし食べ物の写真もヘタなのでありませんｗ

さてここから四国最南端の地を目指します。遠い。分け入っても分け入っても青い山、アゲイン。
この日は道中けっこうお遍路さんにすれ違ったのですがこのあたりはおそらく最難所ではないかと。
次の目的地まで１００kmぐらいありそうな山道を歩くってどういう気持ちになれるんだろう。ちょっと想像を絶する修業ですね。
興味のある方は３７～３８～３９番あたりの地図を眺めてみましょう。

足摺岬に着いたのは夕方でした。快晴。絶景。

僕はたぶんごくごくライトな「〇〇端」ファンだと思うんですが当然ながら行きにくい場所が多く、足摺岬もなかなかの遠さでした。
普通に考えて次の機会がない可能性が高い場所は、チャンスがあれば積極的に行くという姿勢でこれからも端を攻めようと思います。
端攻めを制する者は将棋を制す、かもしれないし、それはさておき人生の時間には限りがありますからね。

夜はそこから四万十市まで北上して宿泊。
吉永小百合さんの泊まった部屋でした。こんな偶然はもうないかもしれません。

翌日は四万十市から四万十町を目指して東に向かったのですが、この２つが隣接自治体というのはなんともややこしい。
また高知県内に「土佐」と名のつく自治体は土佐郡土佐町・土佐市・中土佐町・そして足摺岬のある土佐清水市、といろいろあるんですがこれらはすべて離れた場所にあります。
さらに四万十市は、中村市と西土佐村が合併してできたそうですね。土佐の国、いろいろと難易度高いよ。

ちなみに旧中村市といえば、師匠ではない方の森先生（けいじ九段）の出身地です。
この広い高知県内を回って普及活動に務められたのかと思うと頭が下がる思いがします。

雄大な四万十川にかかる沈下橋。川が増水すると橋が沈むから欄干も何もないのだとか。
この日は曇ってましたが雨に降られることはなく梅雨時にしては総じて天候に恵まれ幸運でした。

東へと向かう列車、じゃなかった車に揺られること２時間半、お昼頃には高知市内に戻ってきました。

高知城追手門、伝説の△２七同角不成はここで指されました。３年とすこし前のことです。

電王戦がきっかけの将棋ファンにとっては忘れがたい場所でしょうし、藤井君がきっかけで将棋に入った人だと知らない人もいるかもしれません。
比較的訪れやすい観光地なのでぜひ行くことをオススメします。

桂浜がまあまあうまく撮れました。

走行距離６００kmほどの四国西側の旅でした。
次の機会には東側に行ってみたいと思っています。