白星スタート

昨日の対局は後手番で引き角戦法を採用。
三間飛車に対して使うのは今泉さんが得意としているイメージがあります。


(画像は名人戦棋譜速報より)

図から△8四飛▲8八飛△7四飛▲7八飛・・を繰り返しての千日手。
この局面(もしくは2手前)で△4四角や、▲8八飛のタイミングで△7八歩、△6五桂、△4四角などいくつか打開の手段は見えるところですが形勢をリードするのは難しそうです。

直前34手目の△7五飛は苦心したところで、あのあたりは模様の良さを求めての仕掛けだったので千日手ではやや不満な気もしましたが、後手番なので妥当なところでしょうか。

夕方からの指し直し局ではめったにお目にかかれないようなきれいな居飛穴が完成して、おかげで指し方が分からなくなりました。
こういうのは実戦的な勝ちやすさはあってもそんなに大差というわけではないので、どういう気持ちで中盤に入っていくか難しいんですよね。
とりあえずビッグ4にしておくんだったか。次にいつ出会えるか分からないし。

41手目の▲7七角は小さなポカで△3三角のぶつけをうっかり。
もちろん千日手を含みにしての駆け引き、とかではないです。
この手を指さなければさすがに作戦勝ちだったはずですが、このあとはもう形勢互角のつもりで指しました。

中盤は自信のない局面も多かったですがうまく抜け出すことができて、77手目▲4四銀のところでは良くなりました。
その後もさんざん粘られましたがなんとか勝ち切ることができて良かったです。
指し直し局は反省点も多いので振り返りや図面はまた後日に。

開幕から1か月のうちに3局順位戦があるということは、3連勝すれば上を目指す戦いになりますし3連敗すれば背筋が寒くなります。
それだけに初戦の比重は大きいと思っていたので良いスタートを切れてホッとしました。
次も頑張ります。

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