新人王とか

またひとつ、最年少記録が更新されましたね。
対局が終わった昼下がり、大きなニュースにもなっていました。

将棋の内容がちょっとあっけなかったというか、早い進行だったのには驚きました。
研究が不発だったということなのでしょう。
藤井七段にとっても相手にあれだけ早く指されたことはあまり経験がないのではと思いますが、どんな展開にも動じないことが改めて明らかになりました。

角換わりの最先端の将棋は、プロ的には駆け引きが面白いのですが、見ていて何が起きているか分かりにくいところがあって、本局もいつどこで差がついたのか理解するのはなかなか難しいと思います。
それでいて、必ずどこかで華のある手が出るのが藤井将棋のすごいところで、本局も随所に、控室の予想とは違う好手が出ていたようでした。

 

同日、同じ関西での対局ということで羽生竜王のA級順位戦が4Fで行われていたのがちょっとした話題でした。
特に変わった様子もなく、将棋もいつも通り難解に指し回して、難解に勝っておられました。

羽生さんが語る平成の将棋とこれから
こちらNHKニュースのインタビュー記事なんですがまさにいつも通りの羽生竜王です。
いつも通りでありながら、それでいて常に変化を求めている、また変化を受け入れる準備があるところが、すごいところだと思います。
変な言い方になるんですが最近ようやく、羽生先生のすごさがすこし分かってきた気がします。
わりと若い頃から何事にも鈍いほうなので・・・

昨日の将棋は角換わり腰掛け銀の見慣れた出だしでありながらすぐに見たことない局面になって、ギアを落とすタイミング(たとえば39手目▲2九飛とか)と入れるタイミング(たとえば57手目▲3四飛とか)が印象深い一局でした。
と書くとこれまたいつもの羽生竜王なんですが、具体的にはやっぱり毎局違うんですよね。いやはや。

今日もA級順位戦が1局と、B1もあります。
毎日豪華です。

自分は中学校の指導日。
心機一転、次の対局に向けて頑張ります。

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