竜王戦週間終わる

昨日の菅井ー藤井戦は千日手指し直しで終局が日付をまたぐ激闘でした。
2人ともさすがの安定感で、2局ともミスの少ない好局だったように思います。

今週は毎日竜王戦の大一番があったわけですが特に大熱戦ぞろいの印象でした。
手数と残り時間のデータを調べてみると、やはり体感を裏付ける感じだったので紹介してみます。

5/23 5組決勝 126手 ▲1分△8分
5/24 2組決勝 101手 ▲2分△1分
5/26 6組決勝 157手 ▲1分△1分
5/27 3組決勝 165手 ▲19分△1分
5/28 1組5決 142手 ▲1分△10分
5/29 1組決勝 122手 ▲11分△63分
5/30 1組3決 81手 ▲2分△1分
5/31 4組決勝 94手 ▲11分△5分
(※千日手指し直し)

平均手数もやや長めですし、全8局中の6局では敗れた側が1分将棋にまでなっています。
昨日の将棋は千日手指し直しなので実質的には手数・所要時間ともに最長、という点も加味するとやはりかなりの熱戦続きだったと言えそうです。
大きな一番が必ずしも大熱戦になるかといえばそうとは限らないので、この1週間は本当に良いものが観れたと言えそうです。

それにしても藤井七段の長時間における勝率、安定感は本当にすごいですね。
竜王戦ランキング戦はいまだ負けなしとは。
これはすごい相当に話で、「デビュー以来〇〇」の掉尾を飾るような、破られることが考えにくい記録になるかもしれません。

夕休のある棋戦(竜王戦の他に順位戦と王座戦)の勝率は9割を超えているようで、クラスが上がってくれば多少下がるとは思いたいですが、ちょっと信じられないような状況が続いています。
今期の決勝トーナメントも注目ですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です