自動記録

昨日はまたビッグニュースがありました。
全然知らなかったので驚きました。
日本将棋連盟とリコーが「リコー将棋 AI棋譜記録システム」を共同開発
こちら連盟HPのリリースですが、もちろんリコーさんのプレスリリースのほか、NHKなどのニュースでも取り上げていただいていたようです。

映像分析で自動的に棋譜起こし、というアイデアはもちろん以前からあったのですが、当時は技術が追い付いていなかったり、費用面でもハードルが高そうで、導入したいものの難しいという状況でした。
記録係不足はもう10年ぐらい前からの深刻な課題で、これまでにもタブレットによる記録や、順位戦における持時間の実質短縮・2局取りなどの対策を講じてきましたが、根本的な解決のためには原則自動化することが最適解なのは明らかです。
ようやくこのような流れになったことは、本当に喜ばしいことと思います。
将棋界が長年お世話になっているリコーさんに支援していただくということで、棋士の安心感もありそうです。

将棋の棋譜を起こすのに本来、必要な要素は少ないので、昨今のAIの進歩を考えれば一見難しくなさそうに思えます。
ただ実際の対局現場では本来の着手と関係ない動きも予想される(たとえば盤面に虫が飛んできて手で追い払うとか、ホコリを払うために駒をすこしずらして拭くとか、いわゆる空打ちとか)ので、そういった「ノイズ」に対応できるかが技術的な課題でしょうか。
事前にありとあらゆる事象を想定して対応するというよりも、バックアップ体制を整えつつ、その場で対応することが望ましいと思います。
棋譜そのものは棋士の頭の中にもあるわけで、時間計測さえしっかりしていれば深刻なトラブルにはならないはずなので。

ところでリコーさん、昨日はこんなリリースもされていたようです。
ご自分たちと、将棋界の「働き方改革」を同時に発表するなんて、粋な話ですね。
(もしかしたらタイミングは偶然かもしれませんが)

将棋の「裏方」にもAI、リコーと棋譜の自動記録システム
こちらは日経ビジネスの記事。知人(というかギャモン仲間)のお名前が出てきてびっくりしました。そうでしたか。

まだ本格的な導入になるのはすこし先になるのだと思いますが、自分の対局で体験するのはなんだか楽しみです。

2件のコメント

  1. AIによる棋譜記録システムと関連しますが、二日制のタイトル戦初日封じ手の局面で今は記録係が手書きしていますが、これもタブレット画面を印刷すればいいのではないでしょうか

    1. たしかに、たぶん可能でしょうね。わざわざ搭載する必要があるかはわかりませんが。

青木 亮 にコメントする コメントをキャンセル

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