12/3 島九段戦

昨日に続いて、順位戦の将棋です。
前節でひどい将棋を指してしまい、自分にとっては崖っぷちの一戦。
戦型は、四間飛車銀冠vs居飛車穴熊。

▲6五歩△同歩▲8六歩まで。

夜戦に入り、たしか7時半頃の局面。
この▲8六歩は、イヤなところから動かれてしまった、の印象。
銀冠の急所を突いた攻めで、△同歩には▲4八角~▲8四歩~▲7五歩とされると先手の大駒が働いてきます。

しかしここで△5三角は、良いところに手が行きました。
直前で△6二角と5三から引いたばかりだったので、ためらいがあったのと、うまく戦機をとらえられた感があったので、指しているときは自信なし。しかし、振り返ってみるとこれで形勢も悪くなかったようです。

△5三角以下、実戦は▲4八角△6四角▲4六歩△8六歩▲8四歩△9四銀▲7七桂に堂々の△2八歩で、どうやら振り飛車ペース。
▲4八角では平凡に▲8五歩と取り込むべきだったようです。
このあたりの細かいやり取りは、一手一手が難しく、いわゆる「勝負所」でした。そこできちんと読めて、水準以上の手を続けられたのは幸いなことでした。

一局を通じてもうまく指すことができて、振り飛車党にとってお手本となるような内容だったと思います。
良い将棋を指すことができて、これならもうしばらくはプロとしてやっていけるかな、と思えました。

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