棋王戦、女流王位戦

昨日の棋王戦第3局は、渡辺棋王の快勝。途中からはずいぶん差がついて早い終局でした。
本局は戦型としては矢倉でしたがどちらかといえば不定形の将棋で、陣形のまとまりや主導権で形勢に差がつく現代将棋らしい内容だったと思います。

今日は女流王位戦の挑決が大きな一番。
伊藤さん・加藤さんとは今年はとちぎ将棋まつりでご一緒したんですがこの2人、本当に仲の良い関係のようで、これからも切磋琢磨していくことになるんでしょう。
いまの女流棋界は里見さんと西山さんが2トップで、そこにこの2人が割って入れるか、という状況です。

ちなみに今期女流王位リーグ、上位は紅白いずれも4-1並びで、直対の結果で優勝が決まりました。
王位戦・女流王位戦のリーグは数年前にプレーオフを生じさせない方式への制度改変が行われたため、最終日は他局の結果によって当人の状況が左右されることが増えています。
一長一短とは思いますが順位戦ともまた違う、リーグ戦の妙味が出ていると思います。
当日のモバイル中継のコメント欄に詳しく書いてありましたので、興味がある方はそちらをご覧いただき、結果と照らし合わせてみると面白いと思います。

では今日はこのへんで。

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