プレイバックとか

毎年楽しみにしている、将棋世界6月号の「熱局プレイバック」、今年は特に投票先に悩みました。
結果を見てみると、なんと投票した将棋がベスト10に1局も入ってなくてびっくり。近年では記憶にない出来事でした。
ただベスト10の将棋はどれもたしかに迷ったものばかりで、読んで納得の大熱戦、名局ぞろいです。

なぜそうなったのかというと、王位戦(第7局・最年長タイトル獲得局が1位)では挑戦者決定戦を選び、竜王戦(第5局・竜王名人誕生局が2位)では台風下の第1局を選んだことが大きかったです。
後者は選外の欄でコメントを使ってもらっていました。(もう1局、編入試験の将棋でも)
また前者はプレイバックのコーナーでは言及すらなくて驚いたのですが、別ページ、名局賞選考のところで記者の方が触れておられました。
棋士もファンの方も、悩んだ方がかなり多かったのではないかと思います。

ところで、名局賞の候補に挙がる将棋と、熱局プレイバックの上位は一致することもしないこともあり、今回に関しては1位は共通でした。
個人的には、「名局賞」は対局の背景や社会的なインパクトを重視したもので、将棋の内容に関しては二転三転よりも指し手の精度が高かったもの。
プレイバックは「熱局」なので舞台や背景も加味しつつも、長手数・深夜や秒読みの死闘などをより高く評価、という感じなのかなと思っています。
人によって多少考え方は違うと思うのと、名局賞は年によって数名の選考委員が変わりますし、正しいかは分かりません。

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今日は月曜日ですが公式戦対局はナシ。
モバイル中継では代わりに今期清麗戦で中継されなかった対局が配信されており、そちらで解説を務めました。今後も数局、順次配信予定とのことです。
今日の配信局は流行のelmo急戦で、アマチュアの方にも参考になりそうな将棋でした。ぜひご覧ください。

いまちょうど、ブログを書いていたら軽く揺れました。
最近、関東では地震が増えていますね。気をつけましょう。

では、今日も良い一日を。

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