竜王戦とか

昨日の竜王戦本戦、丸山九段が千日手指し直しの末に勝ち。
丸山九段といえば長考派・体力派のイメージですが、持ち時間の大量リードを活かしてあっさりと千日手に持ち込むなど、戦略的な面が目立ちました。
さすがの藤井棋聖もあの時間差ではキツかった、という感じだと思いますが、残り1時間を切ってからもわりと普通のペースで時間を使って考えるあたりが、相変わらずすごいものだと思いました。

あと最終盤、終わったというところで放たれた▲3一銀の王手には唸りました。
これで逆転に成功したら「△3一銀」と並んで印象に残る手になるかと思いましたが、丸山九段が強かったですね。
あれくらい完璧に指さないと藤井棋聖には勝てない、という感じなのだと思います。

もう1局は、藤井九段会心の指し回しでした。
角交換振り飛車らしい手作り、組み立て、さばき、そして寄せで、これぞ盤に並べたい将棋だと思います。

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昨日は東京五輪の開会式が行われるはずだった日。
ニュースで観たのですが、再起を期す池江さんのスピーチは、胸を打つものがありました。
戦うステージがなくなってしまったり、遠ざかってしまうことの痛みはいかばかりか、アスリートたちの気持ちはなかなか想像できないものがあります。

オリンピック開催の可否や是非はさて措くとして、一生懸命戦う人たちの喜びや幸せを願う気持ちは僕も強くありますし、また、それを新たにしました。
1年後、日本はどうなっているでしょうか。

2件のコメント

    1. 将棋辞書登録で▲と△が入っていますので。あまりこれで不便を感じたことがなかったです。

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