9月8日、日本将棋連盟は100周年を迎え、個人的にも怒涛のような1週間が過ぎていきました。
その前日・7日の土曜日は、2年に一度の、普及課でいちばん大きな普及会議がありました。
全国で活動いただいている指導者の方々から建設的な提言を多数いただき、活発な議論が展開されて自分自身もとても勉強になり、有意義な一日でした。
これからいただいた内容を精査し、すぐにできることは取り組む、あるいは時間をかけて検討する、といったフェーズに進んでいきます。
同日は三段リーグの最終日も行われており、また一人、弟弟子に当たる棋士が誕生しました。
新四段誕生のお知らせ
僕が言うのも何なのか、あるいは説得力があるのかよく分かりませんが、うちの一門は本当にエッジの利いた経歴の持ち主が多いです。
おそがぐち君には必ず医者になって二刀流を実現してほしいと願っています。
翌8日・日曜日、いよいよ新会館のお披露目式、そして帝国ホテルでの記念式典~お祝いの会でした。
お集まりいただいたファンの方々、スポンサー・関係者の皆様方に改めて感謝申し上げます。
自分の棋士人生にとっても非常に思い出に残る一日になりました。
帰宅後にひと通り目を通しましたが、報道でも多数取り上げていただけたようで、良かったです。
連盟からのリリースを2つ、貼っておきます。
日本将棋連盟 創立100周年の2024年9月8日に新将棋会館が完成「棋の音」は10月1日にグランドオープンいたします
実際の新会館の稼働は来月から、つまり事務局の引っ越しはここからが本番です。
ということで、式典が終われば、現会館での日常がすぐに戻ってきましたと。
さすがに月曜日はすこし休みましたが、火曜日からは連日出勤でした。
西山さんの編入試験の対局を仕事の合間にすこしだけ見たのですが、まったく震えのない指し回しに、普段通りの強さを感じました。
翌水曜日は公式戦の対局(朝日杯)がありました。
午前中の対局は不戦勝になり、
9/11 第18回朝日杯将棋オープン戦 片上大輔七段ー福間香奈女流五冠の対局について
午後の対局に勝って枠抜けとなりました。
こちらの対局はモバイル中継もあり、AI先生によると途中は形勢を損ねていたようなのですが、当人はそうとはつゆ知らず。
自分の体感としては、まずまずの内容の将棋が指せた気がしました。
朝日杯で二次予選を指せるのは2010年以来のようです。久々とは思いましたが、そんなにとは。
その後、木・金は会議が4本ずつあり、土曜日(昨日)は、準公式戦の対局(サントリー杯)がありました。
いわゆるイチコロで、午後はさっそくたまっていた仕事に充てました。
後でモバイル中継を見たら、結果的に優勝者(三浦九段)に1回戦で負けたという形だったので、まあそれなら仕方ないかという感じです。
今日はアマ名人戦の表彰式で浜松町に行きます。
おかげさまで、とても良い形で100周年を迎えることができたので、
101年目も良い年になるよう、引き続き頑張っていきたいと思います。