だいぶ間が空いてしまいましたが、先日の王座戦は、後手番で矢倉戦。
現会館で最後の対局、やはりここは相矢倉でじっくり・・と朝は思っていたのですが、途中で気が変わって雁木模様にシフトチェンジ。
中盤まではバランスを保って進み、終盤で一時抜け出したと思ったのですが、そこからミスが続いて残念な逆転負けでした。
△4八歩と飛車の横利きを止めた場面。
この手は△6九銀以下の詰めろ(▲8八玉は△7九角成、▲7七玉は△6五桂、▲6七玉は△6六金)で「一歩千金」かと思ったのですが、ここで▲5五銀が上記の△6六金を防ぎつつ、竜を4筋に利かしてぴったりの一手でした。
他の受けならば△6六桂~△4六角成のような感じで詰めろが続く形なのですが、これで後続がなく、負け筋に入りました。
指されてみれば盤上この一手なので、痛恨の見落としでした。
ただ、見落としはこの場面だけではなく、調べてみると他にもミスがたくさん見つかったので、結果は仕方ないかなという感じです。
今年は自分なりに一生懸命指せたと思うのですが、年末に入って失速してしまい、有終の美を飾ることができずとても残念です。
正直なところ、今月だけでも3回出張が入っていたりとか、このところちょっと忙しすぎました。
特別な因果関係はないし、そもそも仕事が忙しいのはありがたいことでもあるのですが、とはいえスケジュール管理や体調管理ももうすこししっかりしないといけないと思いました。
来年からの新会館での対局ではまた心機一転、集中して良い将棋を指せるように頑張っていきたいです。