NHK杯と、今年度総括

来週から開幕する、NHK杯の予選結果が公表されました。
自分は1回戦で勝又七段との対戦になり、なかなかお目にかかれないレベルの大逆転負けを喫しました。
戦型は後手番で矢倉vs雁木の急戦形。


終盤、銀取りに歩を突かれた場面で、△5七歩成▲4四歩△6七となら相手玉は詰めろ、自玉はまだ大丈夫なのでかなり明快な一手勝ち。
と読んでいたのですが、そこまでしなくても良い形勢と判断して相手をしたら、ここから攻めの手番が回ってこなくなってしまいました。

△4五同銀左が致命的な悪手というわけではなくて、逆転したのはこの後も大きな悪手を重ねた結果なのですが、将棋はやはり踏み込むところで踏み込まないといけないと改めて思いました。
この局面より前にも大きな悪手がいくつかあって、いくら30秒将棋とはいえ、信じられないようなひどい将棋で、さすがに落ち込みました。

ただ今年度のトータルとしてはわずかながら勝ち越すことができたし、羽生先生・佐藤康光先生と対戦することができるなど、比較的良い年だったと思います。
30秒将棋がひどいだけでなく相変わらず竜王戦が勝てないとか、いろいろ問題点もありますが年間を通して、どの将棋も一生懸命対局することはできたので良かったです。

将棋連盟全体としてもまもなく100周年の年度が終わり、101年目に入っていきます。
来月からもすべての対局を集中して指せるよう、頑張りたいと思います。

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