先日の竜王戦は、先手番で相掛かり。
序盤は現代風に進めているつもりが、気がついたら陣形がバラバラで、勝ちづらい展開にしてしまいました。
図は夕方頃の局面。
▲８六金と歩を払ったところ。△８八歩（▲同角は△８六角）に▲７五歩と切り返すつもりで、直前にいろいろ利かしを入れたのですが、ここで△３六歩▲同金△３五歩をうっかりしました。
金銀どちらで取っても（実戦は▲同金）△８六角▲同角△７六飛で十字飛車。
プロの将棋でこんなにきれいに技が決まるのは珍しいです。
さすがに途中で気づいたものの、その時点では回避できなくなっていました。
全然ダメにしてしまったかと思ったのですが、△７六飛に対して▲６四角打とつないでみると見た目より難しかったのは幸運でした。
以降も苦しい形勢が続きましたが、夜戦に入って時間切迫の中でチャンスが生じ、幸運な逆転勝ちでした。
担当部署から大きなニュースをひとつ。
将棋界初 海外在住・外国籍将棋普及指導員誕生のお知らせ
オンラインでいろいろなことができるようになったおかげで、このようなことも可能になりました。
これからも外部環境の変化を普及活動に活かして、こうした取り組みを広げていきたいと思っています。