先日の対局は、後手番で相掛かり。
序盤からシンプルな棒銀を前に、駒組みに悩む展開。
全体的に自然な手を続けたつもりでしたが、うまく攻めをつながれてしまい、完敗でした。
中盤以降はチャンスらしいチャンスの少ない将棋になってしまった気がします。
残念ながら久々の枠抜けはなりませんでした。
このあとも竜王戦、順位戦と、勝ちまくっている後輩との対戦が続きます。
そして対局の翌日が総会でした。
既報の通り、クイーン白玲獲得で棋士になる権利が得られる新制度など、議案はすべて可決されました。
この日で退任となる羽生会長も、ホッとされたのではないかと思います。
退任後の会見ではとても晴れやかな笑顔でした。(あとでニュースで観ました)
2年間、本当にお疲れ様でした。
この日は例年より多くの議案が予定されていたので、長い一日になると想定して臨み、実際にもそうなりました。
その中で濃密な議論が多く交わされたことは良かったと思いますし、将棋界の新たな船出にふさわしい、充実した総会だったと思います。
また総会後の理事会で、清水女流七段を新会長に選出しました。
昨年の100周年・新会館建設等を経て、101年目に初めての女性会長が誕生したことになります。
昨年も、一昨年も感じたことですが、将棋界の歴史の重要な場面に立ち会えたと思うと、感慨深いです。
再任からの2年間は普及推進部を(途中から分離して店舗事業部も)担当して、主にアマチュアのプレイヤーや指導者の方々や、観る将の人々に関わる部分を手掛けてきました。
今後は総務担当ということで、主に管理部門を担うことになります。
部署は変わっても引き続き、将棋界の発展に力を尽くしていきたいと思います。