最近の中継

ギャモンの大会期間中は、けっこうスケジュールもハードなので、モードが切り替わるのですがモバイル中継だけは欠かさず観ています。
海外旅行中でも観ていますし、本当にありがたいツールになりました。

一昨日は新人王戦3番勝負の第1局。
この大舞台で戦型は、やはり、の雁木。
増田四段はかなり熱心に指し続けていて、ファンの間では書籍刊行を望む声もけっこうあるとか。

本局は佐々木四段も同じ形で対抗して、相雁木になっていました。
2年前ならまさか、の戦型ですがいまではむしろ当然という気さえしてしまいます。
人間の「慣れ」という能力はたいしたものです(?)
子供時代の僕たちは、ちょっと時代を先取りしすぎていたのだなあ。

増田四段は森下九段門下、佐々木四段は深浦九段門下ということで、二人はいとこの関係になるのですね。
同門対決以上に珍しいかもしれません。
2人ともデビュー以来ずっと高勝率なので、今回の勝負はかなり大きいですし今後も対決が続くのでしょう。

昨日は土曜日ながら、王将リーグが1局と叡王戦九段戦で、3局の対局者5人が全員タイトル保持者もしくは経験者という超豪華な一日でした。
中でも現・前の会長で対戦となった佐藤ー谷川戦は、両者和服で臨まれたようで、視聴者もさぞ満足されたのではないでしょうか。
その美しい絵だけでも、ニコ生のタイムシフトでご覧いただけたらと願います。

このお二人の対局風景を観ていただけたら、きっと将棋の文化的な美しい側面が、伝わるのではないかと思いますので。
そういう機会が身近にあるというのは、本当に便利で素晴らしい世の中になったものですね。

abemaTV将棋チャンネル・魂の七番勝負は第2局まで放映が終わりました。
今後も土曜日ごとに順次放映されていくようで、来週は注目の藤井四段が登場。
今回は前の七番勝負とは違って、モバイル中継はないようですね。

今日は白瀧あゆみ杯の決勝戦。

 

今日から王位戦

将棋ではなく、バックギャモンの話題です。

この3連休は久々に大会に参戦します。
理事在職中はお休みと決めていたので、国内大会への参加はたぶん5年ぶりだと思います。

ギャモンは覚えてから15年ぐらいで、けっこう長い趣味になりました。
かつてまだ覚えて日が浅い頃に、一度だけこの王位戦のトーナメントで優勝したことがあります。
実はそのときと比べると、その後はだいぶ上達しているのですが、なかなか勝てません。
まあ、案外そういうものです。

喜ばしいことに、最近は若くて強いプレイヤーが増えてきていて、日本のギャモン界は隆盛の一途です。
こないだニコ生で話した通り、自分の実力は、国内だと30番目ぐらいなのではないかと推定しています。
(もちろん実際のところはわからないけれど、オープンクラスに出る人の中の真ん中ぐらいかなと)
一番熱心にやっているときで、10位前後ぐらいまでは行ったと思っているので、それから7~8年で強いプレイヤーが20人ぐらいは増えたという実感です。

ギャモンは実力の指標としてPR(パフォーマンスレーティング=1試合にどの程度ミスをするかという指標)を用いることが多いですが、現在の自分の平均が4点ぐらい。
たぶん王位になったときは6~7点ぐらいで、体感的にはいまが一番強くなっているような気がします。
トッププレイヤーだとこれが3点を切るぐらいになります。

業界全体の技術向上にはもちろんソフトの影響が大きいですが、それ以上に、ソフトの考え方を翻訳するようなイメージで、人間が使える戦略に言語化する作業が進んだ点がかなり大きいと思っています。
特に日本は数名のプロプレイヤーを中心に、考え方が上級者→中級者→初級者と順に伝わり、結果として中級者の層がかなり厚くなっている気がします。

これを将棋で例えると、6枚落ちで勝つことができるぐらいのレベルから、2枚落ちで勝つことができるぐらいのレベルまでの間に、指導法・学習法の高速道路ができたようなイメージです。
将棋でも今後、同じようなことが起きたら良いなと思っています。

僕がバックギャモンのソフトに初めて出会ったのは、ルールを覚えて間もない頃だったので同じく15年ぐらい前のこと。
いま思うと、その頃からたしかにソフトは強かったですが、いまと比べるとかなり扱いにくい代物だったように思います。
現在主流のソフトは、中級者以上のプレイヤーにとってはすごく使いやすく、対局と感想戦を重ねることで自然と強くなっていくように作られていると思います。
将棋ソフトがそういう方向に進化してほしいというのはずっと前からの願いなのですが、どうなるのでしょうね。

カロリーナ

いま、我が家に来ています。
これからお昼を一緒に食べて、弁護士会の将棋会に連れて行きます。
僕自身も久々の参加なので、とても楽しみにしています。

明日は倉敷にお招きいただいているそうで。
「青空将棋道場」(山陽新聞)
こないだは新潟に行ってたようですし、ときどきお仕事で出張させていただくことも増えてきたみたいです。

言葉がだいぶできるようになって、普通の女流棋士と同じように、お仕事ができるようになってきたのは良いことです。
お世話になった方々に感謝の気持ちを忘れずに、対局に普及に頑張ってもらいたいと思っています。

それと、最近はけっこう熱心に記録を取っているようで。
記録係は勉強になるので、一生懸命やって、強くなってもらいたいです。

最近の成績は勝ったり負けたりで、弱くはないけど強くもない、という感じなので、もうひと頑張りして、もっと強い女流棋士を目指してほしい。伸びしろはまだあると思うので。

皆様もどうか、応援をよろしくお願いします。

今日は短いですがこれだけで。

不正防止

昨日の対局では初めて、対局開始前(入室前)に手荷物検査と、金属探知機によるボディチェックを受けました。
不正防止策について議論するために、対局規定に関する委員会が設けられ、その答申を受けて今月から年内いっぱい、試験導入されることになったものです。
運用上は、対局者が対局室フロアに着いたらまずスマホをロッカーにしまって、そのあとで職員に検査をしてもらうという手順になるようです。

とりあえず、少し早めにと思い9時半前には連盟に到着しました。
これからも、そうすることになりそうです。
昨日は比較的対局の多い日でしたが、特に混乱や対局開始の遅れはなかったように見えました。

個人的には検査を受けることに抵抗はないですが、気持ちの良いものではないという棋士も多いと思います。
対局直前の気持ちの持って行き方というのは人それぞれで、中には朝早くからかなりピリッとしている人もいますので。
また、検査する側の方にとっても、けっこうな負担を伴う仕事のように思いました。

試験導入なので、今後このまま行くのかどうかはまだ分かりませんが、いずれにせよ討議を重ねて決まったことに関しては、ルールとしてそれに則ってやっていくということが大事かと思います。
その上で、必要とあれば見直していくしかないでしょう。

 

対局に関するルールは、本当は棋士は意見を出すにとどめ、第三者のしかるべき有識者に決めてもらって、それに棋士は従う、というほうが望ましいとは思います。
棋士はあくまでプレイヤーなので。
自分も関係している(しかも直接1対1で対戦する)事柄に関するルールを決める、というのはなかなか大変なことです。

ただ、現状の連盟の枠組みでなかなかそうすることは難しいので、現常務会もさぞ苦労していることと思います。
しかるべき人や機関に、権限を委譲するという意思決定ができれば一番良いはずですが、それが棋士の抵抗感によって、なかなか実現しない。というところに問題の本質があると感じています。

自分自身は対局ルールに関しては、意見はいろいろあっても、それを(棋士としては)主張しようとはまったく思いません。
(今回のことに限らず記録の問題や持時間のことなど、近年いろいろな変化がありました)
もちろん理事の立場であればまったく逆で、あれこれ考えないといけない、広く意見を聞いて判断しなければならない。その大変さはよく分かりますので。

盤上のルールがいまのままで、対戦相手と公平であればそれで良い、と思います。
棋士は決められた条件で、一生懸命良い将棋を指すのに務めるのが責務だし、そう心がけることで、良い将棋界になるのではないかと思います。

この話題はまた続くと思いますし、いったんこのあたりで。

 

肝心の対局は、珍しいぐらいうまく指せて、快勝でした。
図面等はまた後日に。

今日のモバイル中継はC2、王将リーグ、叡王戦。
昨日6局、今日は7局ですか。
連日盛りだくさんで、忙しいですね。

今日対局

予約投稿です。
今日は王位戦の2回戦で、相手は藤倉五段。

この棋戦は自分にとって一番相性が悪く、十数年やって2回戦突破が最高成績で、1回戦を突破したのさえ数年ぶりのことです。
棋戦相性はあくまで偶然だとは思うのですが、ちょっと気にしています。
今期はいままでの借りを返せるようにと思います。

 

王座戦第3局はまたしても大熱戦になりました。
羽生王座がカド番をひとつしのいで第4局へ。
次は王座の先手番なので一気に分からなくなってきた感じです。
タイトルを取るというのは本当に大変なことですね。

棋王戦の佐藤名人ー佐々木四段戦も大熱戦でした。
自分もこれぐらいレベルの高い終盤を見てもらえるようにしたいものです。

では、行ってきます。