続・テレビ

昨日の今日で、が2回続いて、今朝も昨日と同じ時間帯に、同じ番組に出ることになりました。
ということで、良かったらまた観てください。

昨日に引き続き朝が早いので、盤面の話はまた明日。
三度目はさすがにないと思うので・・(あればいくらでもしゃべりますけど笑)
昨日から今日にかけて、いろんな局にいろんな棋士が招かれて、話をしているようで。
なんだか本当にすごい波が来ているようですね。

将棋界の他の話題まではなかなか話す時間がなさそうですが、今日は盤面のことも多少話せそうなので、すこしでも(将棋を知らない)一般の視聴者に分かるように、言い回しを考えて話したいと思います。

女流王位戦はフルセットに。
終盤はドラマがあったようです。
藤井四段もそうですが、みんな本当にギリギリのところで戦っているので、どうしてもミスは出ます。
最終局も、名局と呼ばれるような熱戦を期待します。

また昨日は新しい順位戦が開幕、今期はB2からのスタートでした。
僕自身は朝からお昼すぎまでテレ朝にいて、そこから連盟に寄り、夕方帰ってきてからはずっと将棋を観ていた気がします。
楽しい一日でした。

今日の中継はA級の三浦ー久保戦と、C2の半分、それに王将戦が1局。
日本将棋連盟モバイル名人戦棋譜速報でお楽しみください。

では、行ってきます。

テレビ

昨夜のこと、そろそろ夕食という時間に電話があり、急遽今朝、テレビに出ることになりました。
テレビ朝日の「ワイド!スクランブル」という番組で、10時半からと聞いています。

将棋番組以外でも、過去いくつかの番組に出演させていただいたことはありますが、いわゆるワイドショーは初めてのことだと思います。
あまりに急なことでびっくりしましたが、珍しい機会なので二つ返事でお引き受けしました。

お目当てはもちろん藤井四段、一日に星3つの荒稼ぎなるか。
仮に23連勝まで伸ばすと、史上6位タイから単独3位になるみたいです。

 

昨日は佐藤名人防衛、そして今日からは順位戦開幕ということで、将棋界的には年度替わりのような、節目の日に当たりました。
そのあたりのことも、チャンスがあれば話したいと思いますが、どうなりますかね。
ブログでももちろん触れたいですが時間がないので、また明日改めて書こうと思っています。
この棋界に、じゃなかったこの機会に、将棋界や、将棋そのもののことをすこしでも知ってもらえたらと、最近いつも思っています。
何をどのように報道してもらうかによって、将棋界のイメージも大きく変わってくるので、そういう意味では将棋連盟にとって、いまはチャンスでもあり、正念場でもあると思います。
ただ自分自身にとっては慣れない仕事なので、まずは恥ずかしくないように務めたいと思います。
さっき知りましたが、今日から藤井君の扇子が発売らしいですね。
このフィーバーだと、あっという間に売り切れるんでしょうか。

最近のこと

名人戦は2日目に入りました。
初日は超スローペースと話題だったようですね。
相掛かりはいま、定跡と混沌のバランスが良く、いちばん考えていて楽しい戦型だと思います。
それに近年では珍しいのでしょうけど、やはり最高峰の舞台なので、こういうのも見てみたいところでした。

昨日は築地某所にて、森一門関連の取材。
話が盛り上がって、楽しいひとときでした。
形になるのはだいぶ先なのですが、楽しみにしています。

取材していただいた方は将棋ファン(たぶん新しい)だったのですが、在職中にどんな仕事を?という話になったときにたまたま話題に出したのが将棋倶楽部24・将棋ウォーズでの免状取得の話。
そうしたら「初段を取りました!」と言っていただいて、これは嬉しかったですね。
目標やその達成のご褒美は、趣味を続けていくための絶好のスパイスです。

また、先週はカロリーナ関連での取材がひとつありました。
最近は声をかけていただくと、師匠か弟子の話が多いです。

日曜日は麻布将棋部のOB会。
もう6~7年お邪魔していて、すっかり恒例になりました。
卒業生でもある、青嶋君の自戦解説の聞き手を務めるのも昨年に続いてのこと。

彼が解説で取り上げたのが、佐藤名人との王座戦。
僕は当日中継で観て、ブログにも書いて(こちら)、その後盤駒を出してもう一回並べた将棋なのですが、改めて解説を聞いて、やっぱりすごい将棋だったと思いました。
これぐらい良い将棋を指せて、しかも名人に勝ててさぞ気持ち良かっただろうなあ。

引っ越し作業のほうはようやく一段落といったところ。
いまのライフスタイルを選択した代償として、役所関係の手続きとか、けっこう面倒なことが多くてどうしても元の生活に戻るのに一週間ぐらいはかかります。

これから本棚を片付けたらだいたい終わりです。
明日からは集中して勉強できる予定。(と書いておかないとすぐサボるので、書いておく)

最近の話題など

先週末の話題といえば、藤井四段の20連勝。
仮に五分五分の相手となら、10連勝はだいたい1/1000、20連勝となると百万分の1になるわけですが、彼の1局あたりの期待勝率はいったいどれほどなんですかね。
僕自身は10連勝だって経験がない、最近だと5連勝も記憶にないので、あれだけ勝てるのは本当にうらやましい限りです。

いっぽう振り駒のほうは8連敗中みたいです。
彼の将棋はほぼ中継されていて、見るたびに後手番だなあとは思ったのですが、調べてみて驚きました。
Abemaの七番勝負は逆に先手番が6局だったので、けっこう偏りが目立ちます。
得意戦法や流行、対戦相手との兼ね合いで、いまのところ角換わりと対振り飛車が多いようなので、今後横歩取りとか、不定形の力戦とかも見てみたいですね。

今日・明日は名人戦第6局。
同世代の二人、1・2局はやや一方的でしたが第3局以降は、お互い波長が合っている印象です。
前3局以上の大熱戦を、期待したいですね。
藤井四段フィーバーの余波が、おもちゃやチャーシュー麺に行くのでなく、やはり最高峰の舞台への注目に、つながってほしいと願っています。
もちろん将棋ファンはいつも通り注目していただいていると思いますが、より広くそうでない層にも、という意味で。

連勝記録のこととか、年少記録とか、あるいはこのまま勝ち続けたらどうなるとか、タイトルまでの道のりの大変さとか、過去の中学生棋士の偉大な足跡だとか。
そういった切り口をスタートラインにして、将棋界の仕組みや伝統といったものに興味を持ってもらって、ひいては盤上への興味にもつながってくれればと思います。
スポーツなどでも、一人のスター選手の活躍が、業界全体への興味を喚起する事例は多く見られます。
いま将棋界にはその波がきています。

将棋を始める子どもが増えているのは間違いなく、素晴らしい限りです。
いっぽうで大人や、シニア層はどうか。
将棋界は昔から、初心者の大人には敷居が高いところがあります。

パブリックビューイングや、そこまでいかなくても集まった仲間が(必ずしも将棋仲間でなくても)スマホや映像メディアでみんなで将棋を観て、ワイワイ楽しむような流れが、作っていけたらいいですね。
スポーツや文化、あるいは大衆娯楽や伝統芸能、そういったものの本質は、ちょっと大げさに言えば、そういう市井の人々の暮らしの中にあるものだと思うからです。

名人戦関連で、第5局・倉敷市のサイトをご紹介します。
写真で振り返る第75期名人戦七番勝負第5局

大山名人記念館や倉敷藤花戦など、言うまでもなく全国有数の将棋の街だけに、中身も充実しています。
将棋に関心を持ってくださっている多くの自治体にとっても、参考になると思いますし、こういった自治体が増えてくれるように、努力していくことが将棋連盟にとって大切と思います。

雁木

最近、「雁木」(がんぎ)という戦法・囲いがプロ棋界で流行しているそうで。
「矢倉は終わった」とまで言った若手棋士もいるとか。
終わったかどうかはともかく、いろいろと矢倉に対する急戦策が多く、何かと大変な時代なのは確かなようです。

モバイル中継でも、3日続けて登場していました。
すこし前までは、考えられないことでしょう。

新しいほうから、
6/2 佐藤和ー増田康(棋王戦予選決勝)・・増田四段が矢倉のほうを持っているのも興味深いところです。
6/1 青嶋ー阿部光(王座戦本戦)・・矢倉の出だしの5手目▲6六歩の局面から、△8五歩▲7七角と進むのはかなりレアです。
5/31 飯塚ー稲葉(王座戦本戦)・・同型矢倉によく似た戦い、しかし雁木vs矢倉なので似て非なる戦い。
全局観戦記つき、大きな勝負ばかりです。
3局3様の力戦で、どれも終盤まで面白い将棋でした。

飯塚ー稲葉戦の、同型矢倉の親戚(?)はあまり見たことのない形なので、後輩の棋士にそんな話をしたら「これこそいま一番ホットな形ですよ」と教わりました。そういうものですか。
自分的には、翌日の棋聖戦第1局で、同型矢倉が登場したことより、インパクトがあったのですが。

雁木といえば懐かしい思い出があって、27年ぐらい前のある一時期、山崎ー片上戦が先後どちらになっても相雁木(つまりお互いに雁木)という時代がありました。
なぜそんなに、雁木ばかり指していたのか、いまは全く覚えていないというぐらい、昔の話です。
奨励会に入るよりだいぶ前には、指さなくなっていったように記憶しています。

その頃から最近に至るまで、雁木といえばこんな形だったはずです。

それが最近は、こんな形に組むことが増えたようで。

そもそも、雁木の由来は二枚の銀が「ひさし」に見えるところだと聞いたことがあるので、新型はまた別の名前をつけたほうが良いのかもしれません。

この「6七銀・7八金」や「4七銀・3七桂」の形はいずれもソフトが「良い形」と認識すると、電王戦が始まった頃に聞いたことがあるので、いまもそれは変わっていないということなのでしょう。
この駒組みや、ここからの攻め筋などが「チャンク」としてプロ棋士に認識されていった結果、流行しているというのがいまの流れなのかなと思います。

新型の雁木は、左右両サイドに囲い(のような形)があるという点で、横歩取りの中原囲いとも雰囲気が似ている感じがします。
また攻勢を取りやすいという意味で、アマチュア大会などでは特に、人気が高まりそうな気がしますね。
矢倉党の方は、とりあえず試してみたら、面白いと思います。