明日対局、ほか

明日は朝日杯で伊藤匠六段との対戦。
モバイル中継があります。

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こないだの次の一手の解答ですが、▲5四香!が妙手。

対して①△同金は▲3三角成で良いし、②△同銀とは取れない(玉を取られる)し、③△4四銀は▲5二金で詰みなので、④△4四金の一手です。
そこで▲5一銀!がトドメの一手で△同玉▲5三香成と進み、「玉は下段に落とせ」「金なし将棋に受け手なし」の格言通りの結果となります。

久々にすごい寄せに出会いました。お見事でした。

近況、そろそろ夏休みということで、将棋界的には大会シーズンです。
先週は第48回中学生名人戦伊藤超短波2023夏休みこども将棋フェスティバル、2つの大会に担当理事として出席しました。
また、近所の中学校でも夏期講習を行うなど、将棋を指す子供たちの顔をたくさん見た一週間でした。

コロナ禍で休止された影響は大きいようで、再開後も以前より参加者数が減っている大会もあるようなので、普及活動をより推進して、まずはコロナ前の状態に戻していけるように頑張っていきたいです。

NHKテキスト、ラジオ、すごい寄せ

NHK予選の特集記事をテキストの付録に書きました、という話は何度か書いていますが、その後編が発売になりました。
将棋講座 2023年8月号

このお仕事は、今回でいったん一区切りの予定です。
4年間、やらせてもらって、大変でしたが充実感もありました。
今月号は最後にご褒美ということで、なんと表紙に登場させていただいたみたいです。

嬉しいサプライズでした。記念に永久保存します。
皆様にもぜひお買い上げのほど、お願い致します。

お知らせその2、駒テラスの取材で、先日「渋谷のラジオ」に出ました。
アーカイブもありますので、ご興味ある方は聴いてみてください。


駒テラスはだいぶイベントのサイクルができてきて、「観る将の聖地」にふさわしい方向に進んできました。
引き続き、斬新なイベントや新たな展示、またグッズ展開などを考えていきたいと思います。

最後にお知らせからは離れて、最近の指導対局で指された鮮烈な寄せをご紹介。飛車落ちです。


図で角を逃げずに▲5四桂!が妙手。△4四銀▲4二桂成は、自然と挟撃態勢が完成して、下手勝ちです。
以下は△4三金▲6二銀△同金▲8二と!△6一玉▲6二桂成△同玉と進みます。

ここでさらなる妙手があります。
たまには次の一手、ということで以下次号。

 

勝ち

昨日の順位戦は、先手番で対四間飛車。
序盤はすこし失敗しましたが、中盤以降は、まずまずの内容にできたように思います。

夕休明け直後の、▲6五歩~▲6六桂は会心の手順でした。
「桂は控えて打て」を3手1組で実現するのは珍しいです。
前々からの予定だったわけではないので、発見できて幸運でした。

久々の夜戦も、集中して指すことができたと思います。
とりあえず片目が開いて、ホッとしました。

あっという間に

7月です。暑くなってきました。
この半月ほどは本当に一日が早くて、気がつけば6月が終わっていました。

ひととおり現状把握とかは終わり、仕事もだいぶ覚えてきたと思います。
自分の場合、事務的な部分は過去にも経験があるのでまだなんとかなっている面もあるのですが、この先新たに理事職を務める人は、(以前との比較で)なかなか大変だろうなというのが正直なところです。
もっとも、誰かがやらないといけないですし、やりがいのある仕事なのは、これからも同じです。

直近はグランドオープンした駒テラスのお知らせが多くなっていますが、他にもいろいろな部署があって、動いていることがたくさんあります。
特に免状はこのところメディアで取り上げていただく機会が多く、問い合わせも増えています。
「藤井聡太竜王・名人就位記念キャンペーン」と免状に関するお知らせ

夏休みに入ると大会の季節で、道場にもひときわ子どもが増える時期がもうすぐやってきます。
大盤解説会も、待ち望まれていたことがよく分かったので、これからも随時やっていく予定です。
将棋を指す人、観る人が増えるよう、来年の100周年・新会館完成に向けて、頑張っていきたいと思います。

対局のほうは、今月は順位戦のほか、新しく始まる棋戦(おそらく朝日杯から)と、月末にNHK杯本戦の放映があります。