現在地たぶん大間

今回の旅、主な目的は遠く青森に転勤になった弟一家に会いに行くことです。
それだけなら単純に新幹線で行けば良いのですが、せっかくなのでそのついでにどうしようかと考えた結果、

空路で函館→船で大間→車で下北半島→空路で帰京

というルートになりました。
青森県の地図を熱心に眺めたことはたぶんこれまでなかったと思うので、これはなかなか楽しい研究でした。地図を見るのは子どもの頃から好きなんです。

大間、という地名はマグロで有名なのでけっこう多くの人が知っていると思うのですが、それがどこにあって、行くのがどれだけ大変かということはたぶんあんまり知られてないのではないかと思います。
少なくとも僕は知りませんでした。

本当は写真とか上げたいのですが、あとロシアの旅行記なんかも時間があれば書きたいと思っていたのですが、出発直前まで原稿の仕事をしていて下書きに時間が取れなかったので、今日のブログはこれだけです。
たぶん、今頃は遠く離れた北の地で楽しんでいることと思います。
どうか大雨とかにだけはなりませんように。

現在地たぶん函館

昨日は書いた通りの超豪華な一日、ではあったのですが実はかねてからの予定があり、午後から函館に飛びました。
函館は電王戦のときに一度来たことがあります。
あのとき以来、再び五稜郭を訪れている予定です。
たぶん、移動中はずっと中継を観ていたことでしょう。

そして予定通りならば今日、これから津軽海峡を船で渡ります。
もちろん初めてですし、今後もなかなかそういう機会はないと思います。
天気がちょっと心配で、なんとかもってくれますようにと願っているところです。

今年は何か、初めてのことが多い年みたいです。
多少、意識してやっているところもありますがここまで重なるのは偶然としか言いようがなく、これまでそういうことはあまりなかったので不思議な感じがします。

東京には日曜日の夜に戻ります。
それまでの3日間はすべて予約投稿になっています。

では🚢

そろい踏み

昨日は神保町に行って本の打ち合わせ。
ひととおりの原稿は出し終えて、いよいよ完成が近づいてきました。
前著からすこし休んで、また走りだして数か月、まだ終わってないですがかなり達成感があります。
最後まで抜かりなくやりたいと思います。

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今日の中継は豪華です。
と一言で済ませるにはあまりに超豪華すぎて、ちょっと驚きです。

王将リーグで広瀬竜王vs豊島名人の竜王名人対決。
A級順位戦で渡辺三冠vs羽生九段の頂上対決。
この2局で全8タイトル中の5つが集まっています。
そしてその他に永瀬二冠vs行方八段(B1)と木村王位ー森内九段(叡王戦)で全8タイトルが集結。
さらにB1には谷川九段もいるので、永世名人も3人勢ぞろいということになります。

さすがにこんな日は数年に一度あるかないかというレベルでしょう。
たまには有給取って将棋観戦はいかがでしょうか?

新二冠

王座戦は3-0のストレート決着という結果でした。
3局とも終盤で斎藤王座が時間を使い切り、その後に差がつくという展開で秒読みが明暗を分けたシリーズだったかなと思います。
今期から持ち時間計測方法が変わったことも結果的にかなり大きかったかもしれません。

最近のタイトル戦を見ていて思うのはとにかく一つ取るのも大変ということ、防衛するのもやはり大変ということ、そしてタイトル戦というのは晴れ舞台であると同時に失うものも大きい勝負だということ、等。
大きな舞台に上がることでコンディションが変化するほうが普通な中で、いままでと何も変わらない(ように見える)新二冠はやはり独特の才能の持ち主でそれが叡王戦・王座戦の結果につながったのではないかと思いました。

また永瀬王座は叡王に続く戴冠で一気に八段ですか。そして少なくともどちらかを防衛すれば九段と。
来年の2つの防衛戦は本人にとっても将棋界全体にとっても大きな勝負になりそうです。

8人8冠の少し前から、タイトル移動が目まぐるしい状況は相変わらずですが、そんな中でも星が集まるべきところに集まりつつある雰囲気になってきました。
東西のタイトル数も一時4-4だったのが再び7-1と差がつき、次は豊島名人の竜王挑戦と名人防衛戦に注目が集まります。

10月

早いですね、とか言ってるうちにまた一ヶ月経ちました。
まだ暑いけど暦の上では完全に秋です。
また台風が来るかもしれないとか。気をつけましょう。

やや停滞気味だった執筆活動ですが、ここ数日で遅れを取り戻してようやくゴールが見えてきました。
おそらく12月発売になると思います。よろしくお願いします。

振り返るにはまだ早いですが振り返ってみると、今年は著書を2冊とその他に監修本も出すことができて、その他に趣味でも仕事でもあちこち出かけたりもしているのでそれなりに充実しているかなと思います。
ただ将棋の成績は停滞を通り越して完全に下降気味なので、なんとかしなくてはと思っています。

最近、公式戦でも練習でも、思うような内容の将棋が指せないことがちょっと多くて、これが結果以上にしんどいです。
みんな悩みながらやっているのは間違いないので、自分も悩むのは大変だけれど当然のことで、何もしないで沈んでいくよりは精一杯悩んで何かを変えていこうと思います。

今日は王座戦第3局、戦型は矢倉に進んでいます。
後手急戦の流行形の中ではやや類型の少ない形で、特に斎藤王座はつい直近の対局で先後逆で同じ出だしの将棋を指していただけに、この選択は興味深いところですね。