負け

昨日は久々にとんでもない大敗でした。
たまに顔を出してくる、自分の悪い部分が出てしまった感じです。

心技体がどれもダメな一日で、楽しみにしていた対局だったのにとても残念ですが、また次頑張ります。
とりあえず、心身を万全な状態に回復させることが大切ですね。

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木村新王位の誕生、46歳という最年長記録ももちろんすごいですが、23歳でようやく三段リーグを抜けた棋士がタイトルを獲得したというのもすごいことで、勇気づけられる結果です。

将棋は努力すればちゃんとその分だけ結果が出る世界で、15でプロになる才能の持ち主と、25で四段にたどりつく根性の持ち主が共存することで厳格な競争を維持し、多様性を確保しています。
一方でトップに関しては極端に早熟が好まれる世界でもあり、これまで20歳を過ぎて四段になった棋士でタイトルに手が届いた例はほとんどなかったはずです。
この事実を自分が初めて知ったときには愕然としました。

これから20代でプロ入りした後にエリートの仲間入りをした棋士たちの、目の色が変わるのはたぶん間違いないと思います。
いろんな意味で本当に歴史的な新記録です。

今日は対局

46歳の新王位誕生には感動しました。
木村さん、本当におめでとうございます。

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今日は王座戦の1回戦で長谷部四段と。初手合です。

最近は世代が離れてきたために、奨励会時代から知っている新人は少なくなりました。
ただ長谷部君は地元栃木県の方々がずっと期待を寄せていたこともあり、よく知っています。彼のプロ入りは近年特に嬉しいニュースでした。
将棋自体は指したことがなかったはずで、公式戦で対戦できるのはとても楽しみです。

今日も昨日に引き続き対局の多い一日のようです。
こちらは残念ながら中継はありませんが、良い将棋を指せるよう、頑張ります。

回復

体調はようやく回復に向かってきました。
なんとか対局には間に合いそうで、ホッとしています。
ご心配をいただいた方々には、どうもありがとうございました。

ここ数日は家でボーっと中継を観るぐらいで、あとは安静にしていました。
たまに体調を崩すと健康のありがたみに気づけるので、これも必要なことなのかなと思います。
今週は執筆に充てるのつもりでいたのが全部飛んでしまったので、来週からはピッチを上げてやっていきたいと思います。

昨日はタイムショック、中村太地君、カッコよかったですね。
何でもできるのは知ってたけど、やっぱり何でもできる男でした。さすが。
これからも特番の都度、棋士が誰かは出てる、みたいになれば良いですね。

王位戦は2日目、いよいよ、いよいよ最終日。
すでに王手がかかり、局面は早くも終盤戦ですが、ここからが長そうなのは目に見えている、といった感じでもあります。
なんとなく、あの永世竜王を懸けた最終第7局と雰囲気が似ている気がするんですが、どんな結末を迎えるでしょうか。

大一番

今日からいよいよ王位戦7番勝負最終第7局。
「十番勝負」としてもついにフィナーレを迎えます。
昨夜は「いよいよ明日から」とニュースが流れてくるほどで、家でのんびりしていてもファンの期待が感じられる気がします。
多くの方々の思いを乗せた熱戦が展開されることを期待したいです。

昨日の倉敷挑決は伊藤さんの完勝でした。さすがに壁は厚かったですが、新人の加藤さんは大健闘でした。
特別対局室にゴザが敷かれて椅子とテーブルが置かれている光景、僕は米長先生のときの電王戦を思い出しました。
公式戦では初めての光景でしょうか。

昨日は銀河戦の決勝の放映日でもありました。こちらはまたも豊島ー渡辺戦。
ここを見ていて再放送を観ようとしている、という方も中にはおられるかもしれないので、結果はあえて書かないでおきます。さすがの大熱戦でした。

そのほか、棋王戦では新四段が前名人を破る殊勲の星。
王将リーグでは糸谷君が竜王相手に得意の怪勝、のはずが失速。彼の逆転劇には相変わらず謎が多い。
新人王戦は増田六段が一方的に時間を使って大変そうな流れに見えましたが、中終盤をうまくまとめて制勝。

最後に、ここに書かなかった叡王戦は、このところ枠抜けを懸けた対局で面白い将棋が連日続いています。
昨日の2局も角換わりの類型の多い形から派生した新型で、序盤から終盤まで興味深い内容でした。

今日も上記の7番勝負以外にも5棋戦7局と豪華で、見どころの多い一日になりそうです。

囲碁界の話題など

昨日の竜星戦決勝、劇的な内容だったみたいですね。「ドーハの悲劇」だったとか。
碁がもうすこし分かって、リアルタイムで観ていればさぞ面白かったのでしょうけど、残念ながらほとんど分からないので経過や結果は囲碁棋士やファンの方々のツイートなどで知りました。

囲碁界では一般棋戦の優勝もタイトル獲得に準ずる扱いで、段位も二段→七段になるところだったとか。本当に大きな勝負だったのですね。
紙一重だったのだと思いますがその差は大きい。さらなる偉業達成がいつになるか、楽しみですね。
将棋界ではまだその兆しもないですが、いつかは同じことが起こる日も来ることでしょう。

明けて今日は里見さんが王位戦で久保九段に挑む一戦が注目です。
新人王戦ではアマチュアの早咲さんが優勝2回の増田六段と対戦。こちらは勝ったほうが決勝進出という大きな一番です。
女流やアマの活躍は以前から注目の的でしたが、最近は珍しくはなくなってきたにも関わらず、出場棋戦と報道される機会がともに増えてきたためにより注目が高まっている感もあります。

また倉敷藤花戦の挑決も。こちらは加藤さんが勝てば初参加で挑戦の快挙ですがどうなるか。
他に棋王戦本戦、王将リーグ、叡王戦で都合6棋戦7局の中継があり、連休明けのためか数日ぶりに豪華な一日です。