お知らせ

予定通りであれば昨日あたり、連盟HPの「まいにち詰将棋」のコーナーに、自作が採用されているかと思います。
このコーナーは、土日祝は棋士の新作が掲載される仕様で、僕もたまに投稿させていただいています。
日々のトレーニングに、ぜひ活用してみてください。

今日は対局の振り返りはお休みで、明日からまた再開します。
以前も書いた通り、将棋に関してのご質問は基本的に必ずお答えしますので、何かありましたらコメント欄にお寄せください。
コメントについて
あとでまとめて読ませていただきます。

それとテレビ出演のお知らせです。
9/27(水)に有名なクイズ番組の「タイムショック」(テレビ朝日系列)に出させていただいています。
良かったら、ご覧ください。

すでに収録は終わっています。
放映されたら、改めて感想を書こうと思っています。

8/15 高見五段戦

朝日杯の1回戦。
持時間は40分で切れたら1分将棋、この設定は朝日杯だけです。
他に叡王戦と棋聖戦一次予選が1時間の切れたら1分で、下位クラスの棋士は特に、最近は1分将棋を指す機会が多くなりました。

この将棋は先手番の三間飛車から、角を右側に転回する将棋。
古めかしいようでも、現代でも十分通用する作戦だと思います。
ただ堅い堅い居飛穴を相手にしないといけないので、勝ちづらさはあるかもしれません。
そこがカバーできるだけの力を身につけたいと思っているのですが。

図は4六にいた角を2四に逃げた局面なのですが、なぜかこの手が見えておらず激しく動揺。
角を逃げるなら△6五歩(飛車取り)▲同馬に7三(あるいは8二や9一)に逃げるしかないものと思い込んでいました。
その手順はそれほどイヤではないので、本命は角を逃げずに△4五歩とヒモをつける手でした。

この局面では▲3八金上とでもしておけばいい勝負なのですが、実戦は▲7三桂成と強烈な自爆。
ちょっと将棋が崩れているのを感じました。
渡辺戦の▲4四角もそうですが、指してすぐそうと分かるあからさまな大悪手はいただけません。

▲7三桂成以下は△同桂▲9三馬△6五歩▲同銀△同桂▲8四馬△5七桂成とキレイにさばかれて大敗。
居飛穴党の初段~三段ぐらいの方には、参考になる手順かなと思います。
逆に振り飛車側の視点で言うと、△6五歩と相手から桂を取ってもらって、▲同馬~▲7五馬と押さえ込みを目指さないといけない形です。

本来であればかなり長手数の、こってりした戦いになっていたはずなので、そうならなかったことは勝ち負けは別にしても、とりわけ残念なことでした。

7/26 渡辺(正)五段戦

指し直し局は先手番になったので、久々に藤井システムを採用。
この戦法は先後の差が大きく、特に先手番ではいまでもかなり有力だと思っています。
指し直し局に続いて、相手に前例の少ない対応をされて、千日手局はまずまずだったのですが本局ではすこし失敗してしまいました。

そういえば、渡辺五段はこの正和君と、もうひとり大夢(ひろむ)君がいて、大夢君は受け将棋で有名なんですが正和君も比較的受け将棋ですね。
プロ棋士も多くの人は攻めるほうが好きなので、珍しい偶然だなあと指してみて思いました。
(正和君とはこれが初手合、大夢君とはまだ指したことがない)

図は中盤の勝負所で、いま▲5六銀(飛車道を通す)△5五歩(反撃)▲6四飛(手抜いて勝負と飛車を走る)△5六歩(当然銀を取る)と進んだ場面。
相手はすこし前から、自分はちょうどここから30秒将棋。

先手を取るのが何より大事なこの場面、どう見ても▲4四飛(金取りなので手抜けない)の一手なんですが自分の指した手はなぜか▲4四角。
当然手抜きで△4五桂と打たれて、一手で敗勢に。
ちょっと理解不能な悪手で、呆れました。

大きな悪手が出るときにはそれなりの理由があることも多いですが、いっぽうで「なぜそう指したか分からない」という不思議なことも多くて、この場合ははっきり後者です。
こういうのがなくならないと、勝率は上がりません。

中盤以降では、他にこれという反省する手はなかったので、あまりにももったいない一手でした。

銀河戦は前期は久々に本戦で2番勝てたので、今期もぜひ出たかったのですが残念。
過去一番良いところ(ベスト8)まで行った棋戦でもあります。
今後また決勝トーナメントに出られるように頑張りたいと思います。

7/26 渡辺(正)五段戦 千日手

銀河戦予選は例年7月下旬頃に行われています。
25分を使い切ると30秒将棋という形式で、理由は知らないのですがNHK杯予選より5分長い仕様になっています。

この将棋は後手番でゴキゲン中飛車を採用。
ただでさえ前例の少ない定跡形から、相手に前例のない手を指されて、あまり見ない形に。

図の右上は▲2一角と打ち込んで△4二金▲2三飛成と突破した形です。
中飛車の将棋では部分的によく出てくる形で、引き付けて切り返すのが振り飛車の腕の見せ所と言えます。

ここで△1五角と打ったのが狙いの一着。
こういう手は失敗すると終わりなので、ちょっとためらいや不安がありましたが自分の読みを信じて打ちました。

以下は▲2五歩△同桂▲同竜△2四飛▲同竜△同角▲2二飛△3三角▲2六飛成△2四飛・・と進んで千日手に。
あまり変化の余地のない、一本道の手順です。
途中には多少の選択肢もあるとは思いますが、本局の手順がそのまま定跡になってもおかしくはないように思いました。

とりあえず、後手番としては満足です。

今回のことで初めてルールを知ったのですが、銀河戦予選の場合、持時間を15分まで戻すルールなのですね。
相手は30秒将棋、自分は残り3分だったので、15分ー18分での指し直しになりました。
ちなみに通常の(早指しでない)対局の場合は、少ないほうを1時間まで戻す決まりになっています。

細かいことでも知っておくのが当然なのかもしれませんが、それほど勝負に影響のない部分ですし、事前には知りませんでした。
そんなわけで、終局時に記録の子に再度規定を確認してもらってから、指し直し局に移りました。

イタリア

これから1週間ほどイタリアへ旅行に出かけてきます。
帰国は21日の予定です。

先日、図面や解説を載せていなかった最近の対局について、まとめて振り返ってみました。
出来の悪い将棋が多かったですが、反省して、今後につながるようにしたいと思っています。

留守中、明日から順次UPされるようにしてありますので、引き続き、当ブログをお楽しみ・応援いただければ幸いです。

では!