帰国

ブログの更新はすっかりご無沙汰です。

7/23からモナコのバックギャモン世界選手権に出かけていました。
現在ヨーロッパではヤフーなどのページが閲覧できない状況になっており、ワードプレスもそれと同様のようで、向こうではtwitterやfacebookでのみ更新を続けていました。

そして、大会期間中にコロナにかかってしまいました。
幸いにも軽症で済んだものの、回復後もPCR検査陽性が長く続き、日本に入国できなくなりました。
8/9に領事レターを取得できて、昨夜、ようやく帰国できました。
3週間ぶりに妻に会えて、とにかくホッとしました。

8/9に予定されていた順位戦対局は延期していただき、代替日は8/22に決まりました。
ご迷惑をおかけしてしまい、申し訳なく思っています。
対局日程に遅れが生じたため、来週以降は通常より早いペースで対局が続いていくことになります。
これから日常を取り戻しつつ、対局に向けて心身を整えていきたいと思っています。

これほどのトラブルは過去にはもちろん経験がなく、今後も、たぶんまずないだろうと思います。
感染記はいずれ書き残しておくつもりですが、スケジュールが詰まっているので当面は対局優先で、後日、時間のできたときにと思っています。

何はともあれ、無事に帰ってくることができてホッとしています。
ご心配いただいた皆様方には、どうもありがとうございました。

勝ち

昨日の対局は、先手番で対中飛車、相穴熊。

開始前、主催紙の撮影がありました。

村)朝日杯将棋オープン戦、片上大輔七段(右)―藤森哲也五段戦は藤森五段が中飛車に構え、相穴熊の戦いになりました。 pic.twitter.com/rAQBeyoMer— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) July 21, 2022


中盤のワカレではっきりと優勢になったものの、秒読みに入ってからの指し手は乱れに乱れ、ひどかったです。
あからさまな見落としや、パスみたいな手もあったりして、反省点を絞り切れないので図面はナシにします。

内容は良くなかったですが、とりあえず連敗が止まってホッとしました。
次の対局は来月の順位戦です。

順位戦週間

今週は月~金すべてで順位戦の一斉対局があり、おそらく将棋界史上初ではないかというくらいの順位戦週間でした。
月曜日:女流D級
火曜日:C1
水曜日:女流A級・B級
木曜日:C2(前半)
金曜日:女流C組
この1週間の順位戦だけで、男女合わせて60局余が組まれたようです。
加えて、女流順位戦は各クラスすべてリーグ最終日でもありました。

現在、女流棋戦の記録係は基本的に女流棋士(・女性研修会員)が務めることになっていて、そうでなければおそらくとても足りなかったでしょう。
一方で、多くの女流棋士が順位戦最終局を指す週に順位戦の記録を取ったということになり、男性と比べれば持ち時間が短いとは言え、務められた方は大変だったと思います。

各クラス昇降級が決まる最終局はもちろん、そこに至るまでにも多くのドラマがありました。
特に一度女流3級からプロ入りできなかった田中さんが再度女流棋士になり、今度は最速で昇級昇級(D⇒C&2級⇒1級)を果たしたのは見事でした。

リーグ戦の経過・結果に関してはyahoo!ニュースに遠山六段が詳しくまとめてくれています。
と言うか、他にあまり情報がありません。
女流順位戦の公式中継サイトすらまったく更新されていないのは非常にもったいなく、残念なことです。
将棋世界でも最初は省略されていたリーグ表が毎月掲載されるようになったり、進行していく中で注目度が高まり扱いが変わっていく部分もあると思うので、今後の改善を期待します。

世間は3連休で出かける人も多そうなところ、九州や東北の大雨のニュースが心配です。
なんだか毎年のことになっている気がしますが、大きな被害が出ないことを祈っています。
コロナも拡大傾向で、対局の延期も散見されるようになってきたりと心配事も尽きないですが、何よりもまずは自分の体調に気をつけたいと思います。