負け

一昨日の対局は、後手番で相掛かり。
モバイル中継がありましたので、良かったらそちらもご覧ください。

終盤は勝ちもありそうな感触だったところ、81手目▲4六玉をうっかりして暗転。
この手があってみると直前の△3七歩成~△4八角が悪かった、ということになり、代案としては△6七角▲4六玉△8八竜があったようです。


言われてみると、という類の手ですが△6七角という手は部分的に「王手は追う手」の見本みたいな手なので、気づきにくい感じがします。
5八に駒を打つ受けを消す、いざとなれば△4五角成と切る保険を掛ける、この2点がどちらも大きいのですね。
対局中は▲4六玉をうっかりしていたため、△3七歩成を手抜く手(▲6一銀とか)を中心に警戒していたのが敗因になりました。

本局の中盤戦はとても難解でしたが、なんとか形勢の均衡を保つ手は指せていたと思うので、大事なところで間違えてしまい残念です。

 

 

6月

今週は久々に対局がなく(前局勝っていれば棋王戦が入る予定だったのですが)すこしのんびり過ごしています。
5月にたくさん指せたのは嬉しいことで、春はいつも対局が少なく成績もイマイチなところ、今年は例年に比べると良いスタートが切れました。
ギャモンのほうも依然として好調が続いています。

今月は棋聖戦、順位戦、竜王戦まで決まりました。
引き続き、頑張っていきたいです。

最近は読み物系の将棋雑誌(あるいは雑誌の将棋特集)もすっかり増えてきましたが、先日プロ棋士名鑑2022をパラパラとめくっていたところ、自分のところに
>余暇には自宅で古い映画を鑑賞している
とあるのを発見。

これは事実なんですが、はて、どこかでしゃべるか、あるいはブログにでも書いたんだったか・・しばし考えるも、思い出せず。
エピソード欄には自分の知らない情報がたくさん書かれていて、すごい取材力です。
ちなみに映画は、休日に妻と2人で家にいるときに、観ることが多いです。

この名鑑、我が家の本棚で確認したところでは、今年度で6冊目(=6年目)になるようです。けっこうな歴史になってきています。
棋風の欄とかも、ちゃんと年によって更新されていることを確認したので、書き残しておきたくなりました。

勝ち

昨日の対局は、先手番で角換わり。後手は端の位を取らせる間に早繰り銀で速攻を狙う形。
中盤の折衝でうまく指せて、優勢になりました。

図で▲2二歩がザ・手筋。と書いていてなんかデジャヴだなと思ったら、前局の図面もそうでした。
相居飛車では特によく出てくる符号のひとつですね。

▲2二歩に対して△同玉は▲2三歩で、△同玉は▲2一飛、△同金は▲8二飛。
△2二同金も▲2三歩△同金▲8二飛です。
実戦は△6六桂▲2一飛△4二玉▲6一飛成が詰めろで、明快な一手勝ちになりました。

本局は良い内容で勝てたと思います。
5月は例年対局が少ないところ、今月は竜王戦と棋聖戦で白星を挙げることができて、来月(以降)の楽しみが多く残りました。