新年初対局

いつものように、予約投稿です。

今日はC1順位戦の一斉対局日で、自分は日浦八段と。
調べてみると、順位戦だけで4度目の対戦でした。
C1に上がって以降、ちょうど3年おきに、しかも必ずこの季節に当たっているようで、ちょっと不思議な偶然です。

まずは指し分けに戻したいところ。
良い将棋を指せるよう、頑張ります。
棋譜は名人戦棋譜速報で、ご覧ください。

 

王将戦第1局は初日から激しい展開になり、2日目のかなり早い時間に、豊島八段の勝ち。
短手数での勝ちという結果もさることながら、後手番で、相振り採用での先勝は大きい感じがします。

1局目が四間飛車vs向飛車だったので、次は中飛車か三間飛車でしょうか。
面白い振り飛車がたくさん見られることを楽しみにしています。

あと今夜は銀河戦で解説した対局の放映があります。(Eブロック伊奈ー三枚堂戦)
良かったら、ご覧ください。

では、行ってきます。

12/28 岡崎六段戦

年末の対局を振り返っておきます。

この将棋では、初手に▲7八飛と振ってみました。
後手番で△3二飛とか△4二飛とかはやったことがあったはずですが、先手番で初手に飛車を振ったのはたしか初めてだったと思います。
実戦例も多い手なのでどうということはないんですが、指すときはちょっとだけフルえましたね。
今後はそういうことはないと思いますが、こういう新鮮な気持ちは大切にしたいです。

相手は意外にも玉頭位取りで対抗され、前局に続いて古風な将棋に。
もし中継されていたら、オールドファンには特に喜んでもらえたことでしょう。

経験の少ない将棋ながら、お昼すぎに迎えた図の局面は、いかにもさばけそうな感じ。
ここまで自然で指し回しで、我ながら見事な序盤だと思ったのですが。

ここから▲7七桂△8六歩▲同歩△同飛▲8五飛△同飛▲同桂と、これ以上ない自然な手順で飛車交換。
アマチュアの方にはぜひ覚えてほしいさばきの筋ですが、これが疑問。
以下△8八飛▲8二飛に△8六歩のと金攻めが早く、指せると判断していたのですが難しい形勢になってしまいました。

ここは▲7七角のぶつけが正しく、
(1)△同角成▲同桂△8六歩なら↑の手順で今度こそ優勢。
(2)△4四銀の角交換拒否には▲9六歩!がこれも銘記しておきたい手筋で、▲9七桂~▲8五飛の手順でさばきをはかる。
これが正しい手順でした。
感想戦で指摘されて、非常に勉強になりました。

このあともいくつか見落とした手があり、読みの精度に反省点が残りました。
ただ先日書いた通り、最後きれいに詰ますことができたのは良かったです。
今年はもっと良い将棋を指せるよう、頑張っていきたいと思います。

 

このあと数行空けて、1/3の解答を書きますので、自力で考えたい方は答えを見る前にリンク先をどうぞ。
実戦詰将棋とか

 

 

 

 

 

 

ちなみに問題の局面は▲4四歩(金取り)△6八竜(歩の壁を取り払った)▲4三歩成△同銀引と進んだところでした。
4八の香は動けない(玉を取られる)ので注意が必要です。

詰み手順は、▲4二角成△同金▲同竜△同玉▲5三金△3三玉▲4三金△2四玉▲2五銀(図)までは一本道。

これを△1三玉なら▲1四銀△同玉▲1五歩△2四玉▲1六桂として
(1)△3四玉は▲2五銀△同玉▲1七桂△1五玉▲2五金△1六玉▲2六金まで。
(2)△1五玉は▲2六銀△1四玉▲2五金△1三玉▲2四桂(開き王手)まで。
(3)△1三玉は▲1四金△1二玉▲2四桂△同歩▲2三銀まで。

実戦は図で△同玉を選び、▲1七桂△2四玉▲3四金までで終局。
以下は△1三玉▲2五桂△1二玉▲2四桂△同歩▲2三銀まで。

プロ的にはそれほど難しい手順ではないものの、どの変化もやけにぴったり詰むので、紹介したくなりました。
昨年は詰みに関するミスも多かったので、今年はそういうことのないように心がけたいです。

将棋世界とか

2月号の表紙はもちろん羽生永世七冠。
記者会見を見たときにも書きましたが、今回の永世七冠には普段淡々とされている羽生先生も、さすがに深い達成感を覚えておられるように感じます。

インタビューもいつも以上に興味深く読みました。
これまでのことや世代論、AIのこと、そして具体的な将棋の戦術に関することなど、必読の内容です。
先手番が難しい時代なのは自分も感じていて、そもそも主導権という概念が人間特有のものなので、そこに(感情のない)コンピュータ由来の局面評価が主流になりつつあることとの、ギャップがあるような気がします。

他にも豊島八段や藤井四段など、インタビューなどの読み物系がとにかく読み応えがありました。
藤井四段の
「対局は別に増えても苦にならないです。公式戦で対局することで、検討(研究)の材料になるので」
という一言は何気ないようで重要で、これからはこういう「トライ&エラー」式の勉強方法が主流になる(というかもうなっている)のだなあということを実感しました。

バックギャモンの世界では、「自分のプレイした棋譜をソフトに解析させて、エラーがついた部分を見返す」というのが一番の勉強法なのですが、将棋でも長い目で見れば、やがてそれと同じになっていくのでしょう。
将棋の場合、現在のソフトが出す評価値そのものは、将来的には必ず変化することが決まっているので、そこをどう評価するかが難しい問題なんですよね。

最近よく思うに、プロがさらに棋力を高めるために「ソフト相手に有意義な感想戦(局後検討)ができる」という能力が重要になってきています。
そのノウハウをそれぞれがバラバラに考えるようになって数年、方法論はいまだ確立せず。というのが現在の将棋界の実情だと思います。

 

子どもに「プロ棋士になりたい」と言われたら 親の心得
朝日デジタルの記事をご紹介。

以前も書きましたが地方からプロを目指すというのはなかなか大変なことで、石田君自身も語っているように親御さんはさぞ大変だったことでしょう。
僕は広島市内だったので彼らとは比べものにはなりませんが、両親にはとても感謝しています。

朝日デジタルは最近将棋の記事が特に多く、目を通し切れていないものもあるのですが本当に力を入れていただいている印象です。
「名人への道」の特集など、今後の展開にも注目しています。

今日・明日の日・祝で王将戦第1局、舞台は掛川。
タイトル戦の開幕で、ああ今年も始まったんだなあ、と改めて実感しますね。

再び将棋世界ですが、久保王将が藤井四段との対局のあとに語った
「彼は将棋を指すだけで普及になるのがすごいところ」
という一言は印象に残りました。
タイトル戦というのはまさにそういう舞台で、今期の王将戦もきっと面白い振り飛車が観られると思います。

国民栄誉賞とか

昨日の指し初め式、これも将棋ブームの影響なのか?なんとなく例年以上に盛況で、皆さんの表情もいつも以上に明るかったような気がしました。
僕も最後のほうに一手パチリ。中盤の局面で、▲5六銀と味良く歩を払う手でした。
良い一年になりそうな気がします。

祈願祭の最中には、緊急地震速報が来てびっくり。
ちょっとしたハプニングでしたが、結果的には何事もなくて良かったです。
その後深夜の地震にも再度びっくりしましたね。

 

お昼頃からの宴席では、たくさんいらっしゃったはずの記者の方々の姿が少なくなっていて、どうしたのかなと思ったら国民栄誉賞が正式決定というビッグニュースが入っていたのでした。
夕方羽生竜王の会見もありましたが、それまでにも先を争うように記事をたくさん書いていただいたようですね。

それほど長年知っているわけではないですが、おそらく昨年ほど将棋担当の記者の方々が東奔西走された年は、これまでになかったのではないかと思います。
今年も引き続き、大変な年になると思います。お世話になります。
昨年以上に、良いニュースであふれかえる年にしたいですね。

羽生先生本人のコメントや他の棋士からの祝賀コメント、会見の内容等は、連盟HPにも出ています。
羽生善治竜王、国民栄誉賞の受賞が決定
羽生善治竜王「結果が出ない時も挑戦の気持ちを持ち続けてきた」国民栄誉賞を受賞して思うこと

本当におめでとうございます。

 

さて今日から公式戦の対局がスタート。
開幕は竜王戦のプロアマ戦と、王位戦の大橋四段ー藤井四段戦。
このカードは同期でのプロ入りから、1年ちょっとで早くも4局目ですか。
関西所属同士で比較的当たりやすいとは言え、2人がいかによく勝っているかの証明ですね。

年末年始は公式戦の対局こそなかったですが、棋譜中継は毎日行われていました。
藤井四段の連勝中の勝局から「初心者向け解説」が2局。
それと、上州将棋まつり(4日)の戸辺七段ー三枚堂六段戦が、四間飛車vs棒銀のクラシックな将棋で目を引きました。
こういうのは非公式戦ならではでもあり、良いですね。

戸辺七段の終局後のコメント「四間飛車を指すのは初めてかもしれません」には新年早々軽い衝撃を。
もっとも振り穴とか角交換四間飛車は得意なイメージなので、四間飛車で美濃囲いvs棒銀が初めてという意味なんだと思いますが。
僕も年末に急戦の将棋を久々に指して、得るところ多かったですし、本当はもっと指されてほしい戦型ですね。
本局も懐かしいだけでなく、多くの方々に参考になりそうな好局でした。

自分の初対局は週明け初日の火曜日です。(順位戦)
良い将棋をお見せできるように、そろそろ準備していきたいと思います。

指し初め式

今日、1月5日はこれから恒例の指し初め式。

東京の場合、まず鳩森神社で新年の祈りを捧げ(将棋祈願祭)、その後特別対局室に移動して一人一手ずつ。
決着はつけず、指した人から順に宴会へ。
という流れで、ずっと続いている年中行事です。

僕もこれだけは新四段のときから欠かさず出席していると思います。
機会があったら一度は関西でも出席してみたいものですね。

今年は某プロからのお誘いあって、そのあと午後は振り初め(バックギャモン)の予定。
将棋もギャモンも、昨年から勉強を再開したという点では同じなので、今年はより本格的に取り組んで、何らかの結果がほしいですね。

 

昨日から始動、とは書いたものの夜早めに寝て朝ちゃんと起きる、という感じにはまだならなかったですね。
世間の人も今日の出社はちょっと(だいぶ?)憂鬱で、3連休を経てから本格的に日常が始まる。という感じなのではと、勝手に想像しています。

ということで、やや寝坊してしまいちょっと慌ただしい朝です。
これから千駄ヶ谷に向かいます。