第14回U-18将棋スタジアム

表題の大会の案内が出ており、現在参加者募集中です。
第14回U-18将棋スタジアム参加者募集要項

まだ比較的歴史の浅い大会で、人数ではJTの子ども大会に次ぐ規模と思われます。
事前申し込み制のようですね。上記ご参照の上、ぜひお早めにお申込みください。
自分も久々に教え子がいる状態なので、案内してきたいと思います。

当日は僕も指導対局を務めます。
大会会場自体は過去、職団戦の応援に行ったことがありますが、この大会に訪れるのはたしか初めてだと思います。
特別企画「升田幸三の世界」って斬新ですね。どんなことをするんだろう?楽しみです。

 

昨日はA級順位戦が面白い将棋でした。
相変わらず個性全開の糸谷ワールド、ただ見ているときはなんで玉が泳ぎだす必要があったのかなあ?と不思議に思っていました。
で、今朝感想戦コメントを見たら「趣味の世界に走ってしまった」と書いてあって苦笑。いやはや。
しかしワカレは振り飛車が良かったと思うのだけど、そうでもないのかなあ。

あとで見たら、他に叡王戦もすごい将棋だったみたいですね。
最近は盤面中央に要塞を築くのがトレンドなんでしょうか?

今日はリコー杯の第2局、舞台は高知。
里見さんは一昨日が藤花戦の第1局で、休む間もなく移動だったのですね。
他に王将リーグ、叡王戦、C2順位戦と非常に豪華な一日で、今日も楽しめそうです。

トン死

昨日の倉敷藤花戦、まさかの大トン死。
妹弟子が実にうまく指していただけに、これはなんとももったいない・・・。
棋譜コメントに「里見さんを倒すのは大変だ」というセリフが紹介されてましたが、まさに。

終盤の▲6七桂(跳ね)という手が、たぶん読みになくて逆転につながったのだと推測します。
思いもかけないところから桂馬が跳んでくると、秒読みで事件が起きるんですよね。

それと王将リーグの広瀬ー中村戦も大熱戦の末に、なかなかに劇的なトン死の結末でした。
一見Zに近いように見える後手玉が、まさかいきなり詰んでしまうとは。
どちらも詰みと言われれば、そんなに難しくない詰みですがやっている当人は自玉も多少気にしつつも、まず寄せを考えているのでこういうことが起きてしまうのです。
この詰みも「△5五桂」と打ったことで生じた詰み、ということでやはり影の主役は桂馬でした。

先日、立て続けに二歩が起きて、今月に入ってからは見なくなってホッとしているところ(?)ですが、代わって(??)最近ちょっとトン死が流行っているような。怖いですね。
幸か不幸か自分はしばらく対局がないので、流行の恩恵も被害も受けていないですが、とにかく気をつけないといけません。

学び続けた東大卒女流棋士が受験生に送る、渡辺弥生流「受験定跡」
すこし前の記事になりますが僕も別項(ウェブにはたぶん出てなさそう)で取材を受けたので、ご紹介しておきます。
文系受験の極意は数学、というのはまったくもって同意です。
特に東大文系は数学の配点が厚いので、難関私大に比べると明らかに将棋との相性は良いでしょう。

彼女は晩学の方にとっては希望の星のはずで、二十歳を過ぎてから始めても、女流棋士になれるほどに強くなれるということを示したのは大きな意義のあることと思います。
将棋は上達することが比較的難しい競技である一方で、かけた時間や努力は裏切らないというのが長く続けてきた実感でもあります。
最近は大人の初心者も増えていると思うので、まずは(アマチュア)初段を目標に、コツコツチャレンジしてもらえたらなと思いますね。

では今日はこのあたりで。

秋田出張のこと

先週末の秋田出張、実は地元紙・魁新報さんの「新春対局」を務めてきました。
こちらでは毎年プロを招いて地元アマ代表が挑戦、という催しが長く続いているそうです。

お正月の紙面ですから責任重大、華やかな舞台にお招きいただき光栄の至りです。
自分自身にとっても初めてのことで、さすがにちょっと緊張もしました。

もちろん実際はアマチュアの方のほうがより緊張するはずです。
しかし本局に関しては実力を十分発揮していただいたようで、良い内容の将棋になりました。
地元の方にはぜひ、お楽しみいただければと思います。
私自身も掲載をとても楽しみにしています。

貴重な機会をいただき、また新聞社・地元の方々には大変お世話になり、どうもありがとうございました。

 

対局前夜の予定は懇親会があるのみでしたので、お昼頃空港から市内に出たあと、男鹿線に乗って終点まで行ってきました。
日本海にほど近い場所を走る1時間ほどの旅。たまたま暖かい日で良かったです。
電車は行き帰りとも意外に混んでました。

この夏、大フィーバーを巻き起こした金足農業高校はこの途中の追分が最寄駅。
そしてその追分駅そばの国道を挟んで、高校側が秋田市、反対側が潟上(かたがみ)市です。

ということで、途中下車して歩いてきました。
今年は片上(かたかみ)と潟上(かたがみ)に両方訪れることができて、とても良い記念になりました。
秋田には来年以降も、またお伺いできたらと思っています。
折しも秋田市内では大きなお祭りも行われていて、短い滞在でしたがいろいろと楽しませていただきました。

今日は倉敷藤花戦の第1局。
妹弟子が三度目のタイトル挑戦です。

僕はカロリーナ関連の取材があり、珍しく対局以外で連盟に行きます。

日本シリーズとか

カープは残念ながら△〇のあと4連敗でした。
相手が強かったですね。
一度は日本一が見たいですが、また来年の楽しみになりました。

野球観戦は最近はすっかりご無沙汰だったんですが、久々にテレビで何試合か応援して、面白さを再認識しました。
機会があればまた球場にも足を運びたいものです。

竜王戦第3局はまたしても大変な名局だったと思います。
本当に最近素晴らしい将棋が多いです。
広瀬八段が一番返し、シリーズの行方も分からなくなりました。

当日の午後は秋田を小旅行中で、何度か進行をチェックしていましたが終始羽生竜王が押しているように見えていました。
あれだけ攻められてよく持ちこたえられるものと思います。
最近の広瀬八段の将棋を見ていると苦しいときについていく指し回しが抜群に優れている印象です。
そういえば、自分との将棋もそんな流れで最後に勝ちをさらわれたのでした。

羽生竜王に紫綬褒章
ちょうど竜王戦開催中のニュースでした。おめでとうございます。
報道の見出しが「将棋の羽生竜王ら〇〇人に・・」という感じになっていたのが、すごいことですし将棋界にとってこれ以上なくありがたいことと思いました。

囲碁の名人戦第7局で、張栩さんが井山さんからタイトル奪還とのこと。
自分とほぼ同世代の棋士が、平成生まれの七冠王から(対局時は六つになってましたが)タイトルを取り返したと考えると、本当にすごいことと思います。
張栩さんの「勝利は10%から積み上げる」は本当に素晴らしい名著で、数々の名言は自分もいつも心に留めています。

秋田出張のことはまた明日改めて。

9/20 高野六段戦

王位戦の予選1回戦でした。

先手中飛車に対して相手は角道を突かない左美濃からの△1三角。
この戦法は都成五段の著書(末尾)に詳しく、非常に有力で手ごわい作戦です。
都成君、本当は中飛車党のはずなのに裏切りは困るなあ(笑)

僕もこないだ読んで勉強したばかりの気がするんですが、この本が出たのがもう半年以上も前とか、時が経つのは本当に早い。
流行の移り変わりも早く、この将棋でも居飛車側に新たな工夫が出て、ちょっと苦しくしたかと感じていました。

対局翌日に「急に景色が良くなり」と書いたのがこの場面。

ここで▲5八飛が絶好の一手で、手ごたえあり。
△同飛成▲同金左(この一手が大きい)△7九飛▲5九歩、と進めば自玉は鉄壁、後手玉へは▲3四歩の厳しい攻めが残りはっきり優勢。
実戦は△6六飛▲同歩△6七角ですがこれも優勢です。
ただしその判断自体は間違っていなかったものの、ちょっと過大評価していた面がありそこは反省が残りました。

戻って図の△3五角(歩を取った)ではいったん△6五歩と打診されていたら、難しい形勢でした。
図の局面では6六角が攻防に絶好のポジションなので、それを動かすのが急務という理屈です。

その後だいぶ粘られてしまったものの、リードしたままようやく終盤の入り口へ。

ここで▲5四飛!が気持ちの良い一手ではっきり良くなりました。
中飛車は大駒を大きく使うのがコツの一つだと思います。

これからももっとさばきの感覚を身につけて、アマチュアの参考になる将棋を観ていただきたいと思っています。