解説

昨日は久々に、弁護士さんの将棋会にお邪魔してきました。
皆さんお変わりなく熱心で、何よりです。
昇段のお祝いもしていただきました。
どうもありがとうございました。

席上急遽、棋王戦本戦の将棋を解説してくださいと言われたので、指導対局の後に簡単に振り返ってみました。
準備していなかったのでところどころ覚えていなかったのですが、自分にとっては出来の良い将棋が続き、よく指せたものと自分でも感心。
良い将棋を指せばこうやって観ていただけるし、見せて下さいと声をかけてもらえるということが実感できました。

思えば昨年後半は観戦記のつく将棋をたくさん指すことができました。
自分にも、それを喜んでいただける方がいて、それは何よりも嬉しいことですね。
今年も昨年以上に良い将棋を指していきたいと気持ちを新たにしました。
自分の良いところをしっかり出せるように、それと大きなミスをすこしでも少なくできるように、頑張っていきたいと思います。

今朝は順位戦のことも書くつもりだったのですが、珍しくもう家を出る時間なのと、昨日の将棋にまだ全部目を通せていないので、また明日にします。
ちょっと短いですが今日はこれで。

開幕戦

年末年始は、新たに予選が始まる時期でもあります。
今週は新しくスポンサーがついた棋戦が、相次いで開幕しました。

7日は女流棋戦の「ヒューリック杯清麗戦」が開幕。
予選の第1局がいきなり清水ー谷口戦というかなりの好カードで驚きました。
第1期・文字通りの新規開幕でシードがほぼないのも関係しているかもしれません。
将棋は序盤から激しい展開になり、さすがに見応えのある一局でした。

清麗戦は全局ウェブ上で棋譜が公開されるのですね。
ヒューリック杯清麗戦中継サイト

まったくの余談ですが、この「 清麗戦 」を入力するのに「清い」「麗しい」と打っているので、辞書登録しておかないといけないかも。
そのうち自動で出るようになりますかね。叡王戦もいつの間にか出るようになったし。

昨日、9日は「大阪王将杯王将戦」が開幕。
こちらは伝統ある棋戦を、今期から新たにスポンサードしていただけることになりました。
自分の対局はまだ決まっていませんが、おそらく今月末につくのではないかと思います。
すでに年末のうちに最寄りの大阪王将には行きました。準備は万全です(?)

ちなみに「大阪王将」は創業50年とのこと。
次の新たな50年を、将棋の王将戦とともに歩んでいただけたらと願っています。

今日はA級・B1・C2と順位戦が3クラス。
一昨日のC1と合わせて、順位戦の話題はまた明日に。

負け

昨日の対局は、苦しい展開から盛り返したと思った矢先の大ポカで、一局を台無しにしてしまいました。
最終手▲8四香の寄せに気づいたのが投了2手前で、そこではもう、形を作る以外の手がありません。

数手戻って△6六歩と取り込んだ手が二人がかりで自玉を寄せる大悪手で、何はともあれ△8四銀と埋めるべきところでした。
10秒将棋ならたぶんそう指したと思うのですが、△6六歩▲同金としてから打ったほうが得だなあと考えているうちに、本譜の寄せをうっかりしてしまいました。

実は年末から練習将棋も含めて連敗が続いていて、まさに泥沼です。
最近は心技体、という点で(技はさておき)普段に比べて心配なところはないと感じているので、黒星がこれほど続いている理由はよくわかりません。

相手も常にプロなので結果は仕方ないですが、こういう大きなミスが出ないようにはしないといけません。
次の対局までできる限りのことをやって、これから順次始まる予選の対局には背水の陣で臨みたいと思います。

最近よく思うことですが、プロの将棋は途中まで均衡が取れていたとしても、どこかで大きなミスが出てしまうと、一番面白いところにまでたどりつけません。
逆に多少形勢に差がついていたとしても、悪いほうが離されずにくいついていけば、際どい競り合いが楽しめることが多いです。
昨日の将棋は、こちらにポカがなければ、それなりに面白い終盤戦になっていたはずです。
結果以上に残念な一局になってしまったので、繰り返さないようにしたいです。

続・最年少棋士

昨日書いた囲碁界の天才少女は、その後井山さんと公開対局をされたそうで、再び大きなニュースになっていました。
正直なところ、どの程度に衝撃的な強さなのかは僕には分かりませんが、井山さんや張栩さんがこれだけ手放しに称賛するからにはよほどすごいのでしょう。
今後が楽しみです。

この件について「特例でプロ入りや、まして’最年少’はおかしい」という反応が見た感じではけっこう多くて、なんというか、予想通りでした。
ただ、囲碁界はもともと団体が2つあって、日本棋院だけではなく関西棋院にも独自のプロ制度があったはずです。
また将棋界でいうところの奨励会にあたる制度の外や横に、プロ試験の制度や女流枠などもあって、プロの人数も大きく異なり、比べることは難しそうです。

また将棋界でも奨励会の制度はあまり変わることなく続いていますが、それでも何度かの変遷はあり、女流棋士の制度となると本当に繰り返し変わっています。
その中で最年少記録は藤田綾さんの11歳6ヵ月となっているようですね。
今後この記録が塗り替えられる可能性は十分にあると思いますが、将棋界の場合それぐらいの棋力を持つ少女は奨励会入りを目指す可能性も高いので、どうなるかはわかりません。

プロになれる線引きをどういうレベルでどのように定めるかは難しい問題で、基本的には団体(業界)の総意で決めれば良いことだと思うので、今回のケースもこれはこれで一つのやり方と個人的には思います。
今回のプロ入りをきっかけに才能がより開花した、ということになってほしいですね。
結局のところ今後の成長如何でこうした特例の是非は判断されるでしょうし、おそらく2年ぐらいである程度の結果は見えてくるのではないでしょうか。

それにしても、小学生で「プロ」になる人生ってどんなものなのでしょうか。
ちょっと想像つきませんね。

夫の好調の理由を同業者の妻が勝手に推測する

マッチングの問題は極めて重要です。
自分自身は基本的にそこから目を背けて生きてきた人間なのですが、今後自分を変えていくべきかどうかは、悩ましい問題です。これは将棋に限ったことではなく。

ところで上田初美さん、文章うまいんですね。
次はどんなのが来るか、楽しみです。