続・王位戦など

王位戦第1局は期待通りの熱戦になりました。
結果としては1日目からリードを守って菅井王位の快勝、ということになると思いますが、見ごたえある内容で次からも楽しみです。
61手目の▲5六飛が菅井王位らしい、気がつきにくい名手でした。振り飛車党はああいう細かい動きがうまいです。

対して△5五歩と打つ変化が感想戦コメントに記載されていますが(自分もそう指すと思っていた)、こちらを選ぶと数手後に▲1二香!という攻めが出てくるのですね。
これはめったにお目にかかれない筋なので実戦で見てみたかった。

深浦ー羽生戦での▲9二銀!を連想しました。
あれも王位戦七番勝負での出来事でした。
ちょうど10年前のことのようで、中継サイトには棋譜がなかったですが主催紙・西日本新聞社のリンクがありました。

この後は美濃囲いが健在、駒の損得なくさばけている、9九の香車が急所に移動している、おまけに残り時間も大差、と居飛車側を持って形勢判断してしまうと心が折れそうになる情勢と思いましたが図の△5一歩は感動的な粘りの一着。

冷静に見るとまだまだ大変な局面で、実戦もここから長く戦いが続きました。
長く大変な七番勝負を予感させる第1局でした。

 

この数日は全国的に記録的な大雨とのこと。
東京も降っていますがたいしたことはなく、ニュースを見て驚いています。
特に大阪は地震があったばかりなので心配です。どうか、お気をつけください。
大きな被害が出ませんように。

それと文科省・医大の事件はびっくりしました。
たかだか大学に入るぐらいで、よもやそこまでして・・という感じがしますけど。
世の中いろいろなことがあるものです。

 

昨日は王座戦の準決勝がありましたが、今日ももう一つの山が行われる予定なので、合わせてまた明日に。

最後にお知らせをひとつ。


7並びの遊び心、こういうのはちょっと珍しいような。

価格は7777円なんでしょうか。それとも77777円かな。
実際はたぶんその間のどこかでしょうね。お楽しみに。

王位戦など

昨日・今日で王位戦第1局、舞台は豊田フォレスタ。
ここはたしか棋聖戦が多く指されてきたはずですが王位戦は珍しかったような。

菅井ー豊島戦ということで序盤から早い展開を予想する向きも多かったようですが、本局は長考相次ぎかなりのスローペースで進んでいます。
実はこういう展開もあるかと思っていました。と言うのも、振り飛車党vs振り飛車党だとお互い譲って相居飛車になる、みたいなこともよく起きるので。

人間同士の戦いにはいろんなアヤがあるものです。
そういったことを自分なりに感じながら観戦するといっそう楽しめると思います。
このカードは普段お互いが得意としている形からは意外な戦型も多く、お互いに予測がつきにくいはずなので、そういった意味でも第2局以降も何が飛び出すか、注目だと思いますね。

封じ手の局面はどちらを持ってもまずまずという感じがします。
ただそれは外野の意見であって両者の読み筋の中ではかなり緊迫した局面が浮かんでは消えている感じでしょう。

 

話題に乗り遅れましたがスケートのほうの羽生さんも、国民栄誉賞を受けられたのですね。素晴らしいことです。
最近スポーツの世界でも良いニュースが多く、観る機会は少ないのですが関心を持っています。

サッカー日本代表は残念でした。
よくやったという声も多いみたいですが、サッカー後半の2-0ってコンピュータ将棋で言えば評価値1000ぐらいまでは来てるのでは?
そう考えると勝ち切ってほしかった気がしますねー。惜しかった。

将棋のほうの羽生竜王の話題。
府中町の広報誌(pdfです・p10参照)に講演の案内が出てました。
村山聖杯怪童戦の前日に、同じ会場に来られるそうです。
羽生ー村山戦にも印象深い対局が多くありましたので、そのあたりのお話も出そうですね。

 

今日は地元の中学校の指導日。
一年間続けて行くことになったので、年間通してどうやって強くなってもらうか、カリキュラムを考えながら進めていきたいと思います。

では今日はこのあたりで。

白星スタート

昨日の対局は後手番で引き角戦法を採用。
三間飛車に対して使うのは今泉さんが得意としているイメージがあります。


(画像は名人戦棋譜速報より)

図から△8四飛▲8八飛△7四飛▲7八飛・・を繰り返しての千日手。
この局面(もしくは2手前)で△4四角や、▲8八飛のタイミングで△7八歩、△6五桂、△4四角などいくつか打開の手段は見えるところですが形勢をリードするのは難しそうです。

直前34手目の△7五飛は苦心したところで、あのあたりは模様の良さを求めての仕掛けだったので千日手ではやや不満な気もしましたが、後手番なので妥当なところでしょうか。

夕方からの指し直し局ではめったにお目にかかれないようなきれいな居飛穴が完成して、おかげで指し方が分からなくなりました。
こういうのは実戦的な勝ちやすさはあってもそんなに大差というわけではないので、どういう気持ちで中盤に入っていくか難しいんですよね。
とりあえずビッグ4にしておくんだったか。次にいつ出会えるか分からないし。

41手目の▲7七角は小さなポカで△3三角のぶつけをうっかり。
もちろん千日手を含みにしての駆け引き、とかではないです。
この手を指さなければさすがに作戦勝ちだったはずですが、このあとはもう形勢互角のつもりで指しました。

中盤は自信のない局面も多かったですがうまく抜け出すことができて、77手目▲4四銀のところでは良くなりました。
その後もさんざん粘られましたがなんとか勝ち切ることができて良かったです。
指し直し局は反省点も多いので振り返りや図面はまた後日に。

開幕から1か月のうちに3局順位戦があるということは、3連勝すれば上を目指す戦いになりますし3連敗すれば背筋が寒くなります。
それだけに初戦の比重は大きいと思っていたので良いスタートを切れてホッとしました。
次も頑張ります。

順位戦開幕

本日対局につき、いつものように予約投稿です。
順位戦で兄弟子の安用寺六段との対戦。
幸先良いスタートを切れるよう、頑張ります。

大阪の地震で先月の順位戦が延期になっており、表の上では2回戦なのですが、実質的にはお互いにこれが今期開幕戦になります。
ちなみに延期になった対局、自分のところは7月中旬に指す予定に決まりました。

・7月に入ってからの開幕戦(通常は6月から)
・他のクラス(B1)はすでに2回戦まで終了済
・開幕戦が兄弟弟子(通常1回戦では当たらない)
・今月中に順位戦3局(しかも2局は大阪遠征)
等々、いろいろと異例づくしでこんなことはこの先もおそらくないのではと思います。

もちろんコンディションには何の問題もありません。
いつも通り一生懸命対局するのみです。
ただ本局は兄弟子に東京に来てもらうわけですが、もし大阪だったら月に3回順位戦で遠征ということになっていたので、体力的に大変だったかもしれません。

それにしても安用寺さんと当たるのが10年ぶりとは調べてみて驚きました。
過去3度の対戦は、どれも印象深い将棋ばかりです。
今日も良い将棋が指せるように、気持ちを込めて盤に向かいたいと思います。

今期もぜひ名人戦棋譜速報でご覧いただき応援のほどよろしくお願い致します。

御礼

一昨日の蒲田指導、ご来場いただいた皆様にはありがとうございました。
行ったのはやはり5年ぶりぐらいだったかと思います。またよろしくお願いします。

予想通りと言うべきか、強豪と子供中心の指導になりました。
奥では県代表常連の方々の研究会が行われているなど、かつてと変わらぬ光景で懐かしく思いました。
熱心なプレイヤーの輪を眺めたのもそういえば久しぶりで、良い刺激になった気がします。

またお世話になっている幻冬舎さんから「デラックス将棋」をいただきました。どうもありがとうございます。
昨日、すこし棋譜並べしてみたのですが二つ折なのに折れ目が出ないのがありがたいですね。

以前ブログで取り上げたもので、木製の盤駒セットで6000円台はよく実現したなあという木が、じゃなかった気がします。
新商品とか

一昨日の棋聖戦第3局は豊島八段が勝ってタイトル奪取に王手。
中盤以降はずっとリードしている展開でしたが羽生棋聖の粘りが強靭で印象に残りました。
結果は出ませんでしたが序盤4手目の△7二飛はけっこう有力な作戦に見えたので、公式戦でもまた登場するのではないかと予想しています。

では、今日はすこし短いですがこれから出かけるのでこのあたりで。
今月は忙しくなるので、心を整えて、体調を崩さないように気をつけて頑張ります。