負け

昨日の対局は、新型雁木を初めて採用してみたのですが、ものの見事に大失敗。

男もすなるがんぎといふものを、女もしてみむとするなり

とか思ってる場合じゃなかったです。猛省。あの頃私はアホでした。

ただ、初めて指してみて、それなりに得るものもありました。
完敗という結果は、形勢が傾いた後相手にうまく指されたということもあるので、仕方ないことと割り切ってまた次頑張ります。

7月は順位戦で3連勝、昇段も果たしてとても良い一ヶ月でした。
・・というブログを書きたかったのですが残念。
今期も厳しい戦いになりそうです。

ともあれ遠征続きの1ヶ月が終わりました。これから東京に帰ります。
8月もそれなりに忙しい日々が続きそうなので、体調に気をつけて、前向きな気持ちを失わずに将棋に取り組んでいきたいと思います。

 

七段初対局

昨日も書いた通り、順位戦で大阪に来ています。
昇段後初対局。今日も気合いを入れて臨みたいと思います。

相手の平藤七段とは順位戦ばかりで、はや5回目の対戦。
これはおそらく関西所属棋士の中では、一番多いはずです。

過去の対局は横歩取りやお互いの振り飛車など、いろいろな戦型になっていて、今回もどうなるか分かりません。
序盤から集中して、良い将棋が指せるように頑張ります。

今日も名人戦棋譜速報にて観戦、応援のほどよろしくお願いします。

プロアマ戦

昨日は朝日杯の一斉対局。
最近日本は天災が多いので(天才も多いけど)、無事に10局ともつつがなく行われたと知ってホッとしました。

今回の台風は、特に大雨の被災地は心配でしたが、報道を見る限りそこまでの被害はなかったみたいですね。
何はともあれ、一安心です。

さて「朝日杯将棋オープン戦」になってから過去11回の成績がプロから見て83-27、とあって今年7-3なら平均でちょうど8-2になるのだなあと思っていたのですが、結果は9-1でした。
(※コメントいただいた通り、4:1と勘違いしてましたが3:1でした。ひどい間違いで失礼しました)
プロ強し、という内容と結果だったと思います。
特に最近はアマ強豪に元奨励会員が増えていて、同世代のプロにとっては負けられない気持ちが強いかもしれません。

自分の見た感じとしては、
(プロから見て)完敗がひとつ、混戦の末の勝利がみっつ、逆転勝ちがひとつ、で残り半分は完勝。
という印象です。
特に両者1分将棋になってから、プロ側の強さが目立ったように思いました。

トップアマと新鋭プロのオッズが対1ぐらい、という現状が示されて、これがまた10年ぐらいすると変化していくのか、あるいはこのままなのかというのは興味深いところです。
(※数字を修正しました)
あの場で指すのは(特にプロは)大変だと思いますが、これからも長く続いてほしいと思っています。

明日は大阪で順位戦なので、今日の午後、移動予定。
つい2週間前にも行ったばかりで、かなり異例のことですがそのおかげでたまたま、師匠に昇段の報告に行けることになり、味が良いです◎

新人王戦 先後同型について

注目の新人王戦は、藤井七段の勝ち。
振り駒だけは連敗が続いていますが、将棋は相変わらず強い。
昨日の将棋は、中盤以降押され気味と見ていたのですが。

画像は日本将棋連盟モバイルより、55手目までの局面。
ここで△4六歩と打つと珍しい先後同型になるなあと、しばらく前の局面を見ていて思っていたのですが実戦は△4七歩。
ちなみにそこで▲6三歩不成(??)とやると、やはり先後同型です。
まあ後者は単なる思考実験ですが、最近の角換わりはこういう見慣れない先後同型も増えています。
ここまでは同型を含みにしつつの小競り合いで、ここからは濃厚なねじり合いが続きました。

 

将棋というのは、先に攻めれば有利になるかというとそんなに単純なものではなく、先に攻める=先に駒を渡す、とか先に攻める=利きの足りないところに手を出していく必要、などの理由によりむしろ攻めてきてもらったほうが良いという局面はたくさんあります。
だからこそたとえば同型角換わりと呼ばれる分野は古くから定跡化され多くのプロに指されてきました。
(木村定跡・升田定跡など)
ただ最近は過去のメジャーな形は一定の見解が示されたこともあって廃れつつあり、変わって実戦例データの少ない同型が増えてきています。

角換わりに限らず相居飛車共通で、先後が似たような駒組みのまま進むという将棋は以前に比べてかなり増えている印象で、もうしばらくするとそのうちのいくつかには、一定の結論が出るようになるかもしれません。
あるいは、全然結論が出ないかもしれません。
ただ戦型や先後を問わず、後手が同じように追随したらどうなるか?とか端歩を省略して先手が追随する形になった場合はどうか?とかを意識する場面が明らかに増えていて、これがいまのトレンドだと思います。

 

JT杯は豊島棋聖の勝ち。
この将棋も松尾八段が良さそうと見ていたのですが、気がついたら体が入れ替わっていたという内容でした。
つまり勝者の2人が強かったです。
叡王戦と合わせて、中継局は後手番が全勝という珍しい一日でした。

今日は朝日杯のプロアマ一斉対局。
東京はすでに台風一過ですが大阪は心配。嵐の中の対局になるのでしょうか。
解説会は中止、対局は予定通りと案内が出ていました。
個人的にはトーナメント表の関係で西田ー渡辺戦に注目しています。

それと今日は連盟HPのまいにち詰将棋に自作が掲載されました。
わりとお気に入りの軽快作なので、ぜひ解いてみてください。

王座戦

昨日の挑決は斎藤七段の逆転勝ち。
中村王座との五番勝負は空前のイケメン対決になりました。
ファンの方々にとっては大変な秋になりそうです。

挑決の将棋、中盤で△5四銀と打ち直した手がけっこうな衝撃を与えているようでしたが、個人的には見たことのある手だったので指し手そのものへの驚きはなかったです。
ただあからさまにソフト由来の手(しかもこれで優勢という類の手ではない)がこの大一番で、しかも持ち時間の長い将棋で指されたことには驚きました。
実戦的な勝ちやすさがある感じすらしなかったのですが、そこからしばらく進むと後手ペースになっていたのはさすがでした。

その後は中継その他で触れられている通り終盤での逆転。
93手目棋譜コメントに書かれている詰み筋はかなり奇跡的で、「作ったような」とはこのようなことを言うのだと思います。
渡辺棋王としては不運だったという感じもしますし、そのすこし前の▲6一角~▲4三角成という攻めが良い勝負手だったのだと思います。
あれがなければかなりはっきりした一手差、という感じだったのがあそこで分からなくなった感じがしたので。

今朝の渡辺さんの「勝ち急ぐというのは普段から勝ち慣れてないから」という一言は重いですね。なんだか身に沁みました。

 

また王位戦の結果は分かりませんが、王座戦に関してはどちらが勝っても「8人で8タイトル」の状況は続くことになりました。
トーナメント表を見返していてふと気づきましたが斎藤七段は現タイトルホルダー3人と、藤井聡太七段を破っての挑戦なのですね。
次の竜王戦もベスト4に現タイトルホルダーは1人だけですし、本当に拮抗した状況ということなんでしょう。

今日は新人王戦に注目が集まっていると思いますが、個人的には同世代の松尾八段が初出場ということで、JT杯にも注目しています。
日本シリーズに出ることは当然ながら誇るべき実績で、40近くなっての初出場はかなり異例のことなのではと思います。
気が早いですが来期のメンバーはまたガラリと替わる可能性があります。
それだけ、強い人が多く面白い将棋界だということだと思いますね。

 

大型台風接近とのこと、皆様どうかお気をつけください。