文部科学大臣杯

通称文科杯、昨日はこちらの会場で指導対局でした。

全国大会の場(正確には東日本大会ですが多くの都道府県から代表選手が集まるという意味では同じ)で楽しみなのは各地の指導者の方々にお会いできることで、たとえば青森のNさんは「この大会は皆勤賞です」と言っておられたり。
他に埼玉や、福島の方々にわざわざ声をかけていただき、感謝です。

福島は春に喜多方に行ったのが2回目で、来月は県庁所在地の福島市にお招きいただいています。
夏休み将棋フェスタ(福島民友社)

仕事で訪れた土地の方々と、その後別の場所でもお会いできるというのは、なんだかとても嬉しいものです。
教え子さんたちのそれぞれのご活躍を祈念しています。

それにしても、中学校のほうは関東圏の代表校そして上位進出校を見ると、名だたる進学校が多く、やはり学力と棋力の相関はそれなりにあるということなんでしょうね。
今日は中学校の指導日、自分の身近なところでも、将棋部の子たちは将棋だけでなく、進学の成績も良い。という結果が春に出てくれたらいいなと思っています。

※追記:主催紙リンク
埼玉・戸塚東小、東京・麻布中など計8チームが決勝大会進出(産経新聞)
西日本大会では広島勢が大活躍だったようですね。

A級順位戦、糸谷君はいつも通りの内容で快勝、まさに怪物上陸。
地位が上がろうと、相手が羽生竜王だろうと変わらず面白い将棋を見せてくれるのはすごいの一言、このあとも楽しみです。

C2はまだ全部に目を通せていないので、中学校から帰ってから観る予定。
部活での指導なのでいつもは夕方の短い時間なんですが、今日は夏休みの特訓で朝からみっちり、こちらも気合入れて行かなくては。

今日は王座戦の挑決が大勝負です。

王位戦、順位戦

王位戦第2局は豊島棋聖の快勝で1-1のタイスコアに。
やはり穴熊は堅かったですか。

あとで感想戦コメントを読むと、本局は見ていて感じたことがある程度正しかったみたいでした。

最近はある程度強い方だとソフトの評価値を横目に観戦(もしくはあとで検討)する方が多いのだと思いますが、自分自身はソフトの意見よりも、対局者の意見を大切に考えています。
ソフトになろうとははじめから思っていない自分にとって、トップ棋士に近い読みができていたかどうか、は大きな指標になるので。

上記の順は△5五歩に▲6五銀で攻めが続く、とのことでしたが△同桂▲同歩に△7三銀と埋めておいて、これはそれなりに大変な気もしたのですが。

自分の感覚が古くさくなってしまっているのか、それとも古いなりに通用するのか。
こういうところが大切です。

 

順位戦はC1の延期分が昨日で全局終了し、これで来週から平常運転に戻ります。
臨機応変な対応で、すべての対局が滞りなく進んで良かったです。

ただ心配なのは関西の空調。
まだ直ってないようで、今日のC2は6局なのでギリギリ大丈夫そうですが、来週のC1は7局あるようなので、大丈夫なのかどうか・・?
無事に直ってほしいです。あと、台風もちょっと心配ですね。

A級も進行にばらつきが出ていますが今日、1回戦の最終局が行われるようでこの後は通常通りの進行になると思われます。

また今日はそのほかC2の残り半分も。
夏は比較的対局が多く、今日は特に中継多数で楽しみな一日です。

 

自宅仕事など

先週の大阪対局あたりからずっと自分にしては忙しく、珍しいぐらい家にいなくて、昨日・今日は久々に家から出る用事のない2日間。
棋士にとってはこちらのほうが日常です。

ただ昨日は、できるだけのんびりしようと思っていたのですがいろいろと仕事がたまっていて、こなしていたらいつの間にか夜でした。
自分の場合、家にいてもちょっとした用事とはっきりした仕事、あるいは勉強と趣味の境目は常に微妙なわけですが、最近はなにがしか出張の予定とか、原稿を抱えていることが多いこともあり、仕事している感が以前よりは強いです。
ただ時間的に自由なので、そこが棋士の良いところですね。

実はいま、とある入門書の監修を引き受けているところで、仕事もだいぶ終盤に差し掛かってきました。
もうしばらくしたら告知できると思います。
さっきようやくその仕事が一段落したので、今日の午後はのんびりとたまった棋譜でも並べて過ごそうかなと思っています。

 

また今月は指導のお仕事を多くいただいていますが明日も小中学生の大会(文部科学大臣杯の東日本大会)での指導対局、あさっては近所の中学校での指導日、と続きます。
指導対局にも面数や下手の棋力・学年(年齢)などでさまざまなバリエーションがあるので、その都度今日はどんな感じで指そうかなと考えるのはなかなか楽しいことでもあります。

最近よく思うのはこちらが楽しんでこそ、相手にも楽しさが伝わるという側面もあると思うので、まずはこちらが楽しく指して相手にも楽しく指してもらえるように、その上でできれば強くなってもらえるようにという順番で心がけています。
そのためには何気ないことかもしれませんが日々の暮らしが充実していること、あとその仕事に向けてきちんと心と体の準備をしておくこと、が大切なのかなと思っています。

よく弟子にも言っていますが棋士はほとんどの時間が自由なので日々の過ごし方が大切です。

 

王位戦は角道を止めた向飛車に進みましたがこれはなかなかに意外な戦型。
そして2日目に入ってからもすでに意外な手がいくつか出ていて、善悪は分かりませんが奥深さを感じさせます。

こういう展開は人間同士だと最後はなんだかんだで居飛穴が勝つ、というのがこれまでの雑な定説なので、個人的にはそれを覆す結果を期待したいですが、どうなるでしょうか。

 

新記録

将棋のことではなく、気温の話です。

暑い、暑いと言っていたら、昨日は日本新と東京新がそろって出たとか。
あんまりおめでたくはないですね。。。

40度、って体温より暑いのでもはや本気で外出を控えないといけないレベルですよ。
冷房の温度って設定できる最高が30度になってることが多いと思うんですが、これでも外気より10度低いって計算ですからね。ちょっと尋常じゃないです。

ここ数日とても忙しかったのですが今日明日はお休みなので、なるべく家で過ごそうと思います。

ブログも毎日つらつらと書き続けてきましたが、今日は夏休みモードということでこれだけにします。

自由研究

気がつけばもう、夏休みの季節ですね。
毎日暑くて夜中に目が覚めたりもしていますが、この3日ほどは朝が早く、この時間帯だけはさすがにすこし涼しい気がします。

プロ棋士による「小学生対象 夏休み自由研究ワークショップ2018」
将棋に注目が集まっている昨今ですが、こういう形で自由研究のテーマのひとつになるというのもまた、将棋界にとって大切なことのひとつと思います。

将棋はゲーム自体が伝統文化であり歴史があると同時に、所作とか、道具とか、いろんなものを含めてひとつの世界ができあがっています。
そういったことを多くの人たちに知ってもらうことで、将棋というひとつの世界が続いていくのだと思います。

また最近将棋界では読み物系で話題作が相次いでいて、自分もすでに目を通したものがあり、読みかけのものもあり、まだのものもあり。
もちろん将棋ファンの方には夏~秋の夜長に手に取ってほしいと思いますし、子どもたちの読書感想文にも良いかもしれません。
最近ちょっと忙しくて余裕がないのですが、時間ができたら紹介などもしたいと思っています。
(できるかな・・・)

今日は練習将棋の日で、午後からはいろいろと用事があって連盟にも行く予定。
夕方には香港の学生さんの取材を受けます。
日本の将棋が、外国の学生さんにとっても研究テーマになっているのだとしたら、こんなにうれしいことはないですね。

ただこうした機会には必ず「将棋会館見学」ということで可能なら対局室、ほかにスタジオや道場などを見ていただくことになり、そうするとやっぱり老朽化が目立つんですよね。
いま、再び新会館の議論がスタートしたのはそういった背景もあります。
大変な困難が予想されますが、ぜひ実現させたいものです。

では、今日ももう出る時間なのでこのあたりで。