人間将棋とか

今日・明日は恒例の人間将棋。
今年は桜がかなり早かったので、天童もおそらく新緑に変わっているのかな、と思いきや瀬川さんのツイッターに上がっている写真を見るとけっこう残ってますね。
気持ちの良い2日間になりそうです。

カロリーナが出演させていただくことになっているので、師匠は言葉が大丈夫かと密かに心配しているんですがまあ、たぶん楽しくやってくれることでしょう。
サムライになったつもりで、威勢よくやってもらいたいと願っています。

鎧兜を着て、物見櫓に上がって将棋を指す、あれほど楽しいイベントはなかなかないんですよね。
僕もいつかまた行きたいなあ。
将棋イベントが本当に多いこの頃ですが、この人間将棋とか、あとは将棋の日とか、いくつかの風物詩的なものはこれからも特にメインイベントとして、ますます盛り上がってほしいですね。

弟子は人間将棋のあと、火曜日にはAbemaTVの聞き手にも初出演とか。
いつだったか銀河戦もやらせていただいていました。
日本語もずいぶん上達したので、他の女流棋士と同じようにこうしたお仕事もやりながら自分の将棋の向上に努めてほしいと思っています。

今日は朝早くから出かけるので、短いですがこのあたりで。
先週は中継局で熱戦、好局が本当にたくさんあったので、来週改めて取り上げてみたいと思っています。

勝ち

昨日は久々に自分なりに納得いく将棋が指せました◎
先手番の三間飛車から、すこし変わった形の急戦を受ける展開で、うまくさばくことができたように思います。
形勢判断の難しい将棋でしたがだいぶ振り飛車が板についてきたかもしれません。

今月は2戦2勝で良かったです。
来月もこの調子で頑張りたいと思います。

すこし長めの感想戦をやったあとは、隣の村山ー遠山戦とほぼ同じ時間に終了したので相手の阿部君も交えて4人で軽く食事に行きました。
対局後に棋士同士で出かけたのはいつ以来のことだったか、久しく棋士の会話をしていなかったので新鮮でした。
明日からまた将棋を頑張ろう、と改めて思いました。

本日対局

今日は棋王戦で相手は阿部健治郎七段。
4月の中ではわりと対局が多い日のようで、中継も豪華です。(自分のところはナシ)

名人戦は今日から第2局、舞台は小松。
週末は恒例の全国一斉解説会があります。

自分も良い将棋が指せるよう、頑張ります。

クラウドファンディング・続報など

先日書いた記事(ギネス)の続報なんですが、天童出身棋士として知られる島田八段からこんなの↓来ました。
いまサイトに見にいったら、そのときから比べると倍以上集まってましたね。多少宣伝効果もあったかな?

日経にも出てました。
天童市が4000人の将棋大会、事業費はふるさと納税で
皆様もぜひ。

最近はいろんな将棋イベントがありますが、これだけの予算・人数規模は将棋の街ならではなので、ぜひとも大成功してほしいです。
人やお金が集まることももちろん、まずは晴れてほしいですね。

最近は棋士によるイベントも活発ですが、これはネット上のファンの声を見ていて本当に楽しそうでした。
謎を解いて棋士と写真が撮れる?若手棋士で構成される東竜門主催「将棋会館フォトツアー」の様子をご紹介! (将棋コラム)
たしかにインスタ映え満点の写真でお見事です。

東竜門・西遊棋に次ぐ第三勢力(?)が今度は大阪でイベントをするとか。
第三回 侍゛ ~ 春の陣 ~ なにわの戦い!
そうそうたるメンバーですし、協賛社もあって、かなり本格的な感じですね。

読者の方はほとんどが知っていそうですが一応、「さむらい」に濁点でザムライと読みます。
棋士は将棋のサムライですからね、いいネーミングです。

実は僕自身はこうやって先頭に立つのは案外苦手なので、実際に企画して周りを引っ張っていく棋士はすごいなあといつも尊敬しています。
もちろん感心してばかりではいけないのですが、人にはそれぞれいろんな役割があると思うので、いろいろな形で応援しつつこれからも自分なりにできることをやっていこうと思っています。

今日はこれから練習将棋の日なので、告知のみで軽めに。

NHK解説余話

一昨日放映されたNHK杯、棋譜がweb上でも公開されましたので画像を拝借しつつすこし一局を振り返ってみます。
NHK 囲碁と将棋
まったくの余談ですがリンク名が「囲碁党」「将棋党」なんですね。

偶然だと思いますが序盤24手目のこの局面は昨日の王位リーグ、豊島ー阿久津戦と同じでした。
その将棋でいきなり▲2三角と打ち込んで行ったのは驚きましたね。両対局者の読み筋にはあったのかどうか?
実戦は無難な進行、と思いきや。


33手目▲6六角(打)から大きく局面が動きます。
ただこの手は結果的に気負いすぎだったか。解説でもそのように話しました。
飛車をぶつけた手↑が機敏で振り飛車ペース。
ここで▲2六歩と辛抱した手には驚きましたがよく考えてみると仕方ないですね。とは言え自分には打てない気がします。
勝率の高い若者の手です。

ずっと進んで本局は詰むや詰まざるやがハイライトに。
NHK杯のような早指しを見ていて一番面白い場面、指していて一番ドキドキする大変な場面です。
ここは△6一金と受ける手もありもし▲5二金△同金▲5一金と進めば千日手模様で時間を稼ぐことができます。
だからこそそのような回り道に気を取られることなく、意を決して△8七銀打と詰ましに出た決断はお見事でした。

数手王手が続き、この局面で△8七金が決め手。以下△7五桂と設置する形になってはっきりしました。
代えて△6五桂や△7九飛などもあるので、時間があればプロなら読み切れて当然でも30秒将棋の実戦では難しい類の詰みと言えます。
合計すると20手以上の長手数の即詰みで、本局の形勢は終始振り飛車が良かったはずでも最後にこの詰みを読み切らないと逆転するわけですから、やはりプロの将棋は一手違いの際どい勝負になるものだなと再認識しました。

何か指し手に関してご質問がありましたら、コメント欄にいただければお答えしたいと思います。

NHK杯の収録は基本的に同じスタジオで行われるのでそれなりに行き慣れているはずなのですが、数年ぶりだったので何だか場所が変わっているような錯覚をしてしまいました。
終局後は観戦記でいらしていた内田記者に誘っていただき、スタジオから徒歩数分のNHK出版の地下でごちそうになりました。
観戦記はそちらの「将棋講座」でご覧ください。