オンライン指導対局

将棋倶楽部24を活用したオンラインでの指導対局が、10月から新たに始まります。
将棋連盟リリース

オンライン・1対1で指して、zoomを活用して感想戦も行います。
指導時間中は随時つながっている状態になるはずなので、必要があれば対局中にアドバイスを求める等、自由にご活用いただければと思います。

私も指導棋士の一人として担当します。
まもなく具体的なスケジュールも公開になりますが、ご希望される方はこのブログにコメントをいただく他、twitterのリプや、また直接の知り合いの方はメール等でも、日程のご相談を承ります。

駒落ちの指導将棋を指す機会は長らくご無沙汰でしたが、来月は多く指す機会があれば嬉しいです。

よろしくお願い致します。

9/23 斎藤四段戦

昨日の対局は、後手番で三間飛車vs急戦。
序盤は経験のある形も、認識が甘く苦戦。
中盤はお互いに一失あって混戦になり、終盤は有利になりました。

美濃囲いが堅く、あと一押しで勝てそうなところから自陣飛車を2枚打たれてこの局面。
ここで△3九馬▲同飛寄に△8六桂!が華麗な決め手で、馬・金・桂どれも取れず必至。
・・という読みだったんですが、▲6四角の王手で抜かれてしまいます。

実戦はやむを得ず△7八馬▲9八玉△9五歩と軌道修正。
この時点で残り3分に追い込まれており、相手は1時間残していたので流れは負けと思いましたが、そこで良い手が難しかったのは幸運でした。

最後は両者1分将棋の末に幸いしました。
早指し棋戦以外での双方秒読みはかなり久々のことで、良い緊張感でした。

次の対局は週明けに王座戦です。

明日対局

昨日はおそらくは空前絶後になるであろう、7番勝負の第9局。
結果、第5期叡王戦は4勝3敗2持将棋(1千日手)のスコアで、豊島竜王が叡王奪取。死闘のフィナーレにふさわしく、最後まで大変な勝負だったように思いました。
長い長い戦いで、いままで見てきた中でもひときわ印象深いタイトル戦でした。
本当に、お疲れ様でした。

明日は王位戦で斎藤四段と。初手合です。
自分も良い将棋が指せるよう、頑張ります。

村山聖全局集

亡くなられた兄弟子の、村山先生の全集が届きました。

見出しに躍る「魂」の一文字には、揺さぶられるものがあります。
文字通り、全身全霊を込めて指しておられました。

かつて週刊将棋の企画で、村山将棋について特集記事を書かせていただいたことがあり、そのときの文章も下巻のほうに収録されています。
※マイナビbooksのリンクはこちら
懐かしい、の一言です。

その当時、村山先生が亡くなられてからすでに10年が経過しておりもうそんなに、と思った記憶があるのですがそれからさらに、干支が一周しました。早いものですね。
いまの自分は当時の村山先生の年齢をはるかに追い越し、調べてみると対局数はあとすこしで並ぶというところのようです。
この先、同じだけの実績を残すことは難しいかもしれませんが、これからも自分なりに精いっぱい、対局を重ねていく所存です。

今年はコロナ禍で村山杯(怪童戦)も中止となってしまい残念でしたが、この本が広島はもとより全国の多くの方々に、届いてくれることを願っています。
僕もいつかまた改めて、じっくりと並べてみたいと思います。

勝ち

今週はC1、B2、そしてC2と3日連続の順位戦一斉対局で、連日の観戦日和です。毎日忙しいですね。

一昨日の自分の対局は、後手番で向飛車。
経験のある将棋で、難しいワカレと思っていましたがやはりそうでした。

その後、中盤は形勢判断の難しい局面が続き、すこし良くなったと感じてからも、やはり難しい局面が続きました。
92手目に△5一香と受けた手が、特に印象に残っています。
あのあたり丁寧に指すことができたのが、結果につながりました。

久々に納得のいく将棋が指せて嬉しいですし、白星先行でひとまずホッとしました。
来月は順位戦が2局あるので、星を伸ばせるように頑張りたいと思います。

次の対局はまたすこし間が空いて、月の後半に王位戦と王座戦です。