お知らせなど

毎日本当に暑いですね。
昨夜はあまりに暑くて眠れませんでした。
熱中症に気をつけて過ごしましょう。

先月放映されたNHK杯について、「将棋講座」テキストに自戦記を書いています。
残念ながら敗戦譜になってしまいましたが、ぜひお読みいただけると嬉しいです。
中村太地君と山本博志君も自戦記を書いていて、今月は棋士の心情が多い号となったようです。

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こないだの順位戦の将棋を、弟弟子がブログに取り上げてくれました。
実はこのコーナーに出るのはちょっとした目標でした。感心してもらえたようで嬉しいです。
どんな将棋が気になった方はぜひ名人戦棋譜速報で観てみてください。
中盤も難しい将棋でした。

解説を少し補足すると、▲5七金という手自体も後手玉への詰めろになっています。
(▲4二馬△同香▲4一銀△2二玉▲3二金△同金▲同銀成△同玉▲4一角△同玉▲5二成銀△同玉▲5三歩成△同玉▲6三金△5四玉▲5三飛△4五玉▲4六金まで)

本譜の△2二玉という手はこの詰み筋を避けた早逃げです。
これに対して第一感の▲5二成銀は、記事にもあるように△3二金引で駒を補充されてしまいます。

実戦は詰みが発見できて良かったのですが、実を言うと当初は先に▲4二馬と切る手を考えていました。
が、それだと△1六歩▲2七玉△1七歩成のように王手の連続で合駒を確保されるマギレが生じます。
その先を考えているうちに、いきなり▲3一銀と打てば詰んでいるのではないか?と気づけたのが最終的な勝因になりました。
腰を落とすだけの時間と気持ちの余裕があったことは運が良かったです。

またこうした良い手が指せるよう、頑張っていきたいと思います。

勝ち

一昨日の順位戦は、終盤での競り勝ち。2か月半ぶりの白星でした。
ようやく連敗が止まって、ホッとしました。

内容的には反省点が多く、ミスもたくさんあったと思いますが、最後の▲5七金は良い手が指せました。
きれいに着地できたので、良しとしたいと思います。

順位戦もひとまず指し分けに戻すことができて良かったです。
次の対局は未定なので、しばらく間が空きそうですがまた頑張ります。

近況とか

真夏の暑さがやってきました。熱中症要注意です。
8月に入ってからも、街を散歩したり自転車に乗ったりしていると大半の人は相変わらずマスク姿で、みんな辛抱強いなあと思わされます。
けっこう危険な気がするので、自分の場合は屋外では人混みを避けるほうを優先して、室内(スーパーとか)に入るタイミングで着けるようにしています。

近況、と言っても何か変わり映えするでもなく、将棋観戦したり、詰将棋を解いたり、棋譜を並べたり、将棋指したり、ギャモンやったり、家事をしたり、本を読んだり、しています。
仕事はまったくないですが、前著の続編を細々と書き進めたりしています。なんとか年内には完成させたいと思っていますが、どうなるか。
そんな感じです。

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ちょっと思うところあり、しばらくの間、自分自身の対局以外の将棋について、特に指し手に関することなどは、発信を控えようと思います。
そうすると必然的に、ブログの更新も大幅に減りそうです。
やめるつもりはないので、また復活するかもしれないですし、ブログ自体は続けるつもりです。

また表に出るようなときがあれば、告知とかはしたいと思います。
そんな感じで、引き続きよろしくお願いします。

8月

東京は長かった梅雨がようやく明けました。さっそく暑い。
とはいえ例年に比べるとだいぶ過ごしやすいです。
人の動きが少ない→電力消費が少ない→結果的に街も暑くならない→温暖化も改善、みたいな流れは、ないでしょうか。

昨日の叡王戦は、豊島竜王名人の勝ち。中盤以降は、目まぐるしく形勢の揺れ動いていそうな熱戦でした。
139手は一般的にはまずまずの長手数ですが、もはやこのカードではそういう感じはしませんね。
波長が合っているのか合っていないのか分からない、見ていてそんな印象を受けます。

これで第6局まで来て2勝2敗2持将棋(と千日手1局)。
こうなったら夢のトリプルスリーの実現が見たい、と思うのは僕だけではないでしょうが、まあ確率は低いでしょう。(フラグ)
また過去のタイトル戦合計手数の更新は確実な情勢のようです。「将棋界の一番長い戦い」というキャッチフレーズが浮かびました。

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感染者数の拡大が首都圏だけでなく、全国の大都市に広がってきました。
自分の考えとしては、いまはまだ想定された範囲内かむしろ緩やかな数字に見えているものの、急に増えたかのように見えるので、インパクトはありそうです。
ここからの数字の伸びはいままでとは比べものにならないと予想しています。

一人ひとりにできることは限られているので、手を洗う、飛沫に気をつける、体調にいつも気をつけておく、それだけをやって、あとはいままで通りに過ごします。
皆さまもどうか、お気をつけて。