明日対局

朝日杯で阿部光瑠六段と。
アベマスタジオでの対局で、14時開始で1局だけ指すバージョンになりました。
良い将棋を観ていただけるよう、全力を尽くします。

先月は順位戦が抜け番だったこともあり、対局は次週放映のNHK杯本戦のみ。
これがなければ6月に対局がつかない、というたぶん過去に経験のない事態になるところでした。
偶然ながらその次の対局は大阪遠征のため、次回の東京・将棋会館での対局は月末になる見込みです。(棋聖戦)
約2か月間、将棋会館に行かないという状況はもちろんいままでなかったですし、今後もめったにないのではないかと思います。

あと、これで6局続けて後輩との対戦・上座での対局、5局続けて平成生まれとの対戦になります。(次局は先輩との対戦)
調べてないですがおそらくこれも、初めてだと思います。
今後はすこしずつ増えてくるのでしょうね。

将棋界は伝統文化の世界ではありますが、同時に世の中でも有数の、新陳代謝の活発な業界でもあります。
それ自体はもちろん良いことですが、若い人たちに押し流されてしまわぬよう、そして少しでも息長く戦い続け生き続けられるよう、2020年の後半も頑張っていきたいと思います。

大雨

今日の東京はかなりの雨。風も強く、なんだか台風みたいです。
一昨日は朝、ブログを書いたあと、お昼のNHKニュースで映像を見て、絶句しました。あんなことになっていたとは・・・。
被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げます。

昨年は何度も大きな台風があり、今年は災害がなければ良いなと思っていましたが、やはり大きな被害が出てしまいました。
日本中、どこにいても大変です。
やはり日頃の備えを、といつも言っていますが本当にそれしかないですね。

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叡王戦第2局は、紆余曲折あった末に持将棋になりました。
途中は点数で後手勝ちだろうと思っていたのですが、負けなければ良いという考えならば永瀬叡王にダメージはない・・・のでしょうか。

指し直しは残り時間を1時間まで戻すのかと思いきや、もう一度持ち時間5時間で「第2局」を行うとのアナウンスがあり、ただその後「詳細については後日改めて」とのこと。
どうなるにしても、歴史上なかなかないようなタイトル戦になることは確定的です。
思えば「持将棋」という将棋用語は電王戦によって世間に知れ渡り、いままた叡王戦によって語り継がれるとは、やっぱりドワンゴさんは終わらない何かを持っているのかもしれない?

自分自身は昨日は朝からずっとネットで東北六県ジュニア大会の解説をしていました。
こちらでもプロ同様に角換わり腰掛け銀が多くて、強い子たちはやっぱり最新の将棋を勉強しているのだなと思いました。環境の与える影響は大きいです。

あとNHK杯は来週が出番です。こちらもぜひご覧ください。

今日から竜王戦の決勝トーナメントが開幕。
また藤井七段はタイトル戦日程の関係でひと足早く順位戦の2回戦を迎えるようです。

機種変

スマホの動作が悪くなってきたので、久々に機種変更に行ってきました。
だいたい3年ぶりくらいだったみたいです。

新しいものはいままで使っていたのと比べて画面がタテに長くなって、そのぶんモバイル中継のコメント欄が大きくなりました。
たぶん解像度も前より良くなった気がしますし、とても快適です。

以前はいろいろと手続きが大変だったイメージがあるんですが、最近はアプリもだいたいそのまま移行できるし、便利になったものですね。
それでも全部の手続きと設定には数時間はかかるので、ひととおり終えたときには、やり切った感もありました。
以上、昭和生まれ30代後半の感想です。

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ついこないだも書いたばかりですが、大雨が心配な季節になってきました。
九州がかなり大変なようです。お近くの方は、くれぐれもご注意ください。

コロナも心配です。
自分自身はいまも緊急事態宣言時とほぼ同じ生活をしていますが、来週はスタジオでの対局があり、その翌週は大阪遠征があります。
一人ひとりの行動変容の結果として、どこかで上げ止まってくれたら良いですが、このまま緩やかに伸び続けると1~2か月でかなり深刻な状況になる可能性もありそうです。

今回の件でつくづく痛感するのは、大都市「東京」のリスクですね。
長い目で見ると、東京は一手に引き受けているものを分散させなければいけないし、それ以外の地域は東京に依存しないですむ都市を形成していかないといけないのだろうと思います。

今日は清麗戦が開幕。
午前中から類型のあまりない戦いになっています。

一本の糸のよう

王位戦第1局は、藤井七段の快勝。
棋聖戦に続いての完璧な内容での好発進、さすがに強いです。
昨日は「タイトル戦初舞台以来の連勝」といういくらなんでも気の早そうな話が一部で話題になっていて、これはたぶん藤井竜王なんだろうなと思っていたんですが、やっぱりそのようですね。


連勝がどうなるかは分かりませんが、とにかく内容がすごいので、藤井七段を一度に3番、4番負かすのは至難の業だろうな、とは思わされます。

昨日の将棋は、振り返ってみると61手目▲5三銀が意外な手で、しかもそれ以降はすべての手が王手か詰めろ、という内容でした。
結局2日目午後はずーっと長手数の実戦必至だったわけで、一本の糸のような寄せだったと思います。
誰も解けないパズルを解いていくような将棋で、これもまた華がある一面でしょう。

昨日は棋王戦の千田ー佐藤戦でも長手数の詰めろ、即詰みがありました。
「詰み」や「必至」はもちろん読み切ることさえできればすべて計算の世界、コンピュータの評価値もメーター振り切れてしまうわけですが、実際に正しく指すことはとても難しく、正確な読みを披露した千田君は見事でした。

プロは誰しも実戦の終盤における詰む・詰まない/寄る・受かるを考えるのが好きなものですが、ギリギリの局面を迎えるケースというのは案外少ないものです。
藤井七段とトップ棋士の対戦ではそれが目に見えて多い気がするので、やはりそれは彼のすごさの一つなのだろうと思います。

今日は朝日杯の開幕戦など計8局。

ついいましがた、久々に晴れたので洗濯を干していたら、強風で自分が飛ばされそうになりました。びっくりしたー。
もちろん洗濯物はすこし飛ばされましたけど、まあ軽傷だったので良かったです。

昨夜はどことなく台風ぽい天気でした。大雨のところもあったようです。
思えば昨年は大変でした。今年はそういうことがなければ良いなと願っていますが、日々の備えを心がけましょう。

日差しがだんだんと夏の気配になってきて、梅雨明けまでもうすこしでしょうか。
本当は旅行に出かけたいですがそうもいかず、そのぶん家で将棋とギャモンと仕事に勤しむしかないですね。

ギャモンで久々に大きなチャンスを迎えました。

実は最近ほとんど勉強してなくて、ゲーム自体も数えるほどしかやってないのですが逆にそのせいで伸び伸び指せているのかも。
準決勝・決勝がいつ、誰と、どこでかはまだまったく未定なのですが、頑張ります。

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王位戦第1局は新型同型に進み、以降はスローペース。
形勢は藤井七段が指せているのでしょうか。自分にはまだよくわかりません。
こういう将棋だと、場合によっては1日中ずっと詰む詰まないを考えている感じになりそうで、面白そうでもあり、ものすごく疲れそうでもあり。
小並感、ってこういうときに使う言葉で合ってますかね。

その他にもA級順位戦など、今日も盛りだくさんです。