こども教室

昨日・今日は学習塾の四谷大塚で単発の入門教室を受け持っています。
四谷大塚 こども将棋教室

なんと10校舎で開催していただいているとのことで、ありがたい限りです。
将棋ブームの真っただ中、数少ない棋士たちは皆で手分けして、頑張っています。

この手の教室を受け持つのは実はけっこう久々なんですが、以前は連盟内の教室・近所の小学校・都内各地の児童館等々、けっこういろいろなところで教えていました。
昨日は久々に現場に立ってみて、若い頃の経験がいまになって生きていることを実感しました。
いろいろとやらせておいていただいて、本当に良かったと思います。

過去の自分の体感としては、たとえば連盟の子どもスクールのように、同じ生徒を長く受け持って強くなってもらうよりも、2~3回程度の限られた時間での体験教室のほうが、僕には合っている気がします。
その後、みんなが続けてくれるようにと願いを込めて、授業をしています。

逆に最近行くようになった、中学校の将棋部というのは自分にとっては初めての経験で、こちらはこちらで今後が楽しみでもあります。
夏に入ってから指導対局の機会が増えていることもあって、自分なりの指導法について再びいろいろと考えているところです。
勉強法と同じで、指導方法も基本を押さえた上での自分に合ったやり方で、生徒に楽しんでもらうことが大事かなと思います。

では、今日も元気に、行ってきます。

 

竜王戦ほか

対局前夜だったので、後になって読んだのですが豊島新棋聖のインタビュー、非常に印象深いものでした。
記者会見(棋聖戦中継ブログ)

万感の思いが伝わってきますし、また、終局直後の会見としてはわりと長いほうではないかと思います。
自分も、プロの世界は勝てそうで勝てないときとか、結果が出そうで出ないときというのが一番大変なことを知っているので、タイトルに手が届きそうで届かないのが、いかに大変かは分かる気がします。
実力的にまだ遠いと感じていたり、ミスが多くて結果が出ないときは、(それはそれで大変ですが)苦しさはそこまでではないと思うのですね。

自分を信じて、余人にはなかなかマネできないレベルの努力を続けてきたことが、彼のすごいところだと心から思います。
ずっと将来を嘱望されてきた彼のような棋士でも、タイトルを取れるとはじめから決まっているわけではないし、実際にここまで苦労しました。
改めて、すごい世界だなと思います。

昨日はその豊島棋聖の初対局でしたが、結果は死闘の末深浦九段の勝ち。
最後のほうはなんだか善悪を超えた世界が広がっていたような感じで、すごい将棋でした。
竜王戦はこれでベスト4が出そろいました。
(※朝、誤ったことを書いてしまったようで、修正しました)

七番勝負はまだすこし先ですが、将棋界ではおなじみのつるの剛士さんと、高島礼子さんがスペシャルサポーターになってくださったということで、このところネットで対談記事が出ています。
なんだか将棋界がどんどんいままでにない方向に進んでいるようで、これもまたすごいですね。

今日はJT杯が静岡から開幕。例年よりすこし遅めでしょうか。
順位戦にもようやく目を通すことができたので、その話はまた後日か、もしくは今夜twitterででも。
空調故障の関西将棋会館、今週をなんとか無事乗り切ったので、連休中になんとか復旧してくれると良いのですが。

この土日は朝が早いです。7時前に起きると、まだ多少は涼しくて良いですね。
将棋イベントいろいろ盛りだくさんですが、暑さ対策に十分気をつけて、お出かけください。

では。

御礼

七段昇段ということで、おかげさまで昨日からメールやtwitter、facebook等でもお祝いの言葉を多数いただいています。
久々のことでもあり、大変嬉しく思っています。
本当に、どうもありがとうございます。

ここまでとても長くかかってしまいましたが、今年度に入ってからは内容・成績とも上向き、最後だけは比較的早く決めることができました。
七段の次は八段で、とても遠い道のりになりますが一局一局、頑張っていきたいと思います。

おかげさまで、このところ自分にしてはすこし忙しくしています。
すこし落ち着いたら、これまでの棋士人生をゆっくり振り返って、今後への目標をしっかり立ててみたいと思っています。

とりあえず、昨日は家でささやかに祝杯を上げました。
喜びも束の間、もちろん次の対局はすぐやってくるわけですが、大きな節目ですので素直に喜んでいます。

 

日本将棋連盟が100万円寄付 豪雨被害の倉敷市へ復興願い込め(山陽新聞)
豪雨は過ぎ去り、復興が急ピッチで進んでいるところと思いますが、倒れたり水没した建物は簡単には元に戻らないのだろうと思います。
一日も早く、平穏な生活が戻ることを願っています。
個人的には、ふるさと納税を活用する予定です。

余談ですがこの「東京事務所」は最近対局場として使わせていただくことも多い「都市センターホテル」と同じ場所にあります。
多くの都市が、ここに東京事務所を構えているみたいですね。
こういう機能を備えた建物があることは、お世話になるようになるまでは知りませんでした。

学校教育レポート(連盟HP、白鴎高校の授業の様子)
おかげさまでカロリーナも、この夏はいろいろと忙しくしているようです。
英語での授業は彼女ならではの役割なので、これからも頑張ってもらいたいと思います。

師匠ともども、応援していただければ幸いです。

勝ち 忘れ得ぬ一日

対局前夜のこと、連盟からメールが来ました。
「空調が故障、明日はノーネクタイでお越しください、云々」

おおげさな自分は、それはさすがに対局不可能なのでは・・・?とさえ思いましたが当日行ってみるとそこまでではなくてホッとしました。
端の芙蓉の間だけは空調が稼働しているとのことで、そこから他の部屋に向かって冷気を飛ばし、部屋の窓側にはサーキュレーター(?)か何かを追加して緊急対応したようでした。
これが音がすごくてまいりました。しかし外は37度とかなので、ないよりはマシなんでしょうね。

弟弟子の澤田君がこの機械の目の前に座っていたのですが、対局開始前にはきちんと上着まで着てるし、脱いだら中は長袖だし、まったく普段と違った様子はないし(本当に気にしている気配もなかった)、で感心しました。
心頭滅却すれば火もまた涼し、とまでは思いませんが、集中していると周りの世界から音が消える、ということはあるようです。中盤の急所の局面で、そういうことが実際にありました。
日頃からかくあらねばと思いました。

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関西将棋会館の対局室は通常5Fの3部屋で、席次は上から
御上段→御下段→芙蓉。
これで足りない場合は4Fを使います。

ところがこれが、今週は急遽
4F(通常通り)→芙蓉(ほぼ通常通り)→御下段(ちょっと暑い+うるさい)→御上段(使用困難)
と完全に逆転しました。
まさかこんなことで席次が変わるとは、誰も想像しなかったでしょう。
「序列」という大切なしきたりを守りつつ、柔軟に対応するという伝統文化の一面が垣間見えた事件と言えそうです。

それにしても、エアコンというのは必ず真夏のとんでもないときに故障するものなのですね。
まあ日本中これだけ異常な暑さでは仕方ない。
昨日は無事に対局できたので、当座の数日をなんとかしのいで、早く復旧することを願っています。
失われて知る、文明のありがたみ。日頃いかに便利な環境に身を置いているかがよくわかりました。

そんなわけで、予約投稿の「環境に大きな違いはないと思うので、」はかなり強烈なフラグになってしまって、忘れられない一日になりました。
ちなみに将棋のほうは、信じられないぐらいうまく指すことができて、早い時間に勝つことができました。
引き続き、頑張っていきたいと思います。

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また昨日の勝ち星で、七段に昇段することができました。
たまたまB2の日の対局だったおかげで、弟弟子の大石君・澤田君と並んでの対局で、全員白星だったので、本当にいろいろな意味で、忘れ得ぬ一日になりました。

昇段は本当に嬉しいです。
これまでのご支援・ご声援に心から感謝申し上げます。

(連盟のリリース出たので追記します)
片上大輔六段が七段に昇段

 

本日対局

昨日も書いた通り、順位戦で大阪に来ています。
名人戦棋譜速報にて、観戦・応援のほどよろしくお願いします。

相手の宮本五段とは、初めての対戦。
練習将棋を数局だけ指したことはありますが、初手合というのは、とても楽しみです。

今週はC1ウイーク、と書きましたが今日はB2の対局日でもあります。
他のクラスに囲まれての順位戦は珍しく、たしか過去に一度だけだったと思います。
環境に大きな違いはないと思うので、普段通りに集中して、良い将棋が指せるよう頑張ります。

注目の棋聖戦第5局は、豊島八段が快勝でついに初タイトル。
昨日は「羽生前人未到の100期獲得なるか」という報道が多かったですが、この記録は竜王戦に持ち越しに。
ということは、今秋の竜王戦は「無冠になるか、100期目か」というこれまたすごい勝負になったのですね。
タイトルホルダー8人はもちろん初めてのことですし、なんだか、いろいろとすごいです。

では、行ってきます。