順位戦負け

例によって忙しく、遅くなってしまいましたが先週の関西新会館での初対局は残念ながら負けでした。
お互いに時間をほぼ使い切る熱戦になり、自分の力は出せたと思いますが最後はねじ伏せられたような感じになりました。
やはりトップで戦っていた棋士は底力が違います。

終盤は本当に難しくて、△4三歩(94手目)とその次の▲5三歩がどちらも疑問手で、次の△4二金右が敗着と聞いても(立会だった長沼先生に教えてもらいました)、すぐには意味が分からずチンプンカンプンでした。
△4二金右に代えて△4四歩▲5二歩成△同銀▲6二歩成△6四飛の変化が見た目以上に難しかったということのようで、本譜がきれいに寄せられると短時間で読み切ることができればこの順を掘り下げられたかもしれません。

中盤もいろいろありましたが、特に62手目△4五銀は手応えがあったところ、直後▲2四歩~▲3三歩成でうまくバランスを取られてしまい、あのあたりでリードを奪えなかったのが大きかった気がします。
新会館での対局はやはり気持ちよく、集中して指すことはできたと思うので今後もそうでありたいと思います。

来月は順位戦が抜け番で、おそらく叡王戦のみになりそうです。
例年11月頃は忙しくなりがちなので、しばらくは仕事に集中できると前向きに考えたいと思います。

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