ニコ生

今日は叡王戦の解説でニコ生に出演します。
【将棋】第5期叡王戦 六段予選 村田・佐藤・澤田・近藤

今回は比較的縁の深い棋士が多く、村田智弘君とは小学生名人戦で対戦した間柄、佐藤和俊さんとは棋士番号がひとつ違い、澤田君は弟弟子に当たります。
また近藤君は五段戦のときにも解説したことがあり、野田澤さんの聞き手は、もうこれで3度目でしょうか。
僕自身はそれほど多く出ているわけではないので、こちらも縁がありますね。

あと今日は秒読みを得意としている棋士がそろった印象で、長い一日になりそうな気がします。
ぜひご覧ください。

では、行ってきます。

最近のニュースとか

昨日の王座戦第2局は、永瀬叡王が競り勝って二冠に王手。
秒読みの終盤で安定感のある指し回しが見事でした。
棋譜コメントでは斎藤王座ペースの時間が長かったようにも見えましたが、個人的な印象としては、そうでもないような気がしていました。
敵陣付近で戦っているうちに自陣が堅くなっていく技術は見ていて参考になります。

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旅行中のニュースで、一番驚いたのは将棋界ではなくお隣の囲碁界、竜星戦が生放送で行われて、17歳の女性棋士が決勝進出とのこと。
囲碁・将棋界を超えて一般メディアで大きく報じられており、たまたまモスクワの空港で搭乗直前に知りました。
藤井聡太君のような超スーパールーキーが、しかも女性、と考えるとインパクトはすさまじいものがあります。

ちなみに上野愛咲美さんはドワンゴのN高校在学中でもあるとのこと。
以前、電王戦や叡王戦でお世話になった方々も高校の発足に尽力されていたので、この快挙には喜んでおられるのではないかと思います。
これからも囲碁・将棋に限らずいろんな世界で活躍する人が出てくると良いですね。

振りビシャッ投! 戸辺七段が棋士史上初の始球式で袴姿の快速球(スポーツ報知)
連続写真がカッコいいです。棋士で始球式ができる人は、そうはいないでしょうね。
有名人が投げる姿はたまに見ますが届かない人も多いので、110kmストライクとはすごいです。

棋譜利用に関するお願い
こちらなかなか難しいところですが、無断での商用利用は困りますというのは、言うまでもないことではあります。
過去にこうしたお知らせが出た例は自分の知る限りではなかったので、多くのメディア等で将棋界を取り上げていただく機会が増えている半面、必要になってきたのかなと想像しています。
個人的なお願いとしては、無断で解説や転載といった行為が困るというのはもとより、ファンの方々にもきちんとオフィシャルな媒体にアクセスしてください、という一点に尽きます。

それと、しばらく前のことですが椅子対局に関してこんなお知らせが出ていました。
なんとなく身構えてしまうので個人名のニュースタイトルはどうかなと思いましたが、先天的な事由により特例で椅子対局を導入するということのようです。
こうした配慮が実現したことは、良かったと思いますしぜひ必要なことだったと思います。

あとこの件はより一般化して、今後椅子対局を積極的に導入していくのか、それとも導入しないのか、あるいはそもそも議論しないのか、といったところも大事だと思うので、今後どういう判断をするのか、注目しています。

順位戦

昨日は書いた通り、ずっと名人戦棋譜速報で先週の将棋を見ていたら一日が終わりました。

水曜日はB2、この日は千日手もあり、遅い終局の多い一日。
飯島ー中村戦が前期の両者の将棋と同じで目を引きました。
棋士らしいなと思うのと、こういう意地の張り方が、僕にはできません。
自分は棋士っぽくないなあと思わされる瞬間です。
しかしこの将棋、やっぱり駒得が大きい気がするんですけど、どうなんでしょうか。今後も再挑戦があるのかどうか。

他では鈴木ー中川戦がいかにも、という感じの個性の出た一局でした。
最後はトン死のような感じでしょうか。ああいう流れになったとき、現在のルールだと純粋な1分将棋になっている(以前のルールだと数分残っていることが多い)ので、事故が起きやすくなります。
ある程度形勢に差がついていても、目に見える決め手が出なければ大変、ということが将棋の終盤ではよくありますね。

木曜日はB1とC2、谷川九段の1325勝歴代3位が大きく報じられた日です。
その将棋は、谷川先生が現代的な細い攻めをつないで、たぶん結果としては快勝。
ただ以前の感覚だと切れ筋にも見えそうなところで、持ち味の光速流というよりは現代的な感覚に適応した指し方のように見えて、そこがすごいなと思いました。
感覚の修正を続けながら、持ち味も残していくのは本当に難しいことだと思います。

C2は大橋ー阿部戦の全勝対決がまさに才気煥発な内容で見ごたえがありました。この将棋がモバイル中継対象局でなかったのは意外でしたね。
振り飛車の将棋では池永ー杉本戦と黒沢ー梶浦戦が面白かったです。
後者はおそらく劇的なトン死で、投了2手前を△5六飛なら逃げ切っていましたか。秒読みのドラマです。

今日は王座戦第2局、戦型は角換わり腰掛け銀に進んでいます。
その他王将リーグの開幕局など4棋戦6局。
リアルタイムでの観戦も再開していきます。

旅行中の中継

今日から日常に戻ります。
さしあたり今日はこの1週間に指された順位戦などの対局に一通り目を通すところから。

向こうでは、ホテルのWi-Fiでモバイル中継だけは目を通していました。
もう海外で観るのも何度目か分かりませんが、本当に便利でありがたいです。

王位戦はフルセットになり、盛り上がりが海外まで伝わってくるかのようでした。
十番勝負になったとき、10局目までいくと思った人は少なかったことでしょう。(確率的にも低いですし)
最終第7局は初防衛もしくは初タイトルが懸かった本当に大きな勝負になりました。

バス移動の長い日に、唯一パケ放題をつないでリアルタイムで観戦して終局まで観れたのがB1の斎藤ー畠山戦。
ロシアは時差が6時間なので、日本の深夜0時が夕方6時に当たり、ちょうど目的地にバスが着く頃に佳境~終局を迎えました。


本当に、お見事でした。
この日のB1とC2も含め、モバイル中継されていなかった対局はまだ見ていないのでまた明日に。

その他では王将リーグのメンバーがすべて決定、加古川青流戦の決勝カードが決定、リコー杯の挑決あたりが大きな将棋でしたか。
王将リーグは(王将含め)竜王戦1組・順位戦A級の棋士が7名+藤井聡太七段という布陣なのですね。すごい話です。

里見ー西山戦は女流王座戦と女流王将戦で都合8番勝負ですか。
豊島ー木村戦のように10番勝負までいくかどうか、注目です。

その他いろいろとニュースも多かったですが明日以降にして、今日はいったんこのへんで。

帰国

昨日の朝、無事に帰国しました。
台風の影響がある中で飛び立てたことに始まり、道中はお天気に恵まれるなど、いろいろと運の良い旅でした。

いまさらですが、被災された方々にお見舞いを申し上げます。
前日お昼頃の東京の様子からはまさかこんなことになるとは思わず、空港そばのホテルにいて深夜に停電、非常電源がついたときは驚きました。
ホテルもかなり揺れてましたね。
一部地域ではいまも停電が続いているとのことで、ライフラインの大切さを改めて知らされる今回の災害でした。

昨日は帰国後、時差ボケになるといけないので頑張って夕方まで起きているようにして、早めの夕食後に寝ることにしたところ・・・
そこから15~6時間寝てさっき(11時半頃)目が覚めました。
まだこんなに寝られるんだ、若いなと自分を見直しました。

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今朝は夢の中で、浦野先生が詰将棋作品集の編集をしておられました。
ハンドブックシリーズかと思いきやどうやら違って、他の多くのプロ棋士から寄せられた問題を浦野先生がまず仕分けして、そのあと村田顕弘君→畠山鎮さん→今泉さんの順でチェックして最後に糸谷君がGOサインを出していました。
僕が糸谷君に、ちょっと見せてよ、と言ったら浦野先生に、完成するまでダメだよと止められて、そこで目が覚めました。
やけにリアルな夢で、とりあえず書いておかなくてはとまっすぐPCの前に来ました。
今後もし本当にそういう本が出版されたら、それは僕がロシアに行ったおかげかもしれません(?)

そんなこんなで、今日まではのんびりして、明日からゆるやかに社会復帰していきます。
旅の写真などは、タイミングがあればまた後日に。