質問箱とか

昨日のモバイル中継は二冠、三冠、女流四冠が登場する豪華な一日で、その3人はそろって勝ち。タイトルホルダーはやはり強いですね。

渡辺三冠の香損の仕掛けは見ていて驚きでした。
同じ声をチラホラと見かけましたし、感想戦でも「いきなり走られるとは思ってない」「初見では食らう」と当の対局者2人のコメントがあったようです。

新刊「令和新手白書 振り飛車編」いよいよ発売になっています。
昨日、近所の本屋にも並んでいるのを確認してきました。


関連して、いまさらですがtwitter連携の「質問箱」を設置しました。
著書のことを中心に活用しようと思っています。
他には対局や、ブログのことなど、ご質問のある方はこちらまでどうぞ。

その他、ご意見ご感想などもぜひお寄せください。
ブログコメントやツイッターのリプなど媒体はなんでも。
次回作に向けてなど大変励みになりますのでよろしくお願いします。

思えば今年は著書を2冊+α(監修も含め)出すことができて、これまでにない年になりました。
本を書いている、という状態は常に頭のどこかに仕事のことがある状態になるんですが、基本的にはそのほうが自分には合っているかなという気がします。
いまのところ楽しくやれていて、出来もまずまずと思うので、来年以降もチャンスがあれば書いていきたいと思っています。

あとはブログで前著の総括をやりたいと思っているところです。
執筆からちょうど1年ほどが経って、取り上げた将棋がその後いっそう流行していたり、逆に指されなくなっていたりすると思うので。
まだお手元にない方はぜひ前著も合わせてお読みいただけると嬉しく思います。

では今日はこのへんで。

オフモード

年内の対局がすべて終了ということで、気持ちの面では早くもオフモードです。
調べてみると昨年は26日、一昨年は28日に対局していたので、やはりこの感覚と間隔は久しぶりです。
中継での観戦やネット将棋などはもちろん続けると思いますが、気持ちが入っていないとどうしても雑になってしまう可能性は高いので、体が鈍りすぎないようにしたいです。

昨日のC2は全勝の2人が熱戦の末に勝ち、後続との差は埋まらず。
年内を負けなしで折り返すのは気分が良いでしょうね。ただ、これは逃せない、というプレッシャーもかかるでしょうか。
自分自身はこれまで経験がないので分かりません。
このままだと候補がかなり絞られた状態でのラス前、最終日になりそうです。

ここから年末まで何をするか、とりあえず年賀状の準備をしないといけないのと、あとはたまった本と酒を消化する感じですかね。
ギャモンも大会が台風で延期になったりして、しばらく本格的にやってなかったのでここからリーグ戦の予定が2つ入っているのはちょうど良い感じです。
やりたいことは常にいろいろあるので、時間にゆとりがあるのは嬉しいことで、あとは生活のリズムや体調を崩さないようにして過ごせればなと思っています。

拾い勝ち

昨日の対局は、先手番で四間飛車。
相手のミレニアムに対して有効な対策を打ち出せず、お昼からはずーーっと苦しい展開。ただ、自分にしては珍しく、粘り強く指すことができました。

もっとも何度かの勝負手も不発で形勢は好転することなく最終盤に入り、もはやこれまで・・と思っていたのですがなんとそこから相手に詰む・詰まないの部分で大きな錯覚があり、まさかという感じの拾い勝ちでした。
勝ちに不思議の勝ちあり、という言葉が思い浮かびました。

大逆転勝ちは久しく味わっていなかった感覚で、またこのところは2つ続けて勝つことすらめったにないような状況だったので、良い年末になりました。
このところ成績不振にもめげずに一生懸命勉強できている感触はあったので、神様がご褒美をくれたのかもしれません。
この幸運を活かせるよう、年明けからの2回戦(以降)も粘り強く頑張りたいと思います。

棋王戦など

昨日の敗者復活戦は佐々木五段の快勝で、挑決二番勝負は勝者組本田四段vs敗者組佐々木五段の組み合わせに。
五段と四段の挑決というのは初めてではないものの数十年さかのぼるようで、そりゃそうでしょうね。すごいことになりました。
将来を嘱望される二人、というのはこういうときに使う言葉だと思いますが、その彼らにしても敗者は次のチャンスがいつになるか分からないわけで、相当に大きな勝負になりましたね。

棋士番号で見ると佐々木五段は藤井聡太七段の一つ前(つまり直前の三段リーグで昇段)、本田四段に至っては8つも後(4期2年後の三段リーグ)になります。
最年少の藤井四段が登場したとき、彼より後輩の棋士が先にタイトル戦に出るとはさすがに誰も想像しなかったでしょう。
それが現実味を帯びているというのだからとんでもないことです。

また、これも本田四段が勝てば、ですがタイトル戦を指している最中にプロ編入の試験官を務めることになる可能性も高いのですね。
これもちょっと想像できなかった事態でしょう。少なくとも制度設計当時には考えもしなかったことです。

挑決は16日に行われ、佐々木五段が勝った場合は年末の27日に第2局とのこと。

昨日敗れた広瀬八段、竜王失冠から帰京後すぐ翌日の対局で、対局場もわりと遠い場所でしたしあまりに大変な日程でした。
ちょうど1年前には羽生(現)九段の肩書が注目されましたが、今回は特に何の報道もリリースもなく昨日の中継で「八段」になっていました。

羽生九段のときに比べてむしろ席次には影響が大きい事案ですが、特に何もなくスンナリ、ということで「前」の肩書は今後はなくなりそうな感じに見えます。
個人的にはそれならそれで明確にしたほうが良い気もするのですが、こういうところであいまいなまま行くのも将棋界らしいのかもしれません。

そのほか、弟弟子は新人王戦で大熱戦の末に白星デビュー。ガッツのある将棋で、面白かったです。
また棋聖戦ではこちらも弟弟子の千田七段相手に羽生九段が競り勝ち。またすごい終盤を見た気がします。
羽生九段がタイトル戦に出ない一年がもうすぐ終わろうとしていますが、将棋の内容は相変わらず強い。つまり将棋界全体のレベルが上がっているということだと思います。

今日は弟弟子同士の対戦と、妹弟子同士の対戦があるという珍しい日。
さすがにこの同日は初めてかもしれません。
他に叡王戦本戦や、棋聖戦では藤井七段が登場など。