明日対局、指導対局など

この土日はオンラインとリアルで、続けて指導対局でした。

土曜日は24で初めての方ばかりと3人、5局。
最初はプロ側もユーザーの方々も慣れないところだったかと思いますが、2か月くらいやってきて、だいぶ感想戦での伝え方なども洗練されてきたかなと自分では思っています。
次回はちょうど2週間後の12/12(土)に設定しています。
オンライン指導対局

昨日はある支部の指導会でした。
図はその一場面。角落ちです。

ここで▲5八飛!と飛車でと金(=歩)を食いちぎったのがめったにお目にかかれないような妙手。
△同成桂に▲4四歩が「一歩千金」で、以下も△4四同銀▲同馬△4三銀▲5三銀・・と進んで緩みなく寄せ切られました。

同じ頃、別の1局ではこんな局面を迎えていました。(飛車落ち)

ちょっとややこしい局面ですが、どちらの玉にもまだ詰みはなく、下手の手番なので勝てそうに見える、、、けど具体的な指し手は難しいという局面です。
もしここから▲4六飛と歩を食いちぎって、△同馬に▲2五桂で詰まされたらすごい偶然の一致だなあと思っていました。
飛車と歩の交換なんて実戦ではそうそう出会わないんですけどね。

実戦は▲3九香。これも好手。
以下△4八馬に▲4五桂以下即詰み。良かったら考えてみてください。

他にも良い将棋が多く、とても楽しい一日でした。
どうもありがとうございました。

明日は来期竜王戦の1回戦で青嶋六段と。
モバイル中継もしていただけるようです。
良い将棋が指せるよう、気持ちを整えて臨みたいと思います。

近況・指導対局等

先週末は久々の出張。
毎年恒例の、宇都宮での段位認定大会でした。
コロナ対策で人数を絞って行うなど、先生方には例年以上に苦労があったと思います。
今年もお世話になり、ありがとうございました。

毎年同じ時期に行くこと17年、今年はおそらくその中でダントツに暖かい一日で、終日窓を開けて指すことができたのは、幸いなことでした。
それと、今年初めて引率に来られた若い先生が一人、聞けば以前生徒として会場にも来ていたとのこと。
長く通い、長く将棋を続けてくれていればこそのことで、とても嬉しい出来事でした。

このところ東京以外でも多くの地域で、感染状況が急速に悪化しています。
一人ひとりが必要な対策をきちんと欠かさないことと、自分の体調に日頃から気を配り、異変を感じたら休むこと、が大切だと思います。
そもそもスケジュールが埋まっているほうではないですが、最近は対局も含めて急な延期や中止が(自分も、先方も)あり得るという意識を、持っておくようにしています。

今日は24のオンライン指導を2局やりました。
ご参加ありがとうございました。

次回は11/28(土)に設定しています。
また、ご希望の日時等ありましたらお知らせください。
こちらの指導棋士は今後も増える見込みのようですので、お楽しみに。

今週は対局はお休みで、来週からは週1ペースで持ち時間の長い対局があります。
心身の状態を整えて、良い将棋を指せるようにしたいと思います。

11/17 高橋九段戦

先手番で三間飛車。
終局が23時を過ぎる熱戦の末、最後は偶然ぴったりの詰みが生じて辛勝でした。
全体としては序盤は互角→中盤の難しいところで間違えて不利に→粘っているうちに好転→チャンスを逃してまた負けに→最後の最後で相手に一失あり、といった内容だったと思います。

最終盤は124手目△4九銀に代えて△2九銀なら負けと思っていました。
本譜の順でも先手玉は必至なのですが、駒が入って、2筋の歩が切れたことで後手玉に詰みが生じました。
△2九銀ならば
(1)▲同玉△2七銀成は2筋に歩が立つようになっても、本譜より持駒が少ないので後手玉が詰まない
(2)▲3八桂は△4九銀▲4八金△3八銀左成▲同金△4六桂が手筋の寄せ
特に(1)の変化は7一の竜が飛だと詰みがあるなど、かなり際どいです。
その他にも際どい変化が多く難しい終盤でした。

本局はモバイル中継もあったのですが、その旨前日のブログに書くのを忘れていました。
力のこもった内容にはなったと思うので、後からでも見返していただけると嬉しいです。

それと先日はたくさんのコメントをいただき、ありがとうございました。
とても励みになります。

昨日の白星で、今年度初めて、年度成績が一つ勝ち越しになりました。
12月も引き続き頑張っていきたいと思います。

明日対局

順位戦で高橋九段との対戦。
ここまで3-2で折り返しての後半戦スタートです。
引き続き、目の前の一局一局を頑張っていきたいと思います。
いつものように名人戦棋譜速報にて観戦、応援のほどよろしくお願いします。

竜王戦の延期には驚きました。
日々の自己管理をしっかりしていても、急な体調不良は誰しもあることだと思います。

第4局予定の福島では歓迎会が行われたそうで、羽生九段の回復をお祈りします、という豊島竜王の挨拶には胸を打たれました。
昨日は無事退院の報道があり、何はともあれ良かったです。

また自分自身も、気をつけておかなくてはと改めて思いました。
今日は心身の状態を整えて、良いコンディションで明日の対局に臨みたいと思います。

11/9 渡辺名人戦

金星を挙げました。
モバイル中継を見ていただいた方からは、帰宅途中からさっそく大きな反響がありました。
どうもありがとうございました。

戦型は後手番での耀龍四間飛車。
居飛穴からの仕掛けは、部分的な定跡手順ですが振り飛車も十分戦えているイメージでした。
50~60手目あたりのワカレが研究課題で、今後も指される可能性はあると思います。

その後パタパタと駒が振り替わって、67手目▲3三歩成の局面は手番で駒得なので形勢は良くなったと思いました。
さすがにドキドキしましたが、そこからの終盤戦を落ち着いて指すことができて、そのまま着地に成功しました。
端攻めでぴったり歩が足りたのが大きかったです。

実はタイトルホルダーに勝ったのは、棋士生活17年目にしてこれが初めてです。
またA級棋士には過去1勝十数敗(途中から数えられなくなった)、唯一の白星は早指しで8五飛戦法の定跡がたまたま刺さったという内容だったので、実質的には初勝利という気持ちです。

20代のいまより勝率の高かったときには出せなかった結果が、いまになってこうして出たのは不思議な感じがします。
ただいろんな世界で心技体というように、将棋も総合的な力を求められるものなので、体調や精神面を整えて盤に向かうことで、時に良いパフォーマンスが出せるということはあるのでしょう。

今期は前半で苦しんだために成績はようやく五分に戻ったところですが、ここ数年の取り組みは、少なくとも価値のないものではなかったと実感できました。
これからも昨日のような良い内容の将棋を指して、良い結果が出せるように頑張っていきたいと思います。

嬉しいです。