負け

振り返りが遅くなってしまいましたが、先日の王位戦予選は負けでした。
中継されていた将棋で、強敵相手に分のあるワカレを作れていたと思うのですが、急所で大きなミスが出てしまい残念です。

58手目△4一香が悪手で、本譜の順で受け止めているはずが、65手目▲4一香成の局面ははっきり負けになってしまいました。
①この瞬間の後手玉が詰めろでなく、②さらに△1一玉と角を外して▲2三金と進んだ局面も詰めろでなく、③しかも△2五(3六)角が先手玉への詰めろになる状況なのでなんとかなりそう、と思っていたのが読みの具体性を欠き、誤った判断でした。

58手目は△2五角とすべきで(※56手目に打っても同じになりそうなのでそのほうが自然)、以下は▲7九金△4三角▲同香成△同金▲2一歩成△同玉▲5五桂△1一玉▲4三桂成と進みます。

この順はもちろん読みましたが、先手は3枚の攻めなのでかなり細いとはいえ切れる感じでもなく、自分にとっては難しい局面に思えました。
が、本譜ははっきりダメなのでこの順を選ぶべきでした。

先の見通しの立たない展開を避けて、別の順を選んで転落、というのは前回の対戦と同じだったと、後で気がついても遅い。
もちろん反省はしていますが、なかなか治りません。

次の対局は来月の順位戦、初の名古屋対局なので気分一新で頑張りたいと思います。

近況 慶事など

弟子が結婚を発表しました。
カロリーナ ステチェンスカ女流初段が結婚
おめでとう㊗

ちなみに「Fortin」(フォルタン)になります。

自分の近況、先日「永世七冠誕生の宿」として知られる白水館に行ってきました。いわゆる聖地巡礼です。
実は鹿児島には前にも一度行ったことがあり、ブログ(※旧館)を見返してみるとどうやら2012年8月以来でちょうど10年ぶりだったみたいです。
「ウェブログ」というだけあって、過去を振り返るには便利ですね。

当時のことはもうあんまり覚えてなかったんですが、桜島に船で渡ったあと、バスで展望台を目指したことなどは思い出しました。
今回は垂水側から車で入って桜島を1周したあと、根占→山川のフェリーに乗りました。
天気が良く、桜島も、開聞岳もとてもきれいに見えました。

実は予約した直後に白玲戦の日程が発表されて、見てびっくり。ニアピンでした。
白水館はもちろん素晴らしい宿で、大盤解説会場だった伝承館も一見の価値あり(貴重な品々がたくさん展示されていました)、近くを訪れる方にはぜひ立ち寄ってほしい場所です。
また機会があれば再訪したいです。

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今日の朝日杯の結果で、小山さんが棋士編入試験の資格を取得したとのこと。
奨励会を経験していない方としては初めてのことになります。
世間から見れば「女性初」の里見さんのほうがより大きなニュースなのかなと思いますが、業界人の視点としては、小山さんの資格到達は、同じくらいに意義深い出来事だと思います。

もうかれこれ20年近く前、編入試験が具体的に制度化されたことで、再チャレンジが可能になった、ということももちろん意義深いことではありました。実際に合格者も出ました。
しかしそれ以上に重要なことは、「奨励会に入れない年齢になってから実力をつけた」という人がプロを目指せる道が開けた、という点だったと思っています。
ただ、将棋界の常識から考えると、それがとんでもなく困難な道のりなのも事実でした。
実際にその道のりのスタートラインに立つ人が現れた、というのは非常に意義深いことだと思います。

写真は白水館の朝。

勝ち

一昨日の対局は、先手番で相掛かり。
類例の多くはない将棋で、仕掛け周辺で考えることが多く、難しい将棋でした。

玉を固めて実戦的に指したのが結果的には良かったようで、銀交換になって以降は、指しやすい展開になりました。
67手目▲4三歩は厳しい一手で、以下の狙いは棋譜コメントの通り。うまく着地することができました。

約半年ぶりの順位戦白星で、初日が出てホッとしました。
次の順位戦は初めての名古屋対局で、楽しみです。