選挙

昨日・今日は日本将棋連盟の理事選立候補日。
大きな実績のある、森内九段と清水女流六段の出馬が、話題を呼んでいるようです。

自分も過去2回出たわけですが(さすがに今回は出ません)、立候補に関してこのように報じられたということは、なかったように記憶しています。
いっぽう先日の臨時総会で、佐藤九段(現会長)が出馬されたときには大きく報道されました。
やはりスター棋士の動向は特に注目されるということと、この数年間で将棋界に注目が集まっているということも、大きいのだと思います。

個人的には、落選した人が分かってしまうというマイナス面も気になるので、複雑な気持ちもあります。
ただ今後はこのような流れになるのだろうと思いますし、将棋界のことを報道していただけるのはありがたいことでもあります。
いままでは単なるムラの選挙だったのが、これからはファンから見てもふさわしい結果が求められるのかもしれません。
そんな中ではなおさら大変とは思いますが、自分より若い棋士も、思い切って出馬してくれたらと願っています。

あと今回、ファンから見たときに、森内先生が理事選に出るためにフリークラスに転出されたかのようにどうしても見えてしまうのは気になっていたので、報道で否定されたのは、良かったと思いました。
毎日新聞

さて、元々は触れるつもりはなかったのですが、せっかくなのでもうすこしだけ。
いまの理事選任の流れは、上記の記事にもある通りこの「予備選挙」で当選した人を、後日の総会で正式に承認するという形になっています。
この方式のおかげで、その年で退任する現職が、次の人にスムーズに引き継ぎを行えるというメリットもあります。
かつては総会の当日にいきなりメンバーが変わっていたそうなので、大変だっただろうなと思います。

基本的には仕事というものは、その人だけの仕事にしてしまうことなく、他の人もできるようにするのが一番大切なことだと思うので、(ある意味将棋と真逆です)今後はまたいまの制度を生かして、良い流れができてくれたらと思っています。
今回はあまりに特殊な状況で、メンバーも一新されることになるので、細かい引き継ぎよりも大きな視点で、やっていただけたらと願っています。

最後に、連盟の経営で一番大事なのは、選ばれた人たちを棋士が信頼して任せることです。
そのための選挙ですので。

 

閑話休題。
カスタマイズというのか、実は細かくページをいじっていて、昨日から右側に、ツイートが表示されるようになりました。
自力では何もできないので、本を読んだり、知人に教わりながらやっています。
できる人には簡単で、たいしたことではないんだろうなあと想像しつつも、できなかったことができるようになる、知らなかったことが分かるというのはなかなか楽しいです。
これやってみてはどうでしょうか?ということがあれば、コメントで教えてください。

今朝は将棋のことを書けなかったので、たぶん夜にもう一度更新します。
将棋連盟ライブ中継はマイナビの第1局@陣屋があり、渡辺竜王や羽生三冠の対局もあるなど、豪華な一日です。

3件のコメント

  1. こんにちは

    閑話休題の使い方が誤用では?と気になりました。
    くだらないコメントですみません。

  2.  申し訳ないですが、私は当時の執行部に強く批判的でした。だから先生を一ファンの声として追い詰めた側かもしれないのでその点はお詫びしつつ。

     キツイ仕事をしているときは知らず知らずのうちにハリネズミのような防衛本能が働いて、本人は普通のつもりでも言動がとげとげしくなってしまう・・私も含め多くのビジネスパーソンは経験していると思います。
     先生の当時の書き込みとかもそんなものを感じました。

     キツイ仕事は体力やメンタルが前のように回復しなくなることもあるわけです。特にメンタルの部分は一度傷つくと元に戻るまで時間がかかります。

     そういった意味で、憑き物が落ちたかのような穏やかな今のブログ、本当にいいですね。

     人間万事塞翁が馬。クールダウンの時間と棋士としての自由を取り戻したとも言えます。

     ゆっくり休まれたあと、将棋界やファンのためにご活躍をお願いします。

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