選挙、ほか盤外の話題

既報の通り、昨日は将棋連盟の役員選挙が行われました。
自分は事前に投票は済ませていたので連盟には行かずに、結果も報道で知りました。

以前に書いたように、内輪でやっている投票の結果が報道されることには、違和感や複雑な気持ちもありますが、こうしていち早く知れることは、ありがたいですね。
今回は特に、社会の注目も集めていたので扱いが大きかったという面もあると思います。

ところで、自分から見て今回の立候補者は信頼している先輩ばかりでしたが、当然選挙なので投票した人もいれば、そうでない人もいるわけです。
全員がそうで、かつ、数十年にわたって続く人間関係ばかりなので、納得感もある半面、当人にしてみればそんなに気持ちの良いものでもありません。
また、国政とかであれば大いにお互いの議論を戦わせるべきですが、我が団体の場合はむしろ、誰がやってもある程度は同じであるべき、同じ方向に舵取りするべきという側面もあります。

なのでこの制度でやっていく以上、棋士は選んだ人を信頼して、経営を任せるという気持ちがとにかく大事です。
将棋連盟という組織の、大きな課題と思います。
特に経験のある元理事が、経験ゆえに足を引っ張ることのないようにしたいものです。
状況は日々変化しますからね。
あとは、早く後輩の立候補者が出てきてくれればと思っています。
自分のことを思い出してみても、大変だろうとは思いますが、30代以下が一人もいないのは、ちょっと寂しい感じです。

報道のほうはやはりというべきか、タイトル経験者の扱いは大きかったですね。
東京は3人のタイトル経験者と2人のタイトル戦経験者で、全体でも5人が九段、1人が八段、それに女流タイトル多数の清水さんですから、近年でも特に実績のあるメンバーになったという印象です。

 

佐藤会長に紫綬褒章のニュース。
棋士はファンに夢を与える存在でなくては。本当に、その通りですね。
おめでとうございます。

NHKワールド・ラジオ日本でカロリーナのインタビュー
こんなに多言語展開しているとは驚きました。
今日は連盟に仕事に来ているようなので、これから久々に顔を見てきます。

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