自分で言うのも何ですが、こないだとは別人のような良い内容の将棋で、大熱戦でした。
最後は秒読みで完全な指運勝負になり、結果幸いしました。
終盤がかなり難解で面白い将棋だったので、後日改めて調べてから、図面を載せたいと思います。
昨日は竜王戦、王位リーグ、王座戦本戦と、大きな勝負で中継が目白押しの一日でした。
対局の日はときおり他の対局ものぞきに行くことがあります。
午前中、目を引いたのがこの局面。(王位リーグ、佐藤名人ー佐々木五段)
両者、飛車先の歩が成れるという、なかなかお目にかかれない状況で、パッと見ただけではどちらの手番かさえ分からない局面です。
(さすがにすこし考えたら分かりました)
感想戦コメントを読む限り、お互い妥協せずに指すとこうなるみたいです。
これでバランスの取れた勝負だったらすごいけど、本当なのかなあ。という感じですね。
最近ちょくちょく見る形でもあるので、かなり研究が進んでいるのでしょう。
この将棋はこのあと、終盤が見ごたえある大熱戦に。
帰りの電車で観て、さすがに勝ってる者同士の戦いだなあと一手一手に感心させられました。
本局は観戦記も掲載されますので、ぜひご覧ください。
王座戦ではノスタルジックな気分になってしまいそうな、角道を止める振り飛車vs居飛車急戦が登場。
こちらも観戦記つきの将棋でした。
駒得の居飛車が優勢だったように見えましたが、これで大変なのでは、居飛穴に流れてしまうのも無理はないかと思ってしまいます。
菅井七段は世代的に、あまりこういう将棋は経験がなくても不思議はないところですが、うまくさばくものですね。
大山先生の将棋を観ているようでした。
全棋譜は将棋連盟ライブ中継で。
このリンクや図面を貼るのは久々ですね。
盤外の話題。
昨日、こんな冊子を受け取りましたので、この場にてご紹介、御礼申し上げます。
(※郵便物は、連盟気付でお送りいただけると、必ず届きます)
沖縄にはご縁あって、数年前に一度、将棋の仕事でお邪魔しました。
那覇と宜野湾で指導対局をして、帰る前には美ら海にも連れて行っていただきました。
その後2回、観光にも行っています。
また行く機会があればいいなと思っています。
しばらく前には、青森からもこんな冊子を送っていただいたことがありました。
プロと同じでアマチュアの方々も、力を尽くして戦った棋譜がこういう形で残るのは、嬉しいものだと思います。
これからも全国各地で、楽しみながら指し、楽しみながら普及に努めていただけたらと願っております。