盤外の話題

ここ数日のこと。

最近は、対局以外ではあまり連盟に行くこともないのですが、先週は珍しく2日続けて行きました。
水曜日が竜王戦の対局で、木曜日が書道部。
書道は棋士の必須科目なので、自分もヘタなりに努力しています。

最近は、将棋ファンで知られる、ある文豪の名言を練習中です。
(と聞いてピンと来る人は、どの程度いるでしょう?)
近いうちに、お披露目できたらと思っています。

金曜日は首都大学東京で講師を務める日。
これから4週続けて、自分の担当回です。
(後半は、中村太地六段にバトンタッチ)
「将棋で学ぶ法的思考・文書作成」という授業で、実は将棋そのものの授業ではなく、「法的思考」と「文書作成」の授業です。

言い換えると、「考える・思考する」ことと「書く・表現する」ことの2つを、学んでもらうということです。
僕自身は考えることはもちろん得意で、書くことも好きなほうだと思うので、わりと向いていると思っています。
逆に、「覚える・記憶する」ことはかなり苦手です。
将棋がもし、高度な記憶力を必要とするゲームだったら、続いていなかった気がします。

僕も棋士として、一生懸命自分なりに考えて、それを盤上に表現することで、これまでなんとかやってきました。
もちろん考えるためには、セオリー・コツ・手筋など、いろいろな知識、つまり考える材料が背景にあるのはもちろんですが、どう組み合わせるかという点で、個性が出やすいのが将棋というゲームだと思います。

5限の授業終了後、夜はご縁あって中原先生と食事してきました。
中原先生と言えば、もちろん雲の上のような存在ですが、三段の頃にはよく記録を取っていて、終わったあとにお誘いいただいたこともありました。
たぶん、ご一緒するのはそれ以来だと思います。
昔の貴重なお話もずいぶんうかがいましたので、そのお話は、自分の宝物にしたいと思います。

連盟HPからコンテンツをひとつご紹介。
女性限定、将棋を指さない将棋イベント?

数年前から、「東竜門」「西遊棋」として、若手棋士たちが自身でイベントを企画・立案・運営していて、本当に頼もしい限りです。
こうした機会は近年増える一方なので、これからもぜひ足を運んでいただけたらと思っています。
上記はイベントレポートですが、その他にも初心者向けの講座や昭和の名勝負の紹介、タイトル戦の見どころや教育系の読み物等々、連盟HPでは毎日いろいろなコラムが更新されていますので、ぜひチェックしてみてください。
毎日定期的に発信していくことは自分も心がけているところです。
あとは、新規の方の目線を意識して、いろんな形で普及に貢献していきたいですね。

今日のモバイル中継は、リアルタイムの対局はありませんが、弟弟子の大石六段が昇級を決めた1局が配信されています。
先日の祝賀会での本人の挨拶によると、ずっと苦しい将棋で、師匠も一日ずっと心配していたのだとか。
後日配信にはリアルタイムとは全く違った良さがあると思いますし、序盤からハラハラする内容の面白い将棋でしたので、一読をオススメします。

最後に最近読んだ本の紹介。

少し前に買ってあったのですが、厚みがあるので時間ができてからと思っていて、最近ようやく読み終わりました。
面白いことは読む前から保証されているようなものなので、とても楽しみにしていて、実際期待通りでした。
棋士がプロとして棋譜を生み出すように、記者の方もプロとして観戦記を世に送り出して下さっているので、名局とともに良い観戦記が、これからも時代・世代を超えて多くの人に届いてほしいと思います。

4件のコメント

  1. 何か本を読まれたようですが、題名も作者名も書かれていないので、紹介になっていません。
    誰かの観戦記でしょうか?

    1. 後藤元気君の「観戦記コレクション」です。画像とリンクが表示されていないでしょうか?

      1. 読み返してみると強い口調になっていて申し訳ありませんでした。
        僕が使用しているfirefoxでは画像とリンクが表示されていません。
        アドオンの設定の影響かもしれません。
        対応ありがとうございました。

        1. いえ、大丈夫です。
          実はPC初級者なもので(^^;
          ブラウザや設定による違いまでは、僕には分かりません。
          なるべく気をつけます。

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