昨日の竜王戦準決勝、久保ー松尾戦はすごい死闘でした。
お昼頃連盟に寄ったらすでに戦いが始まっていて、すこし居飛車(松尾八段)ペースかな、といった局面。
モバイル中継にもそのように解説してから帰宅。
その後も延々と居飛車良しの局面が続いていたはずですが、決め手を与えない粘り、しかし逆転させない指し回し。
見ごたえのある一局でした。
その前日のリコー杯、西山ー千葉戦もこれと似たような展開でした。
この将棋は最後に一失あって西山さんの逆転勝ち。
これもまた、将棋の醍醐味です。
この将棋は途中で金4枚がテトリスのブロックの形になったり、うち3枚は残ったまま玉が単騎で脱出したりと、なかなかの珍局でした。
金でテトリスのブロックができた例は、どれがあってどれがないんですかね?
延べ棒(横に4枚)は見たことがあったと思うのですが、さすがにタテはないかな。
調べてみたら面白いかもしれません。
今日は王座戦の挑戦者決定戦。
9時開始になったのは知りませんでした。
戦型は相穴熊に進んでいます。
この大一番に、先手番での採用には青嶋五段の自信を感じました。
他、中継局はA級順位戦、叡王戦、それにリコー杯。
リコー杯は妹弟子と弟子の初手合なので、注目しています。
昨日出演したワイドスクランブルで(他にスポーツ紙などでも)、こないだの対局のとき藤井四段が座る場所を間違えた?と紹介されていましたが、あれは部屋の向きが普通と違ったので、戸惑ったのかなと。
もちろん上座に向かったというわけではなく、単にどっちがどっちか分からなかったのでしょうね。
あの向きならば画面の左側に広いスペース(たしか「御入側」と言ったかと)から撮れば、対局を真横から撮影できるので、報道陣がたくさん入れるという配慮だったのでしょう。
たしか4Fで対局したときも、同様の措置を取っていました。
あと藤井四段が最年少タイトルホルダーになる可能性について聞かれて、チャンスが「30回以上」ある、と言ってしまったのは僕の間違いで、正しくは2020年末までなので(棋戦が増えなければ)7×3=21回ですね。
30回以上というのは10代のうちに、と勘違いでした。
お詫びして訂正します。(論旨は変わりません)
最後に新番組のお知らせ。
AbemaTV 魂の七番勝負
9月より放送開始とのこと。
世代対抗戦というのは、他の世界でも盛り上がるコンテンツの一つだと思いますが、将棋においては特に、強調されやすい構図のように思います。
放映をとても楽しみにしています。