昨日の対局

先手番で三間飛車を採用。
相手の居飛穴の堅さにやられました。
と書くといいとこナシみたいですが、それなりに手ごたえもあったので、また試してみようと思います。

最近は振り飛車の採用を多くしていて、感触は悪くないもののなかなか結果は出ていません。
戦型や取り組み方の問題ではなく、中終盤の精度が上がれば解決するような気がするので、引き続き頑張ります。
図面は載せるにしてももうすこし反省してからにします。

代わりに(?)昨日の藤井四段の急戦を見て、思い出した将棋を。

今年1月、▲高野六段との竜王戦。
図の△8五歩はすこし早いのですが、ここからもし▲7八金△7三桂▲6九玉と進めば、いきなり△6五桂が成立する可能性もあるかもしれないと考えました。
わずか14手目での△6五桂ポンは、昨日の藤井四段とまったく同じです。

実際にそう指したかは不明ながら、実戦は▲6六歩~▲6七金と用心したのでこの筋は実現せず。
ただ、▲6六歩と突くと流行の左美濃急戦を受けることになるので、先手としてはやや作戦を限定させられた意味がありそうです。

昨日の将棋はこの将棋より先手にとって条件が悪い(▲4八銀が壁になっている)ので、有力な仕掛けだと思います。
矢倉は将棋の純文学、じっくり駒組みするのが当然という考え方は、いまは変わってきていることを改めて感じる一局でした。

このあとは今月中に竜王戦と王位戦が決まっていて、そのあと9月に入っておそらく王座戦、そして順位戦と1週間に1局のペースで、持ち時間の長い対局が続きます。
昨日の対局は、秒読みに入ったところでミスが出てしまい残念でしたが、今度はじっくり考えられるので、そういうことのないようにしたいと思います。

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