詰将棋の話など

最近の日課として、毎日見開き2ページだけ「短篇名作選」を解いています。
当然ながら名作ばかりで、面白いです。
いま、自分が生まれた頃を過ぎ、もうすぐ将棋を覚えようかという頃なんですが、この手筋が当時初出だった、とか分かるのもいいですね。

(指し)将棋も、いまでは当たり前の手筋や囲い、戦術などが、当時は斬新だった、見たことのない手だったということはよくあります。
それは当然、名局あるいは新手・新構想としての価値を持つものです。
そういう棋譜と解説をひとつにまとめたら、意義のあることではないかと思いました。

また、「この詰将棋がすごい」という超マニアックな詰将棋雑誌があるんですが、あれの将棋バージョンもあると面白いのではないかと思っています。
「名局セレクション」があるじゃないかという声もありそうですが、あれはあれで良いと思うものの、ちょっと大衆的というか、特有のディープな熱量がちょっと及ばない感じがしています。
まあ、あまりマニアックすぎると採算ベースに乗らないかもしれませんが・・・

ところで詰将棋の本も、昨今の藤井ブームで売り上げが伸びてるんでしょうね。
もともとの数がそれほど多くないと思うので、そのぶんインパクトも大きいのではないかと思います。
我々プロ棋士はあくまでトレーニングのために取り組むものですが、普通の人にとってはその必要はなく、端的に感動できるものだと思うので、その世界が多くの人に知られたら良いなと思います。

 

昨日はA級の三浦ー行方戦、棋王戦の橋本ー黒沢戦、王将戦の菅井ー斎藤戦と、どれも終盤の詰む詰まないが超難解で、非常に面白い将棋でした。
中でも菅井ー斎藤戦は序盤の数手目から前例のない戦いで、しかも両者ほとんど玉を囲わないまま戦いに。
見たこともない不定形、かつ吹けば飛びそうな陣形で、150手も大熱戦が続くというのはすごいことです。

いま、プロ棋士に必要なのは研究よりも対応力かもしれません。
菅井王位はタイトルを取っても変わらず、これからもアイデアを見せてくれそうで楽しみです。

今日の中継は、青流戦に藤井四段が登場。
初の番勝負登場なるかは、かなり注目されているところと思います。

他に叡王戦もあり、札幌ではJT杯。
早指しをたくさん楽しめる一日ですね。

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