早いもので今週ももうすぐ終わり、週が明けたら10月ですね。
すっかり涼しくなってきて、気の早いところではそろそろ年の瀬の準備といったところでしょうか。
クリスマス商戦に向けて、といった記事も見かけるようになってきました。
月日が経つのが早く感じる一方ですが、「一日一日を生き生きと生きる」を日々心掛けて、実践したいものです。
1週間の旅行のあともしばらくのんびりしていたせいで、さすがに最近忙しいです。
と言っても、おもな用事は将棋を観ること、なわけですが。
若い頃と比べると、取り残される不安、みたいのはいまはもうないので、これからも自分のペースで、勉強を続けていきたいと思っています。
明日からは出張が入っていて、帰ってきたら来週は対局を含め毎日何がしかの予定があります。
棋士の立場に戻ってから半年が過ぎ、だいぶ棋士らしい生活になってきました。
充実した秋になるように、将棋を頑張りたいと思います。
昨日の中継は、最終盤は差がついた将棋が多い日だったなあ、と見ていたのですが感想戦コメントを読み直すと、そうでもなかったようで。
特に中田ー佐藤戦(王位戦)の99手目▲7二成桂という手はびっくりしました。
つくづく、将棋の終盤は難しいものだと改めて思いました。
そういえば、将棋というゲームは終盤に向かって難しくなっていく度合いが、他のゲームに比べて桁違いなのが大きな特徴だと思っています。
駒が少なくなっていくチェスや、盤面が埋まっていく囲碁(オセロも)、駒がすれ違ってぶつからなくなるバックギャモンなどと比べて、将棋は終盤になっても手の選択肢が減らない(むしろ増える)上に、明らかにこの一手とは決まらない場面が非常に多い。
難しく、スリリングだからこそ面白い。まさに将棋の醍醐味と思います。
今日の中継は、王将リーグの開幕戦などの3局。
今期の王将リーグ、渡辺竜王(僕より3歳下)が上から数えたほうが早いとは、なんとも若いメンバーがそろったものです。
最新の力戦形(?)からの終盤の熱戦が、多く見られるリーグになるのではと予想しています。