今日から竜王戦第2局、舞台は岩手県大船渡市。
この地は三陸と呼ばれる地域で、東日本大震災で大きな被害のあった場所です。
あれから6年半あまり、いまも復興は続いているとのこと。
将棋がそんな地元の人々の癒しであったり、支えになればと願います。
来春には囲碁の棋聖戦が打たれることも決まっているそうですね。
中継ブログの前夜祭の記事で知りました。
同じ読売新聞の主催ですので、合わせて誘致して下さったのかもしれません。
戦型は大方の予想通り(?)角換わり拒否の出だしで雁木模様に進んでいます。
最近はこの将棋を本当によく目にするようになりました。
今年度前半の流行を受けて、後半のトレンドを左右する一局になるでしょうか。
昨日は叡王戦に注目して観ていました。
弟弟子の澤田六段が、難しい将棋を続けて制して本戦へ。
彼とはいまだに一局も指したことがないのですが、見ている限り秒読みの安定感が抜群です。
決勝の一局は飛車を取られたあたりではだいぶ苦しく見えたのですが、実際はそうでもなかったようで、さすがプロの将棋だなと思いました。
叡王戦はこれで13枠(+佐藤叡王)まで決まり、週明けの九段戦2局で、本戦進出者が出そろうというスケジュールのようです。
久保王将・菅井王位・そして昨日の中村王座と、今年に入ってからタイトルを獲得した3人がすでに敗退。
波乱という感じはなくて、もともとが紙一重なのだと実感できる結果なのではと思います。
また日付戻ってリコー杯の1局目は、加藤女王の勝ち。
里見さんが中盤で▲5三銀と打ち込んだ手が、あまり見ない攻め筋で印象に残りました。
なるほどと思ったその局面から、加藤女王の切り返しが見事でした。
挑戦者先勝で、シリーズもいっそう盛り上がりそうな感じがします。
今日はこれから石神井へ。
飯塚七段主宰の教室に、ゲストでお招きいただいています。
そういえば東京での指導対局は案外久々な気がするので、楽しみにしています。