記録四冠

昨日のエントリには、対局のことでいくつかコメントをいただきました。
どうもありがとうございました。
やはり棋士は自分の対局を応援していただけるのが一番励みになりますね。

ただこないだの将棋は終盤ポッキリ折れてしまって残念でした。
また頑張りたいと思います。

実はその夜、たまたま帰宅の途で職員さんにバッタリ会って、ずいぶん遅い時間に、と思ったら藤井君の年度記録四冠(勝数・対局数・勝率・連勝)が決定したとのことでした。
藤井聡太六段、将棋大賞記録4部門独占のお知らせ

これは当然ながらとんでもないことで、そもそもどれひとつとっても当然最年少記録のはずですから、この一年でたぶん最年少記録の十冠王ぐらいは達成していると思います。
(適当です。誰か数えてください笑)
草生える勝ちっぷり、という表現を最近某ブログで見たような気がしますが、たしかに草も生えるだろうし、これぐらい勝ったらさぞ将棋楽しいだろうなあ。

それはさておき、そんなこんなで連盟の広報もこの一年は空前の忙しさだったでしょうね。
これは絶後にならないよう、来年度も頑張っていきましょう。

ところで、藤井君の記録のうちヤマダチャレンジ杯と叡王戦のふたつはごく最近新しくできた公式戦なので、そういう意味では前の体制もかなり彼の記録に貢献しています。
やはり棋戦ができることが何よりも将棋界の活況につながるわけで、将棋ブームのいまこそさらに棋戦が増えるよう、現体制には頑張ってもらいたいと思っています。
棋戦があと2つぐらい増えたら勝数とか対局数でも新記録が生まれるかもしれませんし。
ただ最近ネット上でよく見かける話題が「藤井四段の29連勝の記録を藤井六段が破るのではないか」いや、さすがにこれだけはないと思いますけどねー。

それと最近よく思うのは、こういう信じられないような記録の数々も、周りが一生懸命やってないと価値が下がってしまうんですよね。
たとえば相撲には69連勝(でしたっけ)とかいろんな記録があってもちろんそれはそれですごいと思いますが、やはり横綱相手に皆が勝とうとして挑んでいたかというとさすがに微妙な気がします。
藤井君の場合、いまや賞金首のような扱いを受けていて、誰もがその一局でヒーローになろうとして向かってくるので、この記録の価値はさらに高いのではないかと。

そういう意味では、たとえば自分のようなごく普通の棋士が、特に目立つわけでもないけれどいつも一生懸命指している、という当たり前すぎて何でもないことも、実はこの世界の価値を高めているのではないか。
と最近思うようになりました。

ということで最近負けが込んでいる自分を鼓舞して、次の対局も頑張ります。

5件のコメント

  1. 1:最年少四段昇段(14歳2か月)
    2:加藤一二三 九段との年齢差の対局(62歳6か月)
    3:29連勝(デビュー戦から負けなし)
    4:順位戦一期抜けで、中学生五段昇段(18.02.01)

    5-0:中学生棋戦優勝(第11回朝日杯将棋オープン戦)
    5-1:五段昇段後、全棋士参加棋戦優勝により六段昇段
    5-2:それにより、中学生六段達成

    6~9:対局数・勝ち数・勝率・連勝数の四冠達成。

    個人的に気になるのは、竜王戦であと2勝(5組決勝進出)すると規定(六段昇段後竜王ランキング戦連続昇級または通算3回優勝)により、七段昇段となりますが、この場合新人王戦には来年以降出場できるのでしょうか?

    新人王戦の出場王権に

    参加定員・資格
    1. 26歳以下(10月1日現在)
    2. 六段以下(タイトル戦経験者は除く)

    と言う物がありますが、年齢的には約10年あり、しかし段位は超えてしまう。
    この場合、七段でも出場できるのでしょうか?

    1. 追記

      順位戦 C級2組 最終戦に勝って、全勝での一期抜け(6年ぶり)
      年度60勝達成(史上4人目)が追加されましたね。

    2. 七段になると新人王戦は卒業ですね。ということで新人王戦卒業の最年少記録も濃厚でしょう。

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